番外 移籍車や古参貸切車も見られています、今回諫早営業所で撮影、長崎県営バス・長崎県央バス貸切車 | コウさんのコウ通大百科 PART3

コウさんのコウ通大百科 PART3

在住する九州を中心に、鉄道・バスを中心としました記事を毎日更新しております。
(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 当ブログでは、NO.2982におきまして、長崎県営バス・長崎県央バスの「高速シャトルバス」・「空港リムジン」他向けの三菱エアロシリーズラインナップに関しましてご紹介しておりました。

 

 長崎県営バスには、自社発注・移籍車の三菱エアロバス、そして三菱エアロエースの長崎空港リムジンバス、諫早・大村方面の「高速シャトルバス」、そして長崎~佐世保線・長崎~雲仙線向けの車が4メーカー(三菱ふそう・日野自動車・いすゞ自動車・日産ディーゼル)で見られておりますが、特に見られておりますのが三菱エアロシリーズでありまして、古い車では上の画像1にもありますように平成7年式の車(7E15・U-MS826P)も見られております。

 

 そんなこの車、そして画像2の車(8E11・KC-MS829P~長崎県央バス所有)と共通しているのは、貸切からの改造車と言うのが共通しておりまして、三菱エアロスタートップドア車などと言った古参の専用車の置き換えに貢献しております。しかし、30年近くの車がこのように現役な姿が見られておりますので、まだまだ健在である事が伺わせております。

 

 

 さて、今回ご紹介しますのは、今回諫早営業所訪問時に撮影しました、長崎県営バス・長崎県央バスの貸切車に関しまして皆様にご紹介してまいります。

 

 

 長崎県営バス・長崎県央バスの貸切車は、これまでも各地で収めておりましたが、そんな貸切車の営業所は、今回撮影しました諫早営業所の他、長崎本局・東長崎営業所(旧矢上営業所に駐車)、そして福岡県筑紫野市に福岡営業所が設けられておりまして、諫早営業所には長崎県央バス所有車も所属しております。

 

 

 実際に、これまで収めました貸切車でありますが、画像のように同じ団体(学校関係)ではありましたが、正直画像のようにアンバランスな組み合わせで運行されていた場合もありますし、

 

 (平成25年撮影、左から、1号車(S052・いすゞPKG-RU1ESAJ)、2号車(6E11・三菱U-MS826P)、3号車(7E51・三菱KL-MS86MP))

イメージ 1

 

 さらには高速続行用として使用される場合もありますので、同じ貸切車でも様々な姿が見られている事が伺わせております。

 

 (平成31年正月撮影、9A52・日野PKG-RU1ESAA)

 

 

 ここからは、今回撮影貸切車をご紹介してまいります。まずご紹介しますのは日野メルファの小型貸切車(2C51・KK-CH1JFEA)であります。

 

 この車は平成12年式でありまして、全長は7メートルしかない小型ショートの貸切車であります。定員は25名前後と言う事でありまして、小グループの旅行にはふさわしい車でもありましょうか。それにしても、もう20年超であるとは、そう見えない姿が良かったでしょうか。

 

 

 次は、日野セレガ貸切車(8A51・PKG-RU1ESAA)であります。

 

 この車は、平成18年式でありまして、移籍車として平成23年に導入していたものであります。長崎県営バスでは、「セレガーラ」の貸切車は自社発注車も存在しますが、それに加えまして移籍車としての「セレガーラ」が貸切車として導入されてもいまして、この車もその1台でもあります。

 

 

 次は、同じく日野車として、日野セレガRの貸切車(7A51・KL-RU1FSEA)に関しましてご紹介します。

 

 この車は平成17年式と、先述の現モデルの「セレガーラ」が発売される1年前に製造されておりまして、いわゆるセレガRでは最終型でもあります。また、長崎県営バスでは数少ないスーパーハイデッカーであるのが特徴でありまして、平成21年に移籍導入されたものであります。

 

 移籍後は、長崎→福岡→長崎とナンバー登録がなされておりまして、車番が高くなっているのも福岡営業所に所属していた名残が見られている事がお分かりいただけるのではないかと思います。

 

 

 次からは、三菱エアロバス4台であります。まずはKC-規制のエアロバス2台(いずれもKC-MS829P)をご紹介します。

 

 (9E11)

 

 (9E12)

 

 この2台は、いずれも平成9年に導入されたものでありまして、いずれも長崎県営バスの貸切車として導入されていたものであります。その後、同じ敷地内の長崎県央バスに移籍、現在はその長崎県央バスの貸切車として、今年で27年になりながらも元気な姿を見せております。

 

 

 そして、同じく元気な姿を見せておりましたのが、先述の9E1*よりも古い以下の2台(いずれもU-MS826P)でありまして、いずれも長崎県央バスの貸切車であります。

 

 (6E12)

 

 (6E13)

 

 これらは、いずれも平成6年式と、先述の9E1*よりも3年も古い車でもありまして、今年で30年になる車でもあります。実際に、フロントスタイルを見ましてもそれが伺えるのではないかと思いますが、そうしたタイプの車が未だに現役と言うだけでも貴重な姿を見せているのではないでしょうか。

 

 

 そして、こちらは西日本車体(西工)02MC架装車の日産ディーゼルスペースアロー(7K53・KL-RA552RBN)であります。

 

 この車は、平成17年に導入されました車でありまして、車番からもわかりますように一度は福岡営業所にも所属していた経歴を持つ車でもあります。と言いましても、このタイプは全6台が福岡営業所に所属していた経歴がありましたが、現在は以下画像の7K51や、路線改造されました5K5*など全車が長崎に戻りましてから活躍する姿も見られております。ちなみに、7K53はこのタイプ唯一の長崎県央バス所有車でもありまして、長崎に戻りました後に長崎県央バス所有に変わっております。

 

 (7K51)

 

 

 尚、NO.2982でもご紹介しましたように、長崎県央バスは令和6年度には再び長崎県営バスに統合される事になっております。したがって、「KEN-OU」の姿も近いうちに見られなくなりまして、再び「KEN-EI」に戻される事にもなるようであります。

 

 

 今回は、今回諫早営業所で撮影しました長崎県営バス・長崎県央バスの貸切車をご紹介しましたが、実際に様々な車が見られている事がお分かりいただけます。それにしても、現行モデルの日野セレガ貸切車や前モデルのセレガRでは移籍車もありましたり、それに対してエアロバスでは四半世紀越えの貸切車も存在している訳でもありますので、バラエティに特化しているような印象である事には間違いないでしょうか。それほどまだ使うという感は否めない所ではありますが、それだけ存在が大きい事も伺える所です。とにかく、古い車もあとどのくらいかわかりませんが、1年でも長く元気な姿を見せていただきたいものであります。

 

 今回までご紹介してまいりました、長崎県営バス諫早営業所での画像は、いずれも許可を受けて撮影を行っております。