ドイツ在住歴約20年
海外キャリアデザイン・アドバイザー
ブットラー惠子です。
コブレンツ
Reference Letterって
聞いたことありますか。
「Reference Letter」は
推薦状のことで、
ドイツ語では
「Arbeitszeugnis」といいます。
つまり、例えば前職の上司が、
あなたの業務内容、
勤務評価などを将来の勤務先に
伝えるための書類です。
アメリカやイギリスの
英語圏を初め、海外での
就職活動では、履歴書と一緒に
送るのが一般的です。
アメリカでは電話での
照会が一般的ですね。
私がドイツで最初にもらった
「Arbeitszeugnis」は、
メッセ運営会社での
インターンシップ終了後。
当時付き合っていた
ドイツ人はこの
リファレンス・レターを見て
吐き捨てるようにこう言いました。
「この内容はひどいね」
理由を聞くと、
「ドイツ語をマスターしきれて
いないにも関わらず…」
と書いてあるからといいます。
私はインターンシップ
終了後、日本に帰国。
数か月後に観光客として
再びドイツに戻って、
就活を始めました。
就活方法が分からなくて
初めの数か月は、全くの苦戦。
でも就活方法を変えたら、
あっさり就職が決まりました。
理由はというと、
就職活動をかけたのが
日系企業だったからです。
つまり推薦状を読む人が
いなかったのです。
その証拠にこの時の
就職先の日本人の上司は、
何かの話のついでにこう言いました。
「僕は推薦状なんてまったく
見ないよ。参考にならんから」
日本に推薦状という文化は
ありません。
だからドイツで就活と言えども、
日系企業ではドイツ企業ほど
推薦状は重視はされないのです。
それにドイツの日系企業間での転職で、
もし推薦状があったとしても、
採用が日本人の場合、
推薦状の読み方を知りません。
ドイツの推薦状には
人事担当なら分かる隠語が
隠されています。
それが例えば駐在員などには
分かりません。
だからどの推薦状も一見、
「良いことしか書いてない」
ように見えるから、
参考にしないのです。
では、海外で現地企業への
就職を目指す場合は?
「ご要望があればで送付します」
と志望動機に明記するのを
おススメします。
日本では推薦状の発行は
一般的でないという
理由を一言添えておくと、
スマートです。
ちなみに私はさっき、
この記事を書くのにあたり、
当時のインターンシップの推薦状を、
読み返してみました。
確かに私の当時ドイツ語は、
当時今以上に、まだまだでした。
ただその後、採用経験も積んだので、
今なら隠語も分かります。
そして改めて読んでみると、
ポジティブな隠語が入っていて、
当時の彼が言うように悪くない。
そして彼が指摘した例の文は、
こう続いていました。
「ドイツ語はマスターしきれて
いないにも関わらず、積極的に同僚と
コミュニケーションを取っていた」
推薦状はあなたの味方です。
もし推薦状がある場合はぜひ、
履歴書と一緒に送りましょう。
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