「衝撃を受けたバイク」というのがSNSのハッシュタグで回ってきて、どーも字数の制限で書ききれそうにないので、これに書くことにした。
見ている人にとっては、オッサンの苔むした昔話なんぞ!聞くに堪えないと思いますが、暫しお付き合いを。
今時のneo-rider達は、コレに乗りたいから「免許取った」とか「大型取った」等々、目標を立てて、それに向かって努力し満願成就している人たちも多いと思いますし、そうすることが当然のような感じになっています。
ワタシら世代からすると、これはマジメで高尚な志に見えて仕方ないのですが、まー個人的な主観なもので、全てに当てはまるとは思いませんがね。
ワタシらはモットいい加減にバイク乗ってた気がします。ですがまー不詳ワテクシにも”衝撃を受けたバイク”は有ります。
まだバイクに興味のなかった、中学生だったころに「革ジャンをチョイスしたいから、適当なバイク雑誌を買ってきてくれ」と、兄貴に頼まれたことがありました。
無類の本好きだったワタシは、二つ返事で買い出しを承諾して"マルグン"の本屋に向かいます。
と、冒頭でも述べた通り当時は全くバイクには興味がなく、目の当たりにした雑誌の通販広告に”ライダースジャケット”のページが多い雑誌を買い求めた記憶があります。
結局買ったのは「ヤングマシン」で、その表紙にヤツはいたんですね(笑)。
ブランニューのショベル・ヘッド・カフェレーサーXLCRです。
当然ですが雑誌買ってきた当時はバイクに興味もなく、徐々にバイク熱に侵されてきた数年後、その雑誌を改めて観てカッチョ良いなー。と思った次第で…。
しかし、環境の違いなのかどうなのか分かりませんが、「衝撃をウケ」て「憧れ」はしましたが、”乗ってみたい”or”所有したい”と思うかと言われれば、それはまた別の話です。
紙面に踊る”逆輸入”の国産リッターバイクや、少量生産の”希少バイク”はスーパーカー小僧の趣向に近い物が有って、好き嫌いというよりも「スゲー」って感情が優先だったような気がします。
改めて考えるに、この漫画も個人的な趣向に一役買っている気がします(笑)。
そもそも、見かける台数が圧倒的に少なかったですからね。
だから学校からの帰り道にサウナがあって、そこの駐車場に”Z2”が停めて在った時なんか、シコタマ眺めて家に帰り友達誘ってもう一回観に行ったなんてことも有りましたな。(笑)
そんなこんなで、件のCRをあらためて観てみますと、当時田舎で見るハーレーは普通のXL、FXなんかのローライダーか、重厚なFLなんかが当たり前で、そこに徹底的にブラックアウトされたカフェレーサーっぽいこれ観たひには、ホントぶっ飛びましたよ(*'▽')。
後年、楠氏の金字塔「あいつとララバイ」で、XLCR乗りの”沢木竜一”と出合うわけですが、それはまた別のお話(笑)。
まーまー、関連記事。(*'▽')