先日獣医さんで遭遇した
獣医さんの待合室で順番を待っていたら、
「そんなに怖がらなくたって、
これを、まるで言い捨てるような口調で!
帰宅後、夫にそのおばさんの言葉を伝えたらば...
*「ベルリナー」=「ベルリンっ子」
以前にも実は、バスの運転手さんが
意地悪というわけじゃなくて、
その日夫に教えてもらった
新しいドイツ語の表現があります。
それは、
Doppelt so hart gesagt wie gemeint.
(本当に思っていることの、倍、ハードに言う)
これが、いわゆるベルリナー的発言の特徴。
他のドイツの街には住んだことがないので、
自分の中で比較材料がないですし、
もちろん色々な人がいる。
ベルリンの人がみんな直球を投げまくって
いるわけでは決してないのですが、
こういう物言いをする傾向は確かにある。
でね、それは一体どこからくるんだろう?
って夫に聞いてみたんですね。
そうしたら、こんな答えが返ってきました。
キーワードは、1945年〜1955年
ドイツは第二次世界大戦で敗戦国になりましたが、
ベルリンはドイツの中でも特に打撃を受けた街。
戦後はアメリカ、イギリス、フランス、ロシア
四カ国の統治下に置かれ、特にロシアの管轄だった
東ベルリンは、終戦から10年ほどの間、
かなり厳しい時代だったんですね。
自分の身を守るのは自分。
弱みを見せてはいけない。
そういう時代を経て、思っているよりも倍、
きつい発言で自分を守る、みたいな傾向が
出来上がったんじゃないか。
これが夫の見解です。
ちなみに、待合室で豆鉄砲に当てられた私は、
そのおばさんの様子を観察してたんですね。
連れてきた犬には優しい言葉をかけていたし、
根は優しいおばさんなんだって感じは、
確かにしていました。
今回の獣医さんでの出来事、そしてその後の
夫との会話を通して、思いました。
せっかくこの国にいるんだから、
あれ?と思ったことは、
この国の人に聞いてみるに限る!
そうすることで、
自分が教科書の中でしか知らなかった事実が、
肌感覚で理解でき、視野が広がる気がします。
きっとこれからも、ベルリン暮らしの中で、
ギョッとしたりとか、そりゃないぜ!って思う
発言や態度に出会うと思います。
それは、ここで外国人として生きる自分が、
また一歩、この国への理解を深めるチャンスだな、
と捉えるようにしたいです。
もちろん、何でもかんでも受け入れよう
と言うことではなく、ここは私には受け入れられない、
と言う部分は大切にして行きたいなってこと。
例えば、以前インスタのストーリーズでシェアして、
かなり反響があった、うんちがついた靴エピソード。
外でよその犬のうんちを踏んじゃった夫が、
その靴をバスタブで洗うと言って私が猛反対した、
と言うエピソードですが、そう言う生理的に
受け入れられないことって言うのも、
もちろんあるんですよね。
理解を深めるのと
受け入れるのとは、
また別。
もしあなたが海外にお住まいで、
その国でギョッとしちゃった発言や
アクションがあったらぜひ教えてください!
楽しみにお待ちしています☺️
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