語学力×職歴でヨーロッパ就職を叶える♡
ドイツ在住歴約２０年
ドイツ就職・海外キャリアアドバイザー
ブットラー惠子です。
ドイツは少しずつ暖かくなってきて、
春の気配です♡
フランクフルト・アム・マイン
さて、今週は「言葉」
に関する記事が続いたので、
今日も同じテーマで。
というのも今週の私は、
思いっきり
ドイツ語の壁にぶち当たりました。
でも実は私一人ではなく、
ドイツ人の同僚たちも一緒にです。
何があったのかというと、
最近EUの輸出申請の内容が変わり、
提出書類に記入することも
一見かなり変わりました。
私たちが一番困ったのは、
いわゆる業界用語。
その単語が何を意味しているのか、
もしくはどんな定義なのかが
私たちには、
分からなかったんですよね。
なのでドイツ人の２人も
言葉の定義を把握するのに
グーグル先生で調べながら大苦戦。
外国人の私は早々に
同僚に任せて他の仕事を
することにしました
（自分の限界を知ることも大事(;'∀')）。
でももしこれが日本語でも、
やっぱり私は
同じように苦戦したと思います。
言葉の問題というのは、
時としてその言葉の定義とか
その物自体を知らないから。
例えば私が好き
アガサ・クリスティーの小説によく
「マントルピース」
という言葉が出てきます。
日本に居る時は、
「暖炉の装飾」という
翻訳をみてもよくなんだか
分かりませんでした。
でもドイツで暖炉が身近になり、
マントルピースが
なんのことなのかようやく
腑に落ちました。
だからそれを
語学力のなさと混同するのは
間違いなんですよね。
暖炉周りの白と黒の装飾部分がマントルピース。
でも逆のことを言えば、
なんのためにやる作業なのかが分かれば、
言語力が少し足りなくても
仕事をこなすことは可能です。
例えば私はドイツで語学学校に通い、
９か月後にはドイツの会社で
インターンシップに参加しました。
言いたいことは言えなかったけど、
それでも指示された
仕事内容は全部把握して、
きちんと仕事をこなしていました。
なぜなら、何のための
作業かというのを把握して
何が必要か考えながら
仕事を作業したからなんですよね。
そのおかげで
産休に入る予定だった方から、
「産休中の代理」として
推薦していただきました。
予算の都合で
就職は叶いませんでしたが、
大いに自信につながったのは
言うまでもないでしょう。
だからよくクライアント様から、
「ドイツで働くためには
TOEICで何点必要ですか」とか
「ドイツ語はB2ぐらいないと
ダメですか」
とかご質問を頂きます。
だけど恐らくTOEICが満点でも
ドイツ語がC2でも
知らない業界用語は出てくるでしょう。
つまり語学検定試験のレベルは、
あくまで目安です。
仕事をこなすために
必要な語学力というのは、
自分の言いたいことが言えるか、
相手に言うことが理解できるか。
所詮日本人でも知らない
日本語があるように、
全ての外国語の
単語を覚えることは無理です。
だから海外就活では
「完璧な語学力」は目指さず、
少しずつ「今より上の語学力」を
目指していきましょう。
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