そんな有田駅ではありますが、平成30年頃に上の画像2及び以下画像にありますように、以前から存在しておりました中線が撤去されておりまして、かつての中線跡には現在も一部枕木が残されている部分も見られておりまして、そう言った事からかつて1・2番ホームの間に線路があった事が伺わせております。
この線路は、現在はJR貨物のオフレールステーションとなりまして、トラックによる輸送が佐賀市の鍋島駅間で行われておりますが、かつてはこの駅発着で貨物列車が運行されておりまして、この中線もかつては発着線としても存在していた所でもありました。その際は、有田駅着の貨物列車が中線に到着後、スイッチャーによりまして貨物ホームに送り込まれていたほどでありました(有田駅発は逆パターン)。
しかし、廃止後は(特に「有田陶器市」時の)臨時列車の留置やMR~JR間の検測列車の留置でしか使用される事はありませんでした。
それでも、平成26年~平成27年には毎週土曜日にクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」が有田駅に停車した際に中線に停車した事がありまして、停車していた際は多くの方々が出向かれる姿も見られておりました。今回は、今から10年前の平成26年に撮影しておりましたその時の姿を皆様にご紹介してまいります。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190904/15/kousan197725/af/d3/j/o1476094314574707541.jpg?caw=800)
「ななつ星」の有田駅停車は、当初はこれまでは停車しましてもそんなに長くなく1分近くの停車でありましたが、平成26年3月の改正時には約20分ほどの停車時間に改められておりました。そのために、この有田駅に撮影に来られる方も地元の方を中心に多くの方がいらっしゃる姿が見られておりました。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190904/15/kousan197725/93/6b/j/o1388089014574707553.jpg?caw=800)
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190904/15/kousan197725/8e/08/j/o1303083214574707560.jpg?caw=800)
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190904/15/kousan197725/61/39/j/o1478094414574707567.jpg?caw=800)
以下画像は、2番ホームより2号車以降を撮らえたものであります。1番ホームからは上の画像にもありますように先頭のDF200-7000号機も収める事ができておりましたが、2番ホームからは残念ながら2号車以降しか収める事ができませんでした。それでも、2番・3番ホームの灯りによって照らし出されている姿は濃色系のこの77系客車にあって、わずかながら詳しく見られる所でもありましたでしょうか。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190904/15/kousan197725/44/c8/j/o1482094814574707579.jpg?caw=800)
さらに、エンブレムも収めておりました。灯りによって金色のエンブレムも照らし出されておりましたが、こうして見ましても高級感が伺えるような姿であると言ってもいいのではないかと思います。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190904/15/kousan197725/23/cc/j/o1461093414574707586.jpg?caw=800)
さて、ダイニングカーを覗いてみますと、車内ではお食事を頂いている姿を見る事ができました。しかも、着られている服も正装の方ばかり、食べられている料理はどんな料理かはわかりませんが、フランス料理みたいなものをいただいているのかな?とさえも想像するほどでありました。
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190904/15/kousan197725/9a/85/j/o1018065014574707593.jpg?caw=800)
さらに、画像はグラスや飲み物類を見ますと、大変よさそうなワインやシャンパンもありますし、ワイングラスも見ていて高級そうな印象さえも感じられます。やはり、いい料理を食べるならばいいグラスでいい飲み物で飲むと言う事が見ていて伺えるような姿でもありましょうか。
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190904/15/kousan197725/70/c2/j/o1255080614574707605.jpg?caw=800)
ここまで、私自身も外からでありましても高級感に浸っておりましたが、間もなく発車の時を迎える事になります。画像は行き合いの「みどり」入線前の姿を収めておりましたが、この後入ってまいりました「みどり」が8両編成でありましたので、残念ながら2ショットの姿を収める事ができませんでした。
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190904/15/kousan197725/3b/65/j/o1464093814574707612.jpg?caw=800)
「みどり」が入ってまいりますと、普段は点灯する事がない中線の信号が青ランプに点灯しまして、いよいよ発車の時を迎えます。このあとこの「ななつ星」は佐世保線・長崎線を、三間坂・肥前山口・久保田・佐賀・神埼の各駅で長時間停車しまして鳥栖駅へ、そしてさらに鹿児島線・豊肥線を経由しまして翌朝阿蘇駅へ向けて運行されておりました(当時の行程です)。
![イメージ 12](https://stat.ameba.jp/user_images/20190904/15/kousan197725/56/25/j/o1234078914574707616.jpg?caw=800)
この撮影終了後、改札口に戻りましたが、その際にはこういった入場記念のカードをもらう事ができておりました。もちろん、このデザインは水戸岡鋭冶氏デザインのカードでありますが、入場しました証しとしてもらえるようになっていたのだそうです。こういった細かい所も見学者にはありがたい所ではないかとさえも思う所でもありましたでしょうか。
![イメージ 13](https://stat.ameba.jp/user_images/20190904/15/kousan197725/37/0a/j/o1501095814574707628.jpg?caw=800)
その後、「ななつ星」が翌平成27年のダイヤ改正時に運行区間が佐世保線から入りまして、大村線~長崎線へと入るコースに改められまして、有田駅に「ななつ星」の利用者も降車するようにもなりましたので、運転停車のためにこの中線を使いました形も終了する事になりました。また、検測時や「有田陶器市」の臨時列車でも使用する事がなくなりまして、その結果冒頭からご紹介しておりますように、平成30年頃に中線は撤去されまして、上の画像の2・3の姿に現在は改められております。
今回は、平成26年に撮影しておりました、有田駅の中線を利用しました「ななつ星 in 九州」の姿をご紹介しましたが、この停車時には多くの方が撮影に来られておりまして、この「ななつ星」の人気を伺わせる所であったようにも思います。私自身も、この姿からも指を加えているような印象さえも感じていたのが懐かし所ではありましたが、その後ホームに停車するようになった事で、観光を楽しまれるようになったのも良かったのではないかとも思う所でしょうか。現在は、運行区間が改まっておりますのでそう言った姿は見られなくなりましたが、過去にはそう言った姿が見られていた事を存じていただければとも思います。
![イメージ 14](https://stat.ameba.jp/user_images/20190904/15/kousan197725/f1/da/j/o1068068314574707634.jpg?caw=800)