ゆとり教育世代を鍛えよう!
ゆとり教育世代が、社会に出るようになってから4年になります。
経営者や人事担当者から、彼らについて、こんな声が聞こえてきます。
「真面目で素直なんだけど、言われたことしかやらない」
「自分で考えて行動することができない」
「新しいことにチャレンジしない」
「失敗を極端に恐れる」
「ヤル気があるのかないのか分からない」
しかし、一方でこんな声も。
「それは一部の特別な人では?」
「宇宙人・新人類のときと同じように、単なるジェネレーションギャップでは?」
確かに、そうかもしれません。
でも。戦中戦後に青春時代を送った人と、
高度経済成長後に青春時代を送った人の価値観が違うように、
ゆとり教育を受けて育った人と、そうでない人は、やっぱり違うと思うのです。
20数年間、毎年学生と交流してきた私が感じるのは、
ゆとり教育世代の人たちには、
「この場面で、それをする?」と驚かされることが多いということ。
アタマもいいし、前向きだし、素直なんだけど、
「そこで、それ?」という落とし穴があり、
それを、お客さまに対してやっちゃったときは大クレームに。
かといって、それは彼らのせいではなく
そう育ってきたからしかたがない、というジレンマに陥ってしまうわけです。
その辺をもっと掘り下げて、対策を考えたのが
社会人基礎力強化プログラム
。
このブログでも、少しずつ紹介していきますね
最近の就活生の傾向は?
「今年の就活生は・・・」という会話は
人事担当者の間ではよく交わされています。
2009年卒の学生は「明るく積極的。だけど、ちょっと自信過剰ぎみ」。
2010年卒の学生は「フレンドリー。だけど、自分を見失っている感じ」。
私も、毎年多くの就活生と交流していますが
やはり「今年の就活生はおとなしい」と思います。
しかし、個別に話してみると、そうでもない。
自己主張もできるし、それぞれに個性もあるし。
でも、集団の中に入ってしまうと、目立ちたくない、というか
遠慮がちになってしまうようですね。
25年。四半世紀もの間、新卒採用ビジネスに関わってきた私が
ここ数年、「おもしろい傾向だなぁ」と思うのは、
初めて会った学生同士が、すぐに挨拶をして
コミュニケーションをとろうとすること。
昔の学生は、セミナーなどで同じ会場に入っても
合図(これからワークショップをしますとか、自己紹介をしてくださいとか)
がなければ、知らない学生と話をするなんて考えられなかった。
15年くらい前から、就職サークルを立ち上げる学生が増えて
一部の学生は大学を枠を超えて交流していたけれど
それでも、こんなふうに、誰とでも会話するというのは
ここ2~3年の傾向のような気がします。
それは、とてもいいことだとは思いますが
それ以上に深く関わろうとしないのは残念!
複雑な人間関係の中で
「うれしい」「楽しい」「悲しい」「つらい」ことを
たくさん体験して大人になっていくのに・・・
表面的なお付き合いでは、それは生まれない。
それが、人間のオモシロイところなんだけどなあ・・・
とオバサンは思うワケです。
まだ内定をもらっていない学生さんへ!
企業の内定出しは5月がピーク。
だけど、まだどこからも内定をもらっていない。
「かなり、あせっています」という学生さんへ!
ちょっと耳寄りなお話です。
2011年3月卒の採用はしない、と決めていたのに
ここにきて「やっぱり採用します」という企業さんが増えてきました。
景気が回復したとはいえませんが
ちょっと先が見通せるようになってきたため
採用意欲が高まってきたようです。
就職ナビの新着企業は要チェック!
気になる企業があったら、すかさずアプローチしましょう。
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