その回でもご紹介しました、この電車の車内です(イメージ図)。画像のように薄紫のシートとなっているようでありまして、見た所ドア上部には案内表示器が設置されるようになっているようであります。また、6号車にはフリースペースも設けられるようになっておりまして、子供連れやベビーカー、車いす利用、そしてキャリーバッグ等の荷物を持たれる方にも優しい姿も見られるようになるようであります。
(6号車に設置、フリースペース)
この時は、深夜にもかかわらず、唐津駅・西唐津駅では多くの方々の撮影者がいらっしゃっておりましたし。やはり最初の編成である事や、この甲種輸送に関心がある事も伺わせておりました。
そして、前回の甲種輸送から4ヶ月と少々、第2編成(26編成)の輸送がこのほど行われまして、前回と同様、唐津・西唐津・和多田の各駅におきまして収める事ができておりました。今回はこの模様を皆様にご紹介してまいります。
今回の輸送は、9月3日に製造元の川崎車両を発送、4日夜に九州入り、そして5日未明に姪浜駅に到着、姪浜車両基地に搬入されておりまして、行程は先述の行程で運行されておりました。尚、EH500形電気機関車故障もありまして、遅れての九州入りともなっておりまして、以降30分~1時間前後の遅れで運行されておりました。
これからご紹介しますのは、唐津駅での画像であります。午前0時前、前回よりも40分近く遅れまして、唐津駅2番ホームに入線してまいりました。ちなみに、冒頭にありますように前回は20名ほどいらっしゃいましたが、今回は10名足らずと半分以下の撮影者でありました。
今回の牽引機は、前回と同様、JR九州のディーゼル機関車でありますDE10 1638号機の牽引でやってまいりました。ちなみに、前回も述べましたように、本来ならばJR貨物の車両が牽引する所ではありますが、現在JR貨物門司機関区にはディーゼル機関車の所属車両はなく、北九州貨物ターミナル駅に常駐しているのも主に入換用として使用しております愛知機関区のDD200形ディーゼル機関車である事から、これまでも実績があるJR九州のDE10形ディーゼル機関車を使用するに至っております。
列車は遅れていた事もありまして、唐津駅には1分足らずしか停車せず、直ちに発車となりました。したがって、ゆっくりと編成を収める事ができなかった事は残念ではありましたが、何とか編成は収める事ができておりました。
動いている中でも、26編成としての証も収める事ができておりました。画像が4126の車番でありますが、2号車以降の車番にも「4*26」と言う番号となっておりまして、6号車となりますと「4626」と言う事にもなります。尚、その4626には福岡市地下鉄のキャラクターであります「ちかまる」のプロフィールも見られておりましたし、ぬいぐるみも併せて見られておりました。
(「ちかまる」プロフィール)
このあと、甲種輸送列車は一旦西唐津駅へと向かいまして、ここで機回しを行いまして、後述のように筑肥線を姪浜駅へと向かう事にもなります。
場所は変わりまして、西唐津駅であります。この西唐津駅でも前回の半数程度でありましたが、それでも唐津駅などで撮影されていた方がこのあとやってきたりもしておりまして、私もそうでしたが、機回しシーンなどを収めようとする姿が見られておりました。
西唐津駅2番線停車時のDE10 1638号機を先頭にしました編成です。前回のように、西唐津駅到着の時点では既に切り離しが終わっていたかなと思われていましたが、到着直後の時点では幸いまだ切り離しも終わっておらず、この後切り離しに入る所でもありました。
この後、係員が連結器の切り離しを行っておりまして、画像はこれからDE10 1638号機が動く所でもありました。北九州貨物ターミナル駅からこの部分が先頭として、鹿児島線→長崎線→唐津線と走ってきておりましたが、この後は後述のように筑肥線では反対側が先頭を務める事にもなります。
切り離し直後の姿です。切り離された事で、2126のフロントの姿が現れましたが、もちろん円板も取り付けられたままでありました。尚、この後2126は姪浜駅着後に車両基地からやってきました1000系電車02編成と併結される事にもなりまして、その際1504と連結される事になりますが、1504の連結器には従来の密着連結器に密着自動連結器のアダプターを装備しまして、それから車両基地まで牽引されております。
(2126には密着自動連結器が装備されています)
この後、DE10 1638号機は唐津車両センターへと移動しまして、機回しを行う事になります。そして後述のように、画像の部分が先頭となりまして、姪浜駅へと向かうようにもなります。
DE10 1638号機が唐津車両センターへと移動した後、103系1500番台電車E18編成の387Cが終点西唐津駅にやってきまして、4000系電車の並びも収める事ができました。ちなみに、このE18編成は前回も387Cとして西唐津駅にやってきまして収める事ができておりましたので、2連続この編成が4000系電車との並びを西唐津駅で収めるに至っておりました。
E18編成は、西唐津駅で乗客を降ろしました後、唐津車両センターへ移動しまして、この日の運行を終了する事にもなります。この後、クハ103-1518と4126との両先頭との並びも収める事ができておりました。
(クハ103-1518との並び)
この後、連結シーンを西唐津駅ホームの先で収めるために移動しました。画像は4626でありますが、この後DE10 1638号機と連結される事にもなります。
この後、西唐津駅ホームの横をDE10 1638号機は通過して行きまして、引き上げのために本線へと進んで行きます。本来でしたら東側の側線を通りまして本線へと通過するのですが、今回はホームの所を通過しておりまして、こうした所が前回と異なる部分が見られておりました。
その本線へ引き上げておりましたDE10 1638号機は、再び戻ってまいりまして、4000系電車の方へと向かって行きます。この時はヘッドライトの光も恐らく上向きになっていたようでしたが、その下の画像からもわかりますように、「光の玉」が進んでいるようにも感じさせられるのがいいのではないでしょうか・・・。
(光の玉(1?)が進んでいるように見えます)
この後、DE10 1638は4000系電車26編成の所まで移動しました。その下の画像にもありますように、この後連結へと向かう事になりますが、連結に向けた準備も見られている事がお分かりいただけるのではないかと思います。
そして、係員の誘導で連結へと至りまして、連結作業は終了となります。それにしても、このような姿はこうした時しか見られない訳ではありますが、今後も福岡市地下鉄車両の輸送の時にはご紹介したような姿が見られるようになるでしょうから、今後も楽しみにしておきたい所ではあります。
西唐津駅での撮影を終えまして、次の撮影駅の和多田駅へとやってまいりました。この和多田駅は、筑肥線となりまして最初の駅となりますが、前回に引き続きましてこの駅で収めようと思いましてやってきました。
前回は、到着時には筑肥線の最終列車であります637C(0時36分着)がまだやって来ておらず、その637Cが和多田駅を発ちまして、唐津駅で行き合いまして、甲種輸送列車は和多田駅を通過する形となっておりましたが、今回は本来よりも遅れておりましたので、そうした姿は見られませんでした。
今回は、その637Cが西唐津駅にやってきた後に西唐津駅を発ったため、和多田駅には0時57分頃と、20分近く遅れまして、和多田駅を通過して行きます。今回も、この和多田駅通過直前には動画にありますように汽笛を鳴らしておりまして、通過する事でホームでの注意を促していた事が伺わせておりました。ちなみに、今回も和多田駅で撮影していた方は私以外はおらず、撮影もこれで終了となりました。
今回は、福岡市地下鉄4000系電車第2編成の甲種輸送撮影の模様を、前回に引き続き唐津・西唐津・和多田の各駅で収めました模様をご紹介しましたが、神戸から長い距離を走ってきていた訳ですので、本当に遠路お疲れ様ですと言いたい所です。それにしても、私自身も神戸の方のブログも拝見しておりますが、この編成に関しましてはあっという間に発送にこぎつけたなと言う印象でもあります。今後もさらに第3編成・第4編成・・・と進む事になるのではないかとも思いますが、運用が始まりますといよいよ1000N系電車の置き換えも始まる事にもなる訳でしょうから、今後の動向にも注目したいとも思います。