写真家・小澤太一の『logbook』

写真家・小澤太一の『logbook』

小澤太一のなんでもない毎日の記録集

【写真集告知】


『赤道白書』4840円<税込価格>


『SAHARA』3960円<税込価格>


『ナウル日和』3520円<税込価格> 

すべての写真集は【小澤太一のHP】で販売しています。サイン付きが必要な場合もおっしゃってください。
コザワとお会いできる人は、直接購入することもできます。少しですがサービスもいたしますので、気軽にお声をかけてくださいませ。

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羽田を遅れて出発した飛行機は、定刻通りに北海道に到着した。駐車場に停めてある車に向かうため、空港の建物から出ると『あったかいなぁ』と感じた。気温は6度。もちろん氷点下ではない。もう春が来ていた。でも、今回ぼくは流氷が到着するのを見るために北海道に来ている。春じゃなく、冬が来てもらわないと困るのだ。

 

いつものように空港から家まで10分で到着し、すっかり慣れた手つきで水道管から抜いていた水を家の中まで復旧させ、部屋に置いてある機材や防寒具をまとめて車に運び、すぐにシカに会いに行った。これだけ暖かくても海は凍ったままで、その氷の上に乗って魚釣りをしている太公望が何人もいた。まるでウユニ塩湖みたいだった。

 

日没寸前まで雲の中に太陽はずっと隠れたままだったけれど、最後の最後にほんの3分だけ顔を出してくれた。すごい素敵な瞬間に思えた。太陽、ずるいな。

 

早く流氷が来ますように……。しばらくは北海道で忍耐の日々です。

【最近見た写真展】

486:『ボケフォトファングループ写真展2024』<キヤノンオープンギャラリー>

487:『World Heritage Journey 世界遺産を訪ねて』竹沢うるま<キヤノンオープンギャラリー>

488:『超現実世界 決して交わることのない、もうひとつの世界』西澤 丞<キヤノンギャラリーS>

数字は4月から見た写真展の数です。

 

 

写真家の鈴木サトルさん、そしてサトルさんのお弟子さんで雑誌『フォトコン』の2024年の自由作品の部の年度賞を掴んだ島尻るりこさんが、ぼくの北海道二拠点生活の地まで殴り込みにきたぞ〜!

島尻るりこさんは、じつはぼくの高校の同級生……だけど30年前は同じ教室内にいたけれど、ほとんど会話をしたことがなかった!?そんな謎の3人によるフォトコン入選の秘訣や写真のあれこれについて、超絶語っています。ちなみにぼくはノンアル、他のお二人は純ビールです。後半になるほど、いろいろな差が出てきます(笑)。是非その変化もあわせて、お楽しみくださいだがね!!

https://www.youtube.com/watch?v=Jc2BSm6inEE

海がカチンカチンに凍ると、海上にチカ釣りの人が集まってくる。もうすっかり見慣れた真冬ならではの景色だけど、二拠点生活する前までは、まさか海が凍るなんて思ってもいなかったこと。

 

そして雪が降ると寒いのが当然だと思っていたけれど、最近では雪が降ると暖かいと思うようにもなった。これも二拠点生活する前には思ってもいなかったこと。

 

二拠点生活すると、いろいろな学びがある。

【最近見た写真展】 

469:『第20回美しい風景写真100人展』<FUJIFILM PHOTO SALON>

470:『風景写真Xtension展』<FUJIFILM PHOTO SALON>

471:『舌出し天使 CONTACT SHEETS – 眼差しの軌跡 –』立木義浩<フジフイルム スクエア 写真歴史博物館 >

472:『地球の色彩』藤原 嘉騎<OMシステムギャラリー>

473:『Nature Colors 前山 和敏 ×高橋 良典~OM SYSTEMで撮る自然風景~』<OMシステムギャラリークリエイティブウォール>

474:『写真次元 #2』西山 廉<ニコンサロン>

475:『フォトシティさがみはら 2024 プロの部受賞作品展』<ニコンプラザ東京 THE GALLERY>

476:『北の大地のヒコーキ物語~札幌丘珠空港~』ぷかち<ニコンプラザフォトスクエア>

477:『Asia Collection 1991-2024』小林紀晴<ギャラリー冬青>

478:『i(愛)のある写真展』<ケンコー・トキナーギャラリー>

479:『第3回余韻心深』<ポートレートギャラリー>

480:『The Departure』上田晃司 × コムロミホ<エプサイト>

481:『NEON TOUR』中村 治<キヤノンギャラリー銀座>

482:『Shot From Here” by Xperia 1 VI』<ソニーαプラザ>

483:『この雨が地維より湧くとき』鹿野貴司<ソニーイメージングギャラリー>

484:『裏から廻って三軒目・東京』榎並悦子<JCIIフォトサロン>

485:『石仏の魅力』日本石仏協会<JCIIクラブ25>

数字は4月から見た写真展の数です。

大量の雪の森の中を歩いて、ひと月前にはアイスバブルの聖地だった場所に行ってみた。この写真はただの雪原に見えるけれど、地面の上ではなく、凍った沼の上に雪が載っている状態だ。ひと月前にはデッキブラシを片手にたくさんの人がいたけれど、こうなってしまってはほとんど人がいなく、すれ違った人は二人だけだった。沼にドボンしたらおしまいだが、歩く場所を慎重に見極めながら、そ〜っと歩く。ところどころ水が染み出してくる場所もあるし、そもそも雪原が開いていて水面が見えているところもあるから油断ならない。そういう場所には近寄ってみたいけれど、今日のこの人がいない状態では我慢して近寄らないようにした。

往復二時間かけて行った割にはなにも撮れなかったし、むしろ寒さなのか疲れなのか……帰りの雪道で体調がうんと悪くなってしまい、今日はめずらしく暖房ぬくぬくの家で昼間からのんびりしている。

せっかく1日帰るのが遅くなったのだから、山の奥の奥まで行ってみたら、すごい雪でドハマリ。モロッ子はまたもやスノーシューで大満足。ツボ足で着いていくおとーさんの方がズボズボとハマって動けず。

そしてモロッ子は日没過ぎまでしっかり遊びまくり、いつもと違う女満別空港から夜の飛行機に一人で乗って東京に帰って行きました。おとーさんは家まで帰るのがメンドイので、これから車中泊をする予定です。