こんにちは、
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キャリアとマインドをサポート
ドイツ会社歴16年
グローバルキャリア・アドバイザー
ブットラー惠子です。
ドイツでは日本人に対して
就労ビザが下りやすい。
それでも
就労ビザ、つまり就労許可が
すんなり
下りない時があります、
という話を先日書きました。
今日は再び、
就労ビザ取得が難しかった
ケースについて書きますね。
ワイマール
ドイツの大学で
音楽を学んだ日本人の
20代女性の話です。
彼女は大学に通うかたわら、
日本人が経営する
ワイン・ショップで
アルバイトをしていました。
ワインが好きな彼女は、
仕事は大変だけど、
頑張っていたようで、
お店からの信頼も
厚かったようです。
そんな働きぶりが評価され、
大学卒業後
お店で正社員として
採用されました。
ところが、ドイツで
音大生として学生ビザを
持っていた彼女が、
音楽とは全く関係のない
ワインショップで働くというのは、
ドイツの労働局にしてみれば
筋が通らないのです。
日本語が出来る、
というのを採用理由にしても
ビザは下りませんでした。
Dessau
就労ビザの窓口は外国人局。
就労ビザはなかなか下りず、
彼女は度々
色々な書類を持って
外国人局に行きました。
行くたびに長い待ち時間、
不親切な担当者。
色んな人の助けで
最終的には
就労ビザが下りました。
ただし、
ビザの期間は2年。
またあんな目に遭うのは
もう嫌だ、
彼女はそう言って
2年後ビザが切れるタイミングで
日本に帰国しました。
日本では、
大学や専門学校で
勉強したことと
就職先が異なる、
というのは
珍しくありませんよね。
例えば短大で文学部を
卒業したのに、
金融機関の社員になる。
でもドイツでは
勉強したことを就職に活かす、
というのが
一般的な考え方です。
だから通常は
そのために
関連業種で研修したり、
職業訓練を受けます。
この女性の場合、
音楽の専攻でした。
もしかしたら、
嘘でも
ワインショップで
定期的に音楽を演奏します、
ということにすれば
容易に話が
進んだかもしれません。
海外での就職を目指すのなら、
日本の大学でも
留学先でも
何を専攻するかを
考えることは大切です。
つまり、
ただ卒業しやすいという理由で
留学して日本語学とか、
言語系を選択するのではなく、
就職につながるような
専攻を選ぶ。
すでに日本で
職歴がある場合も
同じことです。
日本では看護師だったのに、
ドイツでは
勉強なしにいきなり
花屋の店員にはなれません。
職業訓練が必要です。
なので、
職歴を活かす。
もしくは、
勉強や職業訓練を受けたり、
資格を取得してから
異業種に転職活動を目指す。
そうすると、
就労ビザが
取得しやすくなりますよ♡
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