古材屋の温故知新 -36ページ目

木のお話し

先般の「木に関するコト」で「1「2」 を書かせて頂きましたが・・・
またご意見を頂きました。


①「木は死んでいる」

【ご意見】
木は立木の状態で、若木でなくなると95%以上死んでいます。
伐採された木は100%物理的に死んでいます。
調湿生があることと、カンナ等で削れば香りがあることからこういう表現を使うのでしょうが、誤りです。
また調湿性というのは水を吸うはくのではなく水蒸気(つまり気体)です。
液体は受け付けません。液体と気体の違いは分子の大きさです。

【私の回答】
「古材」と題して講演させて頂いた時に「木は生きている」と言って問題になったことがあります。
しかし「消費者視点での言い方」としていいのではないでしょうか?
割れや反り伸縮があり、香りもしますし、吸放出性能はありますから・・・。

②「木を見て使う方向のはナンスンス」

【ご意見】
年輪が多く幅が均一なのが良い木であり、したがって良い木を使えば使う方向を決める必要などない。

【私の回答】
年輪が均一な国産木材は産地の考え方次第ですが「吉野」「尾州」「尾鷲」「秋田」くらいで「銘木」となります。
割合として多くは年輪は均一でなく、山の方向で決まります。多くの場合使う方向はみた方がいいと思います。
「プレカット」では「木の性質」はみれないから現実は「機械乾燥」をせざる得ません。
③「KD材はしっかり乾燥しているから狂わない」

【ご意見】

KD材は高温で全巻乾燥するため内部割れが多い狂い易い。
乾燥はコスト削減を優先し、短時間で高温乾燥させた場合、外観ではわからない内部に割れが生じていたり
ひどいケースでは内部が蜂の巣状になるなど、構造材としては使用できないものになってしまう。
また、表面は過乾燥、内部には多量の水分を残こしてしまうということも人工乾燥材にはよくある。

【私の回答】
機械乾燥は「木を完全に殺すから(消費者視点のいい方)・・・その後狂わない」
は消費者視点で正確に伝えられればいいのではないですか?
④「集成材は無垢の1,5倍強い」

【ご意見】
これは完全な誤りであることは20年前にデータで実証されています。
人工乾燥は被乾燥材の材質や断面の大きさ、初期含水率あるいは乾燥履歴の有無などを考慮し、
温度・湿度・風速などを調節し、損傷を抑えながら、なるべく短時間で乾燥を終えられるようにすることで
天然乾燥に比べて乾燥効率が極めて良く、しかも安定した乾燥材を作ることができます。

【私の回答】
集成材にもいろいろ、無垢にもいろいろ有ります。
しかし、50年後の強度は「無垢と比較して集成材は強度が落ちる」は正しいと思います。


コスト的に、全国多くの地域で「長持ちするいい木材を使う」には「自然乾燥」が一番いいと思います。
「機械乾燥」は「長持ちするいい家を建てたい人に明日から全国で供給する」ことができません。
大手にしかできない・・・それでは「いい国産木材を供給するちっさな材木屋」が生き残れない・・・私はそう考えています。

松山講習で伝えたいこと

第92期松山講習

「参入障壁の高い、一言力あるビジネス」」
「社会公共性の高い、利益第2主義の事業」
「持続可能な循環型建築社会、未来の子ども達の為に」


地域でネットワークを創り、全国の仲間と共に行動する。
それも「理念共有」しているからできることです。

持続可能な循環型建築社会」を創り上げる為への大きな決断

8月1日
「全古連」に於いて【新民家】の事業をスタートさせました。

【新民家】とは
「古民家」の築50年以上の自然素材で建てられた木造住宅
と同じく
これから50年以上住み続けることが出来る自然素材で建てられた木造住宅
を指します。
50年後の「構造用木材の(古材としての)買取証明書」をお付けしますから
「機械乾燥した構造材」は使えないことになります。

今までの「グリーン建築」と大きく違うのは
1、縛りは国産自然乾燥木材を50%以上使用することだけ
2、その納入業者は何処でもよく、その証明(1)を
  「地域の木の住まい支援協会」が行うこと
3、「50年後の買取証明書」と共に「新民家証明書」も付けることが出来る
になりましたので大きくハードルが下がりました。

より「持続可能な循環型建築社会」を創り上げる為への大きな決断であり変更となりました。
「古民家再生協会」の会員ならば申請は必要ですが誰でもそれを利用することが出来ます。

【新民家】を広めることで【古民家再築】も広がり
私達の理念である【未来の子ども達の為に】が推進されると確信しています。

【古民家再築】は「伝統再築士」が承認することで証明書が発行出来ます。
これも「古民家再生協会」の会員であればOKです。



野口先生ご夫妻と

日本の伝統(ジャパトラ)に毎月寄稿頂いている「法律の羽根」
翼法律事務所「野口先生」ご夫妻と感謝の会食
お気に入りの新宿御苑前「こころむすび


ここの店主石田さんは「日本酒のこだわり」は凄い

フルーティーなお酒「死神」

青い日本酒「ブルーハワイ」など

もちろんお食事も


今宵も「おいしい山葵」をおつまみに…酔っぱらいました(笑)


10年前「古る材(ふるざい)」と言われて

10年前「古る材(ふるざい)」と言われて
それを使って「安く家を建てる業務提携をしないか?」と
「生活創庫」(堀之内九一郎氏)からお誘いを頂きました。
古材買いますで「古材倉庫」として全国展開をスタートした頃です。
「生活創庫」さんは250店舗くらいを全国展開されていたと思います。

その時「私は【古財(こざい)】として付加価値をつけたい」と
お断りさせて頂きました。
堀之内九一郎氏は「マネーの虎」などで時代を築いた方です。
業務提携をしていたら大きな売り上げは作られていたと思います。

私は、長期的視点でみた場合
【付加価値こそが参入障壁の高いビジネスに繋がる】
と常に考えています。
もしあの時に「古る材」として事業参入していたら
「生活創庫」さんと同じ道を辿っていたかもしれません。

今の「古民家ネットワーク」の【未来の子ども達の為に】という
理念を共にするいい仲間が集まって頂けなかったように思います。
目先のお金は有る意味怖いです。
経営計画(長期・中期)のビジョンがしっかりしていないと怖いです。

今「空き家問題」が大きくクローズアップされています。

【古る家】と【古民家】この区別をしっかりつけないと
「参入障壁の低いビジネス」になり中期的には破綻を迎えることになります。


「古民家住まいる」
「日本の伝統(ジャパトラ)」
では「古民家鑑定をした古民家」しか掲載しないことに拘っています。
多くの「空き家バンク」さんからお声が掛かり
ご紹介出来る物件を増やしたいのですが・・・我慢です。

来年の全国大会・全国会員大会の日程が
平成27年2月20日(金) 全国会員大会です。

秋の地区会員大会を踏まえて【地方創生】へ新しい市場創造に挑戦させて頂きます。

夏の日の想い出

昨日は古河でバーベキュー


暑い中で語り合うことで築けるコトもある


楽しい一日となりました。

異業種から学ぶコト

森ファームサービスさんの「ゆるりの森」へ


森オーナーは親の代を引き継いだ農家さんでした。
もちろん「農協を通して」の販売でしたが
【有機農業で本当のおいしい野菜を多くの方に食べて頂きたい】
という想いから「消費者への直接販売・インターネット販売」をスタート
最初は「苦労の連続」だったそうです。


今ではマスコミにも取り上げられ
「全て予約販売になっている」とのことで
この「ゆるりの森」には多くの方がお越しになるそうです。
ビジネスには「苦難を乗り越えての理念が大切」を再認識。
儲けよりずっと大切なコト・・・があります。

その夜は「古河の祭り」へ


詳しくは こちら をご覧下さいませ

例会 = 北海道

第47回 北海道古民家再生協会 会員の会例会 議事録
記録日:2014年 7月 31日  記録者:江 崎 幹 夫
団体名 一般社団法人北海道古民家再生協会会員の会 例会
開催日時 2014年 7月 26日(土) 18:00~19:30
開催場所 宮の沢若者活動センター 活動室A
出席者 会員:江崎  オブザーバー:飯田、早川(※敬称略)
議事 1)挨拶                北海道古民家再生協会 理事長 江崎 幹夫
大雨にも拘わらずご参加頂き誠にありがとうございました旨の挨拶をした。
2)横軸の会・縦軸の会 開催に関して
古民家ネットワーク加盟店へはご案内済み(6月30日)の件になりますが、8月22日に古民家ネットワーク横軸の会(愛知県名古屋市開催)、古民家ネットワーク縦軸の会(東京都 衆議院議員会館にて開催)をおこないます。会員の中から参加を希望される方は、理事長経由で本部へお申込下さい。
3)早稲田式動的耐震性能診断士資格要項変更に関して
(社)伝統構法耐震評価機構が認定をおこなう動的耐震性能診断士ですが、従来、伝統資財施工士(建築士の方に限る)が対象となっておりましたが現在、伝統再築士の増加ならびに再築の中でも動的耐震性能診断を推奨している経緯より、平成26年7月より動的耐震性能診断士の資格要項に伝統再築士が追加されました。
よって、動的耐震性能診断士は伝統資財施工士(建築士の方に限る)もしくは伝統再築士をお持ちの方が取得可能となります。
4)早稲田式動的耐震性能診断士実技講習会開催に関して
今年度より早稲田式動的耐震性能診断士の運営委託先に(社)住まい教育推進協会へ委託され、資格をお持ちの方のスキルアップを図る為に全国各地で動的耐震性能診断士の実技講習会を8月3日札幌市内で実施致します。
動的耐震性能診断士は参加料無料。それ以外は、10,000円にて参加可能です。
古民家鑑定士の方で建築士の方は実際に参加されてみて下さい。
5)伝統再築士終了考査導入に関して
伝統再築士に終了考査の導入が決定致しました。東京・大阪で実施させて頂き150名の資格者が誕生致しました。
伝統再築士は、再築基準検討委員会の指針に基づき築50年以上を経過した古民家等の木造軸組伝統構法の建造物の現地での模様替えを行なう際に既存不適格状態のまま、木造軸組構法が持つ復元力を高める方法で独自の建物の性能を表示し情報を開示して改修に関する方向を示し改修を提案します。
6)第3回古民家フォト甲子園に関して
中高生を対象とした写真コンテスト古民家フォト甲子園ですが、皆様の地域からの応募はいかがでしょうか?この大会では、皆さまの地域から作品が応募されるかどうかで次年度の活動にも関わって参ります。古民家再生協会を地域で多くの方に認知頂く為に大切な事業の一環となります。是非、会員さん1作品以上の応募依頼が出来るよう協会でも継続して取組んで下さい。
〆切が日々迫っています。多くの作品を地域から発信下さい。
作品受付 平成26年2月25日(火)~平成26年8月31日(日)
投票受付 平成26年2月25日(火)~平成26年9月30日(火)
受賞発表 平成26年10月19日(日)
http://www.kominkaphoto.com/ (公式ホームページ)
http://www.kominkaphoto.com/images/pdf/2014poster_i.pdf (チラシ)
7)専門員制度廃止に関して
この度、平成26年7月に専門員制度(古民家相続相談員、古民家資金プランナー、古民家購入アドバイザー)を平成26年12月末日にて廃止することを専門員の方へ通知させて頂きました。理由として、創設後2年を経過し当時との状況の変化(専門法人の整備)もあり今後、専門法人(横軸)の設置を強化する為です。
8)平成26年度 秋の地区会員大会開催に関して
秋の北海道地区会員大会は9月6日13:30より札幌市西区ちえりあ内宮の沢若者活動センター活動室Bで開催致します。
9)炭素の森チャリティー活動に関して
平成23年より多くの方に古民家や古材には多くの炭素が含まれており廃棄処分をせずに固定化することが環境に優しい取組みであることを知って頂く為に毎年チャリティー募金活動を実施しています。本年は、古民家チャリティーピンバッチ(ピンズ)を制作させて頂き、全国の古民家再生協会の活動の一環としてご利用頂きたく準備をさせて頂きました。例年、夏の期間がチャリティー活動の期間としておこなっておりましたが、今後通年の事業として取り組ませて頂き、社会公共性高い活動としてご利用頂ければと思います。
北海道古民家再生協会では、24時間テレビの募金所を8月30日17:00~19:00、31日13:00~16:00まで事務所前で開設致します。
10)第4回 古民家解體新書 例会学習プログラム「巻の四 構造材 古材について」
1)木材の基礎知識 2)腐朽と防腐方法、虫害と防虫方法 3)木材の乾燥方法
4)古材とは
11)今後のお知らせ
8月20日(水)13:00 古民家鑑定士認定講習・試験(宮の沢若者活動センター活動室A)
8月20日(水)18:30 第48回例会(宮の沢若者活動センター 活動室A)
8月30、31日(土、日)炭素の森チャリティー24時間テレビ募金所を開設。
12)閉会
決定事項 次回例会8月20日(水)18:30~ 宮の沢若者活動センター 活動室Aにて行う。
次月議事内容 次回議事録記録者 江崎 幹夫   ・各自報告事項 など

今日はお誕生日

今日は当社の【IT担当 藤田君】のお誕生日です。
私は今日から出張になるため・・一日早くバースデー


楽しくいい仕事していこうね!!

「健康住宅サミット」

10月2日四国香川で開催される「健康住宅サミット」にて

【伝統建築(古民家)から 学ぶべき建築素材】と題してお話させて頂きます。

パネラー

全国古民家再生協会連絡会議  顧問 井上 幸一 

(一社)伝統素材伝承支援協会 理事長 鳥越 宣宏 氏

早稲田式動的耐震性能診断士   三ツ井 仁 氏

(一社)京都府古民家再生協会  理事長 奥田 拓司 氏




豪華でしょ!!お楽しみに