ドイツの3月は、
夏時間から冬時間に変わる月。
最終週の土曜日から
日曜日にかけての夜中に、
時計の針が一時間進みます。
今は日本との時差は8時間。
夏時間になると、時差は
7時間になります。
日本のように夏時間と冬時間の
区別のない国出身者からすると、
この概念は少し分かりにくい。
春、日の出の時間が早くなるから、
その分一日の活動を早めて、
陽の光を有効に使い、
電気消費量を抑える、
みたいな意図で
始められたそうなんですが...
海外暮らしの15年間はずっと
サマータイムのある国で過ごしてきましたが、
あんまりメリットを感じない、
というのが正直なところです(笑)
さて、日本の3月といえば、
春の桜を見にいく旅行シーズンが
始まる頃でしょうか。
旅行に行かれる際、準備は
まず何から始めますか?
旅行ではないんですが、
2011年の10月、
ドイツへ移住すると決めた時に
やったことの一つが、
ドイツに関する色々な本を
読んでみることでした。
夫はドイツ人ですが、
日本にいる時にドイツと全く
接点のない暮らしをしていたので、
ドイツって一体どんな国なのか
あんまりイメージが
湧かなかったんですよね。
買い求めた本のなかで、もう何回
読んだかしれないくらい、
私のドイツ暮らしのバイブルに
なっている本が二冊あります。
門倉タニアさんという方の
書かれた本で、タイトルは
「タニアのドイツ式部屋づくり」
そして
「ドイツ式暮らしがシンプルになる習慣」
本のなかに書いてあったことと、
....朝の習慣、というよりも、
夫と暮らし始めてから、
我が家は、朝一にお白湯を飲んで、
まず水を用意しておきます。
それから、お白湯を飲む
それぞれのマグカップと、
緑茶を淹れるための急須と湯呑み。
これを前の晩に準備しておくだけで、
朝のゆとりが全然違います。
リビングのサイドボードの一角に
緑茶コーナーを作っているんですが、
そこに湯沸かし器と
お茶を入れておく茶筒、
湯呑みと急須を、
夜のうちに全部セットしておくんです。
あと他に、夜のうちにしておく
朝のための準備は、
朝ご飯のお味噌汁です。
我が家は、朝ご飯は毎日同じで、
細ネギと卵のお味噌汁です。
たまにお豆腐とか、じゃがいもが
入る時もありますが、基本はシンプル。
夜ご飯の準備をする際に、
細ネギもついでに刻んでおきます。
それをお味噌汁用の小鍋に入れて、
水も入れて、たまに出汁用の昆布も入れて、
調理台においておきます。
朝は、それを電気コンロに移動して
火にかければOK。
このルーティーンを作ってからは、
朝の時間に、すごくゆとりが生まれました。
特に犬を迎え入れてからは
朝の散歩が加わったので
朝時間は1分でも貴重!
夫に一度、聞いてみたんですね。
夜のうちに翌朝の準備をしておく習慣は、
どこで身に付けたのか。
答えは、お母さんでした。
夫のお母さんは、社会人向けの
夜間学校の先生をやっていた方なんですが、
夜帰ってくるのが遅いんですよね。
翌朝バタバタしないために、
色々と準備を整えてから
寝ていたそうなんです。
それをみて育った夫は、
夜準備する習慣が身についていて、
日本に住んでいた時も、
ドイツに帰ってきてからも、
ずっとそれを実行しています。
だから、例えば
夜に食べたり飲んだりしたものの食器を、
シンクの中に残したままで寝るのは、
すごく嫌がります(笑)。
確かにね、朝起きて、
まず台所の片付けからしなきゃいけないよりは、
パッとその日のためのことに
取り掛かれる方が気分がいいですし、
気持ちのゆとりも生まれますよね。
まぁもちろん、本当に疲れていて
片付けしないで寝る日もありますが、
そんな時は、朝はお味噌汁じゃなくて、
近所のパン屋さんのクロワッサン。
それはそれで、たまにだから楽しい、
という、別の意味でのゆとりでも、
あるかもしれません。
さて、あなたには、日々の暮らしに
ゆとりが生まれる習慣、
何かお持ちですか?
こんなルーティンがあるよ!
というのが、あったら、
ぜひ教えていただけると嬉しいです。