FGO ナウイ・ミクトラン117 | ヒロこぼら/FGO/バンドリ/ウマ娘他のゲームブログ

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日々のゲームのことを物語調で綴っています。主なゲームはFGO、バンドリ!ガールズバンドパーティ、ウマ娘となります。ゲストと真面目なヒロこぼら、ハチャメチャこぼら、廃課金猫ゴマたち猫がどのように関わるのかを楽しんで頂けたら幸いです。それでははじまりはじまり〜

これは第二部第7章ネタバレを含んでいます。


公開からかなり日が経っているため、大半の方はクリアされていると思いますが、まだクリアしてないよ!って方は、まずゲーム本編をクリアしてからにしてください


ブログストーリーは基本的に本編に沿って構成されてはいますが、うちの猫たちが登場する関係でストーリーがifモードになっています。


FGOをプレイしていない方や、それでも気にしないって方はいいのですが、私としてはできれば本編を見てからこのブログストーリーを見ていただきたいなぁと思ってますね。


以上、宜しくお願い致します。













瑞穂が未来から来た裁定者と戦っていた頃…

太公望:僕たちがやるべきこと・・・それは…あのORTを倒すか少しでも削ること・・・

プトレマイオス:確かにそうだが・・・何か違和感があるな・・・

イスカンダル:何故、進路変更したかだな?
プトレマイオス:うむ・・・

晴信:そこを落とす意味があるんだろ・・・ということは・・・

太公望:そう、ここでの削りは悪手。なぜならORTの進路はメヒコシティ進路変更してまでメヒコシティに行くということは、あそこにORTにとって重要なものがあるということ。あそこには絶対に行かせてはいけない・・・

沖田:瑞穂さんは、ここを私たちに託して戦いに赴きました・・・今できることをやりましょう!それがカルデアのため…さらには瑞穂さんのためになるはずです!

太公望:ふふふ、その通りです・・・
イスカンダル:で?どうするのだ?

太公望:(この布陣は、瑞穂さんがいないと極めて難しいですが…やるしかなさそうですねぇ)
ここはORT完全撃破を狙うしかない。
まずはプトレマイオス殿ORTの正面から宝具による攻撃を。それでORTの前進を阻みます

プトレマイオス:わかった。引き受けよう

太公望:次に杉谷殿武田殿の宝具で遠距離攻撃、さらに雑賀殿による遠距離支援の間にテセウス殿がORTを攻撃する

テセウス:よし。頼りにしているよ?
善住坊:やってやるさ
孫一:任せて
晴信:残りはどうする?遊ばせておくつもりか?

太公望:まさか・・・イスカンダル殿沖田殿最後方にあって、万が一ORTが突破した時の防波堤になります。この部隊は、何としてもORTをメヒコシティに行かせないようにするための部隊ですね

晴信:なるほど・・・いや、いい
(そのための二段…いや、プトレマイオスを先鋒にした三段構え・・・護りながら戦うか…完全撃破といいながら・・・なんだ?その消極策は…)

太公望:宝具の後は、それぞれ得意な距離で戦闘を開始!最悪の場合は…少しでも進撃を阻み、次のカルデアの攻撃までの時間稼ぎを。また、もしORTを倒せそうな場合は我々も援軍として駆け付けます!

沖田:・・・承知
イスカンダル:うむっ!

太公望:申し訳ありませんが・・・瑞穂さんがいないのが僕の最大の誤算でした…生き残る術はないと思ってください・・・

晴信(瑞穂を最初から当てにしていたか。なら仕方なかろうな・・・)

沖田:あれ相手ですよ?できたら奇跡ですって~これまでにどれくらいのサーヴァントがやられたと思ってます?

太公望:確かにそうですねぇ・・・片道切符の特攻作戦…皆さん、ご武運を!

全員:おうっ!

太公望:(最初思い付いた作戦・・・瑞穂さんを軸にした包囲殲滅戦・・・あの強くなった彼女を中心に、カルデアや猫さんたちを巻き込んだ一大決戦にするつもりが・・・まさかの邪魔者が来るとは…僕も運がないなぁ・・・)


太公望指揮の下、未来のサーヴァントたちがORTに立ち向かう・・・

プトレマイオスが・・・
杉谷善住坊が、
テセウス


そして・・・武田信玄が・・・
雑賀孫一が・・・
ORTに立ち向かい消えていく。

さらにライブラリから召喚された
イスカンダル
沖田総司
・・・も参戦したが・・・
生き残りはいない…

太公望:・・・これはもう、戦略とかないですね…ただのどちらかが倒れるまで続く消耗戦・・・困ったものですねぇ・・・
瑞穂さんはまだ…来ませんかぁ。どこで・・・狂ってしまったんでしょうか。あの三段構えも同じ。プトレマイオス殿の位置には瑞穂さんがいて、その隣に沖田殿が・・・超攻撃的な布陣だったのになぁ…ただの防衛戦になるとか・・・なんなんですかねぇ…
瑞穂さん、申し訳ない。私も一矢報いるとしますかっ!
打神鞭!

そして・・・太公望も終戦した・・・

彼の作戦に瑞穂がいたらどうなっていたのか…
それを知るものはいない。


第5層 メヒコシティ

ORTが来た…オセロトルたちは嵐が来ると表現しているが、あながち間違いではない。
そこに住む者たちを絶滅させる嵐でもあるからだ。


ここにディノスたちを裏切った神官ヴクブもいた。
花の戦争の後、チチェン・イツァーの牢に閉じ込められたものの、鍵をかけていなかったため容易に抜け出せたのである。

オセロトルたちはメヒコシティをORTから守るために武器を取る。それを見たヴクブは何をしようとしているのか理解に苦しんでいた。


ヴクブ:あの怪物が見えないのか!?ヤツの狙いは太陽だ!メヒコシティはもうおしまいだ!おとなしく逃げろ!私に付いてこい!神官の護衛だ。他のオセロトルたちに自慢できるぞ!なぜ戦う!王のためか!?

敵うはずもない相手それでも戦おうとするオセロトルたち・・・理解不能の行動だ。テスカトリポカもいない、クリプターもいない、いったい何のために戦っているのだろうか・・・これは街を護れという王の命令なのか?


オセロトルが私のよく知る言語を話した。独自の言語しか持たなかったオセロトルたちがである。
彼はこう言った。街のためミクトランのために戦うのだと・・・生き続けるために、もっとかしこくなるために、もっとこどもたちを笑わせるために戦う

それは神のためじゃない世界のために戦おうとしているのだ。


彼はチチェン・イツァーに太陽を戻そうとしているようだ。彼らの本能がそう言っているのか、さっき私が言った太陽の話を信じたのかは解らない。

ヴクブ(その上で守るというのか!?自分たちではなく、それ以外のものを!?)

オセロトルの在り方がディノスに少しでもあれば


ヴクブがどんなディノスか知っている・・・仲間を裏切り、自分だけここに逃げてきたディノス。だが生きるためにいつも必死だったディノスでもある。だからキライじゃない
オセロトルたちを相手にしないディノスの中で唯一戦う相手だと認めてくれたディノスがヴクブだった

協力してほしいが、無理かもしれない。でも太陽を動かしたい!

ヴクブ:祭壇はただの飾りだ!チチェン・イツァーから奪ったがあるだろう!太陽はそれに引き寄せられる!

彼は協力してくれた。良かった・・・
そうだ、これをにあげよう。以前、誰かからもらった選ばれた幸運。これを太陽を運んでくれる彼に渡そう。
彼は「栄養補給になる」と言っていたが…食べるつもり・・・なのか??


石を運んでくれる交換と言って、彼がヴクブに渡した髑髏の飴ぐだ子が霧の世界でテスカトリポカからもらったもの

それを彼女が最初に訪れたメヒコシティでククルカンのために、あるオセロトルに商品との交換で渡したもの・・・

それが巡り巡ってヴクブの手に渡った。まるで彼女の救いたいという想いが、その髑髏を通じて広がりを見せているかのように


ヴクブは彼の名を尋ねる。
彼は言った。「クワウテモク」だと。神ではなく、王からもらった名であった。

彼は戦場へ行く・・・
ヴクブは彼の背中を見送った。

ヴクブ:なにしろ私も同類だ。一度奪わせたものを自分の脚で戻しに行く。これほどの愚行、ミクトランにかつてあるまい・・・あぁ、忌々しい…

そう悪態をついてヴクブもチチェン・イツァーを目指して飛び立った。自分のためではない…全てはミクトランのために…

ぐだ子の・・・いや、ミクトランの運命をも変えるかもしれないことをしたオセロトルの名は、クワウテモク

それは汎人類史における、アステカ王国最後の王の名。スペインに占領されたテノチティトランで王位を継ぎ、最後まで戦った勇敢な若き王の名である。


太公望たちの決死の攻撃は、カルデアの次の攻撃こそなかったものの、オセロトルたち決起を促し、ORTの目的である太陽チチェン・イツァーに移動させる行動に繋がったのだった・・・


The end


出演
武田晴信
プトレマイオス
太公望
沖田総司
イスカンダル
雑賀孫一
テセウス
杉谷善住坊


ヴクブ



あとがき
ここ、実は取り上げるか最後まで迷いましたね。省いた部分の後日談もあったからでもあるんですが…

それでも取り上げたのは、太陽が動いた経緯をちゃんと書きたかったから。それには、最初のメヒコシティで省いた髑髏の飴のエピソードが必要であったため、それを少し付け加えています。

まぁ、理由はそれだけではないのですが、今言えるのはそれくらいですかね。

このORT戦の書き方は、今までと少し違います。本来は先を知らない状態で書いてから、全体を読み直しながら整合性を保っていく感じ。

それに対してORT戦戦いの顛末を全て知った上で書いています完成版歴史通りの展開になってないのですが、これ再編集前は歴史通りだったんですよ?

その名残りがヴクブとオセロトルのやり取りなんです。だから、この部分は弄ってません。

歴史と言えば、これは以前テスカトリポカが見せた未来とほぼ同様だと思います。あの時のORTの動き覚えてます?チチェン・イツァーに向かいましたよね?ここで太陽を手に入れたなら、何らかの変化があったはずです。

太陽がチチェン・イツァーに移ったから、あの時チチェン・イツァーにORTが向かったと考えられませんかね?

最後に、メインストーリーの部分は私の主観も入っています。だから、解釈違いもあるかもしれません。そこは大目に見てやってくださいませ。


冒頭の場面は、番外編⑪〜⑬、聖杯戦線、ぐだぐだ超五稜郭ピックアップサーヴァントの戦いですね。
ゲーム本編では、オセロトルの決起しかありませんので、ここはブログストーリーオリジナル展開になります。

沖田さんやイスカンダル参戦が叶ったのも、ORT戦☆5を1人しか使わなかったから出来たこと。過去の私に感謝ですね(笑)

太公望の宝具画像だけは・・・どうしようか迷いましたね。そもそも太公望は軍師として登場予定でしたので、最初は宝具画像すらなかったんです。

でも、太公望は一矢報いようとするんじゃないかと思ったのと、過去のガチャ報告読んでない方は私が太公望持ってないから宝具画像ないんだ〜とか思われそうだったので(笑)、急遽画像を加えた感じです。

ちゃんといますからね?
私の場合、持ってるサーヴァントを数えるよりも持ってないサーヴァント数えた方が早いですから(笑)

これまでの再編集で一番の難関がこの話でした。
ここ、すでに弄れないほど完成してましたし…
それ以外にも似たような話があるにはありますけど…まだそこまで再編集できてませんからねぇ。

これに関しては今後の番外編があるかどうか…かもしれませんね。私的にはない方が楽ですが(笑)

軍神vs瑞穂ちゃんは・・・
さてさて・・・どうしますかねぇ・・・


次回12月25日公開予定

ではでは~(⁠๑⁠•⁠﹏⁠•⁠)♪