はじめてのテントたび vol.1 | 写真家・小澤太一の『logbook』

写真家・小澤太一の『logbook』

小澤太一のなんでもない毎日の記録集

しばらく前から旅に出ています。


昨日は夕方からポツ…ポツ……と降り出した雨が次第に強くなって、夜には本降りに。雨の中の運転は対向車のライトとその車が巻き上げる水しぶきに気を使い、疲れも倍増です。そして夜11時頃にいよいよ体力の限界を感じて、道の駅で車中泊。今まで持っていた寝袋はサハラ砂漠に置きっ放しになっているので、20年ぶりくらいに寝袋を買ってみたのですが、その素材が暖かすぎて、飛行機のリクライニング(もちろんエコノミークラス)よりも急な角度のままでの睡眠となりましたが、朝までぐっすり。

朝、目が覚めたら昨日以上に雨も、そして風も加わってとんでもなくすごい天候で、日中はたった一枚も写真を撮りませんでした。

 

早めに宿泊予定のキャンプ場に行き、テントを張ることに。じつは午前中に<この雨の中でテントを張るのか>……と少し気が重たくなってテントではなくバンガローに変更しようかなとキャンプ場に電話をすると、『室内のフリースペースもありますが、そちらはどうですか?』と紹介してもらったその場所が快適すぎて、もう控えめに言っても今日の運を使っちゃったくらい最高です。直接的な雨風は防げるし、水も出るし、電気もあって快適そのもの。唯一の…と言ったらいいのか贅沢な悩みなのですが、持ってきているワンポールテントは、地面にペグを打たないと自立しないので、コンクリートには直接ペグを打てずに立てられなくて困っていたら、なんとそのフリースペースに置いてあった椅子がペグを止める輪っかと同じサイズ!……ということで、試しに置いてみたらテントも無事に立てることができました。

 

夕方に雨の音を聞きながら少し昼寝してしまい、気がついたら真っ暗になってしました。

夜はこれまた最近買ったジェットボイルで初めてお湯を沸かしてみました。旅先で熱いお湯があるってだけで、人生が2ランクくらいレベルアップした感じがします。魔法瓶じゃないんですよ!しかも熱々の…(名古屋弁でいうなら、チンチンの…)お湯があるんです。明日の朝には、おいしいコーヒー…はあまり得意じゃないので、本当は紅茶を持ってくるべきでしたが、旅の直前に買った無印のマサラチャイでも飲もうかと思います。しかし、さっき試しに飲んだ感じだとあまりおいしくないですよね。どうすればおいしくなるのか明日から研究するつもり。チャイの粉の分量なのか、砂糖とかを入れたらいいのか?まぁ、時間だけはありますので。ガスが無くなるのが先か、おいしい飲み方を見つけだすのが先か…。

そのジェットボイルでお湯を沸かしてカップラーメンとおにぎりで簡単な夕食としました。人生初の『自分で買ったジェットボイルで自分でお湯を沸かして自分でラーメンを食べた』記念日です。僕にとっても、そしてモロッ子にとっても…。

そんな旅をしていますが、まだこの旅には名前がありません。どんな名前がふさわしいのか、明日からしばらく考えてみようかと思います。何度も言いますが、時間だけはありますので。

 

 

【追記:今回の旅は、『はじめてのテントたび』にしようと思います。】