”いろいろ書きたいことはあるけれど” コメントへの回答 | anna-frederica

anna-frederica

ブログの説明を入力します。


  • kowloon-19970701さんのサムネイル
    困ったものですね
    人間は、目前に差し迫った驚異を認識した時か、明らかなメリットを享受できると判断した時には簡単に動くようですが、「差し当たって特に困らない」と判断した時には変化よりも現状維持を好むのだとか。

    大怪我をして大出血していれば「止血しないと!」となるところ、じわじわ進行している病に気づかなかったり気づいても甘くみていたりで手遅れになることもありますよね。

    守るものと改善すべきものの価値判断の基準や優先順位や必要なスピード感が、おかしくなっているように思います。

>macoさん

スポーツもルールを覚えて練習して試合をして、というところまでは楽しいのですが、試合に勝つために苦しい努力を我慢して優勝すると称賛されるという段階になるとだんだん怪しくなってきます。

例え優勝できなくとも苦しみに耐えるその過程が素晴らしい、から苦しみに耐えることそのものが目的化されてしまうともう最初のスポーツの楽しさから離れてしまいますね。

日本の経済も90年代後半から、企業はダウンサイジングという言葉でリストラを進め、それにともなって「痛みを伴う構造改革」が無条件で正しいものとされたのも、痛みや苦しみに耐える姿が感動を呼ぶスポーツからの演繹なのかもしれません。

政治家の目的は改革しなくていい社会の実現にあるはずで、改革が必要になっても国民ができる限り痛みを伴わない方法を選択するべきものです。

痛みを伴うのが当たり前のような風潮が普通になるから現政権支持者の「〇〇よりマシ」なんていう次善の策が最優先で選ばれるようになるのでしょう。

macoさんのおっしゃるように、人々の価値判断の基準がおかしくなっていますよね。