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ドイツ会社員歴約２０年
グローバルキャリア＆ビジネスコーチ
ブットラー惠子です。
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勤務先で製造部の同僚が
退職することになり
ここ数週間
人事採用が行われていました。
実際の応募人数は不明ですが
面接に来た４人の中から
最終候補者が２人に絞られました。
そして残った二人は
二次審査も兼ねて
半日ほど「お試し転職」を
しにきました。
「お試し転職」というのは
今の会社を辞めずに
実際に転職先候補で
職場体験をすることです。
採用担当の同僚には
１次面接が終わった時点で
「イチオシ」の候補者がいました。
だけどお試し転職体験後に
採用が決まったのは
もう一人の別の候補者でした。
私は意外な決定に驚いたのですが
採用担当者の同僚の話を聞いて納得。
彼がイチオシだった候補者は
とても気さくで
そこが良いと
最初は感じたようです。
だけどお試しで働いた後の
二次面接では
気さくさが度を超えていたそう。
「お試し転職体験」のために
今の勤務先には「病気」と
ウソをついてずる休みしたと
屈託なく話す。
面接が終わり見送ろうとした
採用担当の同僚の肩をポンと叩く。
「面接前からこんな態度なら
入社後も手を焼くのは
目に見えている」
と採用担当の同僚は思ったようです。
それは確かに気さくさを超えて
マナーがヒドイかも(;'∀')
だけど彼は南欧出身なので
これも文化の違いかもしれません。
南欧の方って
（南に行けば行くほど）
明るくて気さくな方が多い。
だけどそれが初めは
シャイというか
他人との距離感を保ちたい
ドイツ人とは合わない。
職歴やスキルは一番
合っていたようなので
残念ですが仕方ありませんね。
日本人で面接の時に
こんなにくだけた態度になることは
まずないでしょう。
だけど海外企業との面接では
やはり文化の違いに
気を付ける必要があります。
特に気を付けたいのは
・アイコンタクト
・受け身
の2つです。
一つの目線に関しては
よく耳にすることだと思いますが
欧米の人は目を見て
話すのが基本的なマナー。
「じっと目を見たら失礼」
という日本の文化とは逆なので
ちょっと長めに
目を見るよう意識することが大切です。
だけど難しいのが2つ目の
「受け身にならない」こと。
どういうことかと言うと
日本人は採用される側の立場が低い
ような意識を持つ人が多い。
だから質問にも聞かれたことだけに
最低限答えるだけですが
これだと足りない可能性があります。
なぜなら欧米では
候補者も企業側に
積極的に逆質問をしますから。
私も今の会社に入る前は
何社がドイツ企業の
面談を受けました。
そこで意識したのは
やはり私から採用担当者へ
逆質問を積極的にすること。
事前に準備していた
質問もありますが
業務内容の説明を聞いて
不明な点を多く質問しました。
そうすることで
コミュ力と働く意欲を
アピールしたんですよね。
おかげでドイツ語は
ネイティブでないにも関わらず
複数の会社から
採用を頂きました。
海外企業の面接というと
語学力だけを
心配する人もいます。
だけど私の採用経験からすると
面接官は質問に対する
候補者の答えの内容だけに
注目しているのではありません。
表情や目つき（もしくは接触）など
非言語コミュニケーションにも
注目しているものです。
なので海外企業との面接に備えて
言語力と同時に
文化の違いにも気を付けて
準備をしましょうね。
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