番外 様々なエアロが見られていた、平成20年撮影、長崎県営バスターミナルの三菱エアロシリーズたち | コウさんのコウ通大百科 PART3

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鉄道・バスを中心としました記事を毎日更新しています。
(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)
令和6年10月記事より更新は夜間から朝に変更しています。

 
 長崎の高速路線バスのバスターミナルと言いますと、上の画像のJR長崎駅前にあります県営バスターミナルが代表的なバスターミナルである事はご覧の皆様もご存知の方もいらっしゃるのではないかと思います。
 
 この長崎県営バスターミナルは、昭和38年に完成しました長崎県交通産業会館(交通会館)」の1階に設けられているものでありまして、これまでも60年近くもの間に多くの車がこのバスターミナルに入りまして運行されてまいりました。尚、現在は長崎県物産館など様々なテナントがこのビルの中に入居しておりますが、かつては現在八千代町にあります本局もこのビル内に入居した事もありました。
 
 この長崎県営バスターミナルは、長崎県内外の高速路線バス及び特急バス、長崎空港への「空港リムジン(長崎県営バス運行、画像2、9E52・三菱PJ-MS86JP)」・「エアポートライナー(長崎自動車運行)」がこのバスターミナルから発着しておりますし、九州急行バス運行の福岡線「九州号」や、長崎県内の事業者に加えまして、他県の事業者もこのバスターミナルへと乗り入れております。
 
 (九州急行バス「九州号」、長崎230あ22-03、日野2TG-RU1ASDA)
 
 (「サンライト号(大分バス便)」、12922・日野PKG-RU1ESAA)~令和3年訪問時撮影
 
 (「りんどう号(九州産交バス便)」、熊本200か・968、三菱QRG-MS96VP)~令和2年訪問時撮影
 
 
 さて、今回ご紹介しますのは、平成20年などにここ長崎県営バスターミナルで撮影しておりました三菱エアロシリーズな姿に関しまして皆様にご紹介してまいります。この当時には、現在運行されていない事業者の路線ありましたり、現在は廃車となっております車両の姿も見られておりまして、10年以上の時を伺わせる事ができております。
 
 
 まずは、現在の姿からご紹介しますが、最も多く発着します長崎県営バスは元々から三菱ふそうの割合が多い事もありまして、特によく見る事があります。専用車の中にはエアロエース、その前のタイプにもなりますエアロバスとラインナップもありますので、よりこれらを見る機会が多いのではないかとも思います。
 
(「空港リムジン」用、E652・E653(QTG-MS96VP)の並び)
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 (E652)
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 (E653)
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 (E853・2TG-MS06GP)
 
 
 また、エアロバスの中には、長崎県営バスの「空港リムジン」用の車両に関しましては、自社発注の車あれば移籍車両や貸切からの転用された車の姿も見る事ができておりまして、エアロバスの中にも複数のラインナップが見られております。尚、長崎市内~大村・諫早間の「高速シャトルバス」に関しましてはこのバスターミナルからは発着しておらず、長崎駅前東口発長崎駅前降車場着となっておりますので注意が必要であります。

 

 (0E17・KC-MS815S)
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 (4E56・KL-MS86MP)~元日の丸自動車興業
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 そして、長崎~佐世保線専用車が全車三菱エアロシリーズでもあります西肥自動車(西肥バス)も見られております。特に長崎営業所所属車は全車エアロエース(画像はF636・2TG-MS06GP)で運行されておりますので、後述の車を含めまして様々なタイプが見られている事が伺わせております。
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 さて、これからご紹介します画像は、平成20年に撮影しました模様をご紹介しますが、この撮影は最も多くの都市間路線が運行します朝に撮影したものであります。

 

 実際に長崎県営ターミナルからは、早朝からも、九州内各地へと運行されている姿が見られておりまして、この後ご紹介します画像のように、純正の三菱エアロシリーズを見る機会が多くなっております。尚、それでも各車両形式がそれぞれ異なっておりますのでこれからご紹介してまいります。


 

 まずは自社長崎県営バスからご紹介しますが、この時は長崎空港線「空港リムジン」の他、大分線「サンライト号」、宮崎線「ブルーロマン号」の姿が見られておりましたが、宮崎線の車両に関しましては通常の専用車ではなく、予備車両が画像にありますように運行されておりまして、イレギュラーな姿を見る事ができておりました。尚、長崎空港線の車両を除きまして、これらは既に廃車となっております。
 
 (長崎空港線「空港リムジン」、9E53・PJ-MS86JP)

 

 (大分線「サンライト号」、4E54・KL-MS86MP) 
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 (宮崎線「ブルーロマン号」、0E21・KC-MS829P)
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 こちらは、西肥バスの長崎~佐世保線の佐世保行き(F535・BKG-MS96JP)の発車時の模様であります。この平成20年は、このF535及びF536が導入された年でもありまして、まさに最新鋭の車がこの路線に導入された当初の姿でもありました。その後は、先述のように2TG-規制車まで導入されましたし、かつ長崎営業所所属車は全車エアロエース化されてもいますので、古参・移籍車両を一掃するなど大きく様変わりする事にもなりました。尚、同車は現在は北部営業所に転属、佐々・佐世保~長崎空港線「空港特急」でも運行されております。

 

 (F535・現在)

 

 

 このほかにも、昭和自動車(昭和バス)の「レインボー壱岐号」もエアロバスと言う事でご紹介しますが、この路線は昭和バスに関しましては富士重工HD-I架装車(4メーカー)、富士重工7HD架装車(日産ディーゼル車)と富士重工架装車が見られておりましたが、4列・トイレなし化になりますと画像のエアロバス(佐賀200か・371、U-MS826P)も専用車として入りまして、運行される姿も見られておりました。尚、この車に関しましては後に西九州自動車道路線に転用されておりましたが、平成31年初頭に廃車となっております。
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 (昭和バス「レインボー壱岐号」・長崎県営バス「ブルーロマン号」との並び)
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 ちなみに、こちらは平成23年撮影の昭和バスの「レインボー壱岐号」のエアロバスでありますが、 平成24年の廃止末期時には画像のようにショートタイプ(佐賀200か・524、KK-MS86MM)が運行されておりまして、長崎県営ターミナルでは画像のように小さなエアロバスの姿も見る事ができておりました。やはり、上の画像のタイプとしますと小さくなった事が伺えるのではないかとも思います。尚、この車は貸切に転用されておりまして、タクシー事業部に所属の上、現在も健在な姿が見られております。
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 (現在)~唐津市乗合タクシー運行時(元高速もこういった路線にも使用されるのか?と思わせる姿です

 

 

 今回は、今から16年前の平成20年に長崎県営バスターミナルで撮影しておりました三菱エアロシリーズの姿をご紹介しましたが、この16年の間は車の変化とともに、都市間によりましては運行路線廃止と言った流れは見られているだけに、時の変化を伺わせる所ではあります。この三菱エアロシリーズも、長崎県営バスターミナル内では2TG-規制車まで現れてもいる訳ですので、三菱エアロシリーズの変化も感じさせられる所でもありましょうか。とにかく、このバスターミナルから出て行く車も様々ありますが、現在も最も見られるメーカーとして三菱エアロシリーズの存在は大きいのではないかと思ってならない所ではあります。