番外 九州産交バスが平成25年~26年に運行していた、阿蘇くまもと空港~光の森・山鹿・平山温泉線 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 
 
 九州産交バス・産交バス運行の阿蘇くまもと空港(熊本空港)へ運行しますバスと言いますと、熊本市内~熊本空港間に運行されております「熊本空港リムジンバス(通称、空港リムジン)でありまして、多くの方々が利用されております。
 
 これらは、主に上の画像の西部車庫を発着としまして運行されておりまして、それから熊本駅前・桜町バスターミナルを経由しまして阿蘇くまもと空港へ運行されておりまして、所要時間は西部車庫からで約1時間10分、熊本駅前からで約1時間、桜町バスターミナルからで約50分で運行されておりますし、ノンストップで運行されております「空港特快」で約45分で運行されております。
 
 使用されております車両も、上の画像のようなヒュンダイ(ヒョンデ)ユニバース(画像1、熊本230あ・787、画像2、熊本230あ・354、いずれもLDG-RD00)と言ったハイデッカー車両、またワンステップ低床車両(熊本200か16-61、三菱2PG-MP35FP)と言った車も使用されているなど、使用車両のラインナップも様々でもあります。
 
 
 さて、そんな阿蘇くまもと空港へ運行されておりますバスには、残念ながら短命に終わってしまった路線もかつては存在しておりました。今回はその路線でありました、熊本空港よりJR光の森駅・山鹿温泉・平山温泉間を結んでおりました快速バス(「山鹿・平山温泉号」・「光の森号」)に関しまして皆様にご紹介してまいります。
 
 
 この路線は、平成25年10月から阿蘇くまもと空港を起点に、いずれも以下画像にあります熊本市の光の森駅、そしてさらに山鹿温泉・平山温泉を結んでいたものでありまして、阿蘇くまもと空港~光の森駅間は約35分、山鹿温泉(山鹿バスセンター)まで約1時間40分、平山温泉まで約2時間で運行されておりました。

 【運行区間】
 阿蘇くまもと空港~菊陽町役場~光の森駅~植木インターチェンジ~山鹿バスセンター~平山温泉

 
 運行本数は、「山鹿・平山温泉号」の山鹿・平山温泉~阿蘇くまもと空港間が4往復、「光の森号」の光の森駅~阿蘇くまもと空港間が8往復の計12往復で運行されておりまして、「山鹿・平山温泉号」の運行区間の中には上の表にもあります植木インターチェンジも含まれていた事から、途中利用で高速路線バス「ひのくに号」の乗り換えも可能でありました。
 
 
 しかし、運行当初は「SUNQパス」は利用する事ができず、その後は利用する事ができるようにはなっておりましたが、肝心のバス利用者に関しましては地元の方曰く平均数名の利用者しかいらっしゃらなかったとの事でありまして、結局わずか半年で廃止と言う事になってしまったものであります。
 
 
 ただ、この路線の使用車両に関しましては元高速・特急・リムジン用の車両を使用するなど豪華版でありました。実際に、以下画像の九州横断バスで使用されていた車(熊本22か27-12、日野U-RU2FTAB)、
 
 熊本~大分線特急「やまびこ号」で使用されていた車(熊本22か26-96、日野U-RU2FTAB)、
 
 かつて「なんぷう号」・「フェニックス号」で使用されていた車(熊本22か28-84、日野U-RU3FSAB)や、
 
 「熊本空港リムジン」で使用されていた車などが、大津・山鹿の各営業所に所属(転属)した上で、この路線に使用されておりました。
 
 
 けれども、運行終了となった事でこれら車は一時山鹿営業所に留置されていたとの事でありましたが、その後廃車となっております。やはり、使用車両自体も余剰車両がメインでもありましたので、そう言った末路となってしまった事は残念な所ではなかったでしょうか。
 
 
 今回は、九州産交バスが運行しておりました、阿蘇くまもと空港~光の森・山鹿・平山温泉間の路線に関しましてご紹介しましたが、この時在熊の方のブログを拝見しまして、是非ともその姿を見たいとも思っておりましたが、そう思っている間にこの路線自体が廃止されてしまいましたので、正直残念でならなかったでしょうか。やはり、使用車両自体もご紹介しましたように豪華な車両も使用されていただけに、正直乗り得な感じもあったようですので。ご覧の皆様も、この路線に関しましては存じていた方・存じていない方様々ではなかったかとは思いますが、存じていなければこういった路線があった事を存じていただければとは思います。