幸せじゃないけど満足な人 | ブットラー惠子 個人向け グローバルキャリア&ビジネスコーチング

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ドイツ会社員歴約20年。【海外で働きたい!】という夢やキャリアパスや仕事の悩みを解決思考力&行動力アップの方法をお伝えします♡

こんにちは、

 

ドイツ在住のブットラー惠子です。

 

先日から、ドイツでの

旦那との出会い、

元婚約者との別れなど

について書いています。

 

まだ読まれていなくて、

ご興味がある方は

こちらからどうぞ

 

1) 扉を開けてくれた人

2) 釣った魚に餌をやらない人

3) 迷いまくる人

4) 空を見上げる人

5) 後から必死な人

 

 

元婚約者のお母さんは

当時まだ50代半ば。

 

 

自営業をしていたり、

自分の母親の

面倒を見たり、

忙しそうでした。

 

それでもいつも

明るくて、

バイタリティに

溢れた女性です。

 

 

彼女の旦那さん、

つまり元婚約者の父親は

早期定年退職者。

 

でも時間があれば、

何かと友達と外出し、

家を不在にしがち。

 

だから、

お母さんが家庭を

一人で切り盛り

している感じで、

 

旦那さんとの関係には

少しすきま風が

吹いているように

見えました。

 

 

そんなこともあってか、

一人息子である

元婚約者のことは

とても大切にしていました。

 

というか、正直

私の目には

過保護に見える

ぐらいでした。

 

 

スピード違反の

常習犯の元婚約者に

代わって

罰金を払ったり、

 

30歳になる

息子にPCを買ったり、

車を買ったり。

 

それなのに、

元婚約者は

その有難みを

感謝することはなく、

 

普段から横柄な態度で、

 

気に入らないことがあると

すぐ母親に

怒るといった風でした。

 

 

 

私の当時の

ドイツ語力は

まだイマイチでした。

 

それでも彼女は

私のことを

最初から快く

受け入れてくれて、

 

色々と

親切にしてくれました。

 

 

そんな私が

婚約解消をしたので、

彼女も驚いたのでしょう。

 

お母さんから

電話がありました。

 

 

元婚約者はどうも、

 

私に他に好きな人が

できたから

婚約を破棄した、

 

という風に周りに

話していたよう。

 

 

元婚約者のお母さんも

早まってはいけない、

 

というようなことを

言われました。

 

 

だから、きちんと

元婚約者との

生活がどんなものか

伝えました。

 

 

元婚約者と私の関係が、

彼とお母さんとの

関係のように

なってきている。

 

 

正直、私は

そんな風には

なりたくない、

と思っていました。

 

 

なので、

彼のお母さんに

聞きました。

 

あなたは今、幸せですか。

 

 

 

すると少し沈黙があって、

 

「私は…

満足しているわ」

 

と絞りだすように、

答えたお母さん。

 

 

私は自分の決断を

確信しながら

言いました。

 

「私は

満足するんじゃなくって

幸せになりたいんです」

 

 

幸せと満足って

限りなく近いけど、

 

別のものだと思います。

 

 

満足って

自分だけが

満たされている状態で

 

幸せは

自分や自分の環境に

感謝できる状態、

 

そんな風に私は

思っています。

 

 

私の返事を聞いて、

お母さんは全てを

理解したようでした。

 

 

お互い涙声で、

元気でね、

と別れを告げて

電話を切りました。

 

 

元婚約者との

婚約破棄は、

 

ドイツの家族とも

言える人たちとの

別れでもありました。

 

 

それでも婚約を

破棄しなければよかった、

 

と思ったことは

一度もありません。

 

 

こうして、元同僚で

ある夫との交際が

始まったのですが、

 

これがまた

前途多難でした(;'∀')

 

 

続きは長くなるので

また後日。