番外 いずれも貸切から転用している車です、長崎県営バス、西工02MC架装日産デ車による路線改造車 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 
 これまでも当ブログでもご紹介しておりますように長崎県営バスと言いますと、長崎市内より都市間路線以外にも大村市内にあります長崎空港への「空港リムジン」、同じく大村市内・諫早市内へ「高速シャトルバス」が運行されておりまして、多くの方々が利用されております。
 
 このうち「空港リムジン」に関しましては、長崎バイパス経由の系統あれば、長崎出島道路の系統もありまして、そう言った事もありまして最速40分台で結ぶ事ができておりますし、「高速シャトルバス」に関しましても、長崎出島道路経由で大村市内・諫早市内の住宅地までも結んでいる事もありまして、通勤・通学客の足となっている路線となっております。
 
 使用車両のラインナップも、自社発注で日野セレガ・三菱エアロエースが導入されておりますが、上の画像にもあります貸切からの転用車(画像1、1E51・三菱KC-MS829P 画像2、7E15・三菱U-MS826P)、さらに移籍車として以下画像3・4にもありますいすゞガーラや画像5の三菱エアロバスや日野セレガRなどと言った車も使用されておりまして(6S51は一度貸切登録ののち路線化)、様々な車両がこの「空港リムジン」・「高速シャトルバス」、そして同じ仕様で運行されております長崎~佐世保線でそれら車の姿を見る事ができております。
 
 (6S51・KL-LV774R2)
 
 (4E55・KL-MS86MP)
 
 
 そして、このタイプの中には長崎県営バスでは数少ない存在となっておりますに西日本車体(西工)02MC架装日産ディーゼルスペースアロー(KL-RA552RBN)にも路線改造車が存在しておりまして、現時点で2台が改造されております。今回は、これら2台に関しまして現在まで収めていた画像より、皆様にご紹介してまいります。
 
 
 長崎県営バスの西工02MC架装の日産ディーゼルスペースアローは、平成15年と平成17年の2度にわたりまして6台が導入されておりまして、いずれも貸切車として導入されておりました。
 
 これらは、いずれも長崎営業所に新製配置されておりましたが、平成21年に福岡空港や博多駅など、県外からの長崎県内向け団体旅行客の誘致・集客強化を図る目的で福岡営業所が設置された事がきっかけで福岡営業所に転属しておりまして、全6台福岡ナンバーに改番されていた事もありました。
 
 (5K53)
イメージ 2

 

 (7K51)

 

 (7K52)

 
 (7K53)
イメージ 1

 

 

 その後、新たな車が福岡営業所に転属した事から、7K53以外が長崎県内の営業所に戻りまして貸切車として使用されておりましたが、平成30年にいずれも平成15年式でもあります5K51・5K53が路線化改造されております(7K53もその後長崎へ戻ります)。

 

 

 これら2台の使用路線は、主に大村・諫早~長崎間の「高速シャトルバス」、長崎~長崎空港間の「空港リムジン」として使用されるようになっておりますが、それとともにこれからご紹介します長崎~小浜温泉~雲仙間の特急バス長崎~佐世保線にもこれら車は使用されておりまして、両車でこれら路線で運行されている姿を収める事ができておりました。

 

 (5K51)

 
 
 画像が、5K53で運行されておりました長崎~雲仙間の特急バスであります。この時は、長崎県営バス本局より長崎駅前長崎県営バスターミナルへ入線した際の姿でありますが、LED行先の「特急 雲仙」がこの特急バスとして運行されている事を伺わせております。
 
 私自身も、この路線にこのタイプの車が使用されている事は聞いておりましたが、正直なかなか収める事ができておりませんでしたので、まさにラッキーでもありました。それにしても、過去にはこの路線では変わったレトロ仕様の車も使用されておりましたので、それからしますと寂しくなっている事が伺えておりますが、それでもこのタイプの車自体の改造も少数でもありますので、それを思いますとこの路線に使用される事もわからなくもないのではないかとも思います。
 
 そして、以下画像・最後の画像にもありますように長崎県営バスターミナルを発ちまして、小浜温泉・雲仙へ向けて発って行きました。乗客は、見た所数名の乗車ではありましたが、それでもダイレクトに小浜温泉・雲仙へ行く事ができる特急バスではありますので、この存在は大きいのではないかとも思う所ではあります。
 
 
 こちらは、長崎~佐世保線で使用されておりました5K51であります。この時はちょうど長崎県営バスターミナルに着いた直後でありましたが、この車のお出ましには驚きでありました。
 
 この車は、調べますと路線化改造直後は諫早営業所に所属しておりましたが、その後矢上営業所、そして移転に伴いまして東長崎営業所所属となっております。この営業所と言いますと、その長崎~佐世保線も担当する営業所でもありますので、結果この担当が回ってきていたようであります。
 
 長崎行きのサボです。このサボから長崎~佐世保線に入っていた事がわかりましたが、当初入ってきた際のRA552ならではのエンジン音から「おっ!」とは思いましたが、「空港リムジン」や長崎~雲仙線ではなく長崎~佐世保線ですからこのサボからも驚かされる部分ではなかったかと思っております。
 
 
 今回は、長崎県営バスに存在します、西工02MC架装の貸切改造による路線車をご紹介しましたが、これら車はこれまでもご紹介しておりますように、現在各社徐々に台数を減らしているのが現状でもあります。そんな中でもこの長崎県営バスに関しましては、この架装車自体が6台しか存在しておりませんし、それに路線改造車も存在しておりますので、まだまだ使おうとする所は出ているようです。やはり、画像1・2の三菱エアロバスのように20年以上経過しましても「空港リムジン」や「高速シャトルバス」などに使用している長崎県営バスですのでわからなくないですが、これからも元気に走っていただきたい所であります。