番外 大きく変わった令和4年9月改正で撤退、改正前まで415系電車で存在した「福北ゆたか線」運用 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)
令和6年10月記事より更新は夜間から朝に変更しています。

 

 博多~篠栗~桂川~飯塚~直方~折尾~黒崎間の筑豊線・篠栗線・鹿児島線の一部で構成されております「福北ゆたか線」と言いますと、上の画像の直方車両センター所属の817系電車・813系電車、そして819系蓄電池電車、熊本車両センターの821系電車で運行されておりまして、特に利用者が多い博多~篠栗間では多くの乗客の利用が見られております。

 

 この路線では、快速列車を中心に多くの方々の利用者が見られておりまして、それほど多くの利用者を得ている路線であると言ってもいいのではないかとも思います。まさにこの路線の効果がありまして福岡・北九州の通勤圏の足ともなっておりますので、わからなくもない所ではないでしょうか。

 

 運行されております編成も、閑散時間帯を中心に2両編成で運行される時あれば、以下画像にもありますように4両編成もあれば6両編成まで見られているなど、2両もしくは3両固定編成が見られる中で、多くの乗客を裁くために編成にも変化が見られるような運行がされている事を伺う事もできております。

 

 また、直方車両センター直方運用の819系蓄電池電車と言いますと、折尾~若松間の「若松線」がメインの活躍場所でもある訳ではありますが、博多駅へと乗り入れる運用も、定期の朝2運用、または817系電車との波動運用で存在しておりまして、画像のように見る事ができております。それほどラッシュ時にも関わってまいります「福北ゆたか線」の直方駅以西でも駆り出されている事をも伺える所ではないかとも思います。

 

 

 さて、そんな「福北ゆたか線」でありますが、令和4年9月改正前までは1往復のみ415系電車が入線してきておりまして、復路の折尾方面では下関駅までも乗り入れておりました運用が存在しておりました。今回は、415系電車に存在しました「福北ゆたか線」の運用に関しまして皆様にご紹介してまいります。

 

 

 「福北ゆたか線」での415系電車は、以前は全線で見る事ができておりまして、中でも博多駅発着列車に関しましても以下画像のように見られておりましたが、平成28年3月改正によりまして817系電車・813系電車に置き換わっておりまして、博多~直方間では見る事ができなくなっておりました。それとともに、「福北ゆたか線」では上の画像3にもありますように4両ワンマン列車も見られるようになっておりまして、そういう事から「福北ゆたか線」に乗り入れる運用も1運用のみとなっておりました。
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 その1運用は、以前は小倉総合車両センター門司港派出(←門司港運転区)による運用でありましたが、小倉総合車両センター門司港派出の検修機能の廃止によりまして、大分車両センターに運用を譲るに至っておりました。けれども、令和2年改正によりまして運用が以下画像の1500番台ばかりでもあります南福岡車両区の運用に変わっておりました。

 

 (FM1510編成)~当時、現在はFo1510編成

 

 しかし、その後415系1500番台電車が多く大分車両センターに転出した事に伴いまして、翌令和3年のダイヤ改正で再び運用も大分車両センターの運用に戻る事になります。したがって、上の画像のFM1510編成もその改正でFo1510編成に変わっておりまして、鋼製車も再び入る姿も見られておりました。

 

 

 415系電車の最後の「福北ゆたか線」最後の時刻となります、令和3年9月改正前の運行列車の時刻は、

 

 往路が・・・

 小倉19時35分→(633H)→直方20時29分着

 

 復路が・・・

 直方6時49分発→(622H)→小倉7時46分着48分発→(5126M)→下関8時02分着

 

と言う形で運行されておりまして、以下画像の発車標からもわかりますように、時間帯に関しましても数年間は変化はほとんどありませんでした。

 

 (平成23年撮影)~この当時直方駅は6時51分発

 

 

 画像は、以前撮影しておりました直方駅留置線での大分車両センター所属の415系電車でありましたが、以下画像にもありますように直方駅の留置線に一晩休みまして、翌朝の運用に備える姿が見られておりました。

 

 (Fo125編成)

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 尚、大分車両センターの415系電車と言う事で、一時は小倉総合車両センター門司港駐在時代からありましたロングシート車と、大分車両センターで所属しておりましたセミクロスシート車との共通の運用が見られておりました。しかし、その後ロングシートとセミクロスシートとが分かれるようになりましたので、そのような共通運用は解消されておりました。

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 しかし、残念ながら昨年9月改正で415系電車の「福北ゆたか線」乗り入れは撤退、以降は山陽線(小倉・門司~下関間)を中心に、鹿児島線・日豊線運用に変わっております。それほど他の系列に譲るに至っているのもわかりますし、ワンマン運行がメインとなってしまっている事を思いますと致し方ない所でもないかとも思います。

 

 

 今回は、令和4年9月改正まで存在しました415系電車の「福北ゆたか線」運用に関しましてご紹介しましたが、述べましたように以前は「福北ゆたか線」では全線で見られてもいただけに、末期は1運用しか見られなかった事は正直残念ではなかったかと思います。やはり、同じ4両編成でもワンマン列車も存在しておりますし、813系電車・817系電車、さらには819系蓄電池電車・821系電車とワンマン対応車ばかり見られておりますので、はじかれるのも致し方ない所ではありますが、それでも下関駅まで乗り入れる列車も存在していたというのは、ダイレクトに運行できていた証かなとも思う所でもありましょうか。
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