番外 かつては長崎県営バスにも存在したタイプでした・・・過去撮影画像より、丸目1灯日野レインボー | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 
 九州の日野レインボーの丸目1灯タイプは、これまでも九州各社におきまして見られていた車でありましたが、上の画像にもありますように現在では上の画像の宮崎交通(画像1、宮崎22か・823、画像2、宮崎22か・829、ともにP-RR172BA)におきましては現在も多くは見られるものの、それ以外の他社に関しましては全廃あるいは全廃真近と言うのが現状でもあります。

 やはり、何と言いましても全事業者に関しまして共通する事としましては、最も新しい車でも昭和63年式にあたりますので、昭和63年式でも今年で36年になる事を思いますと経年に至ってしまう事に関しましては仕方がない事ではないかとも思います。
 
 それでも、上の画像の宮崎交通では、台数は減ってはいるものの、まだまだ現役な姿は各地で見られておりまして、中には昭和62年式の車も見られておりますし、中にはLEDヘッドランプに改造した車もあるそうですので、宮崎交通に限りましては、令和になりました現在でも主力車両として活躍する姿は見られるようではあるようです。
 

 さて、今回ご紹介しますのは、平成25年に全廃となりました長崎県営バスの日野レインボー丸目タイプに関しまして皆様にご紹介してまいります。
 
 
 現在の長崎県営バスの中型路線車と言いますと、自社発注・移籍車によります低床車が多く見られておりまして、古参車両も少なからず見る程度でもあります。そのほとんどは諫早・大村地区で見る事が多いですが、それだけ低床化の波も進んでいる事が伺わせているのが現状でもあります。
 
 (T255・いすゞSDG-LR290J1)
 
 (T452・いすゞSDG-LR290J3)
 
 (F351・三菱TKG-MK27FH)
 
 (4F51・三菱KK-MK25HJ)
 

 そう言った低床車両世代の以前に存在しておりましたこの日野レインボーの丸目1灯タイプは、長崎県営バスには昭和59年に初導入されておりまして、このうちの1号車は諫早営業所に新製導入されておりまして、以来諫早営業所や現在は廃止されております小浜営業所にも導入されていたなど、県内各地の営業所に40台以上配置されておりました。

 また、ほとんどが後乗りタイプであるのに対しまして、上の画像3左の昭和63年式の1台(3116)だけ中乗りタイプも存在しておりました。その車の場合は、形式も他の車がP-RR172BAなのに対しまして、P-RR170BAとなっておりまして、これで見分けを付けるようにもなっていたのも特徴でありました。
 
 やはり、これらは長崎県営バスの一般の中型路線バスでは主流のタイプになっておりましたし、当時の日野自動車の中型バスでは代表的な車種でもあった訳でもありましたので、結果ご紹介しておりますように長崎県営バスが大量に40台以上も導入していたのもわからなくはなかったかとも思う所でもあります。
 

 ここからも、引き続き丸目1灯日野レインボーの過去の画像をご紹介してまいります。これからご紹介します車の形式はP-RR172BAでありまして、掲載画像は平成21・22年に撮影したものでありましたが、その頃の時点ではまだ10数台は所有しておりまして、撮影しました諫早市内ではよく見る事ができておりました。
 
 (3112)~昭和63年式(平成22年撮影)
 
 (2113)~昭和62年式(平成21年撮影)
 
 (3111)~昭和63年式(平成22年撮影)

 しかし、その後も順次廃車が進んでしまいまして、最後まで残っておりました大村営業所所属でありました3114も平成25年に廃車となっておりまして、この結果このタイプもこの年に全廃に至ってしまいました。画像は、諫早営業所にてこの年撮影していたものでありましたが、既にアップの画像のようにナンバーも剥ぎ取られまして、この後解体へ至る事になる事さえも伺えておりました。
 
 (アップ)
 

 今回は、過去撮影の丸目1灯日野レインボーに関しましてご紹介しましたが、この日野レインボーと言いますと、何と言いましても甲高いエンジン音が特徴でもありますが、この車の存在が長崎県営バスにもあった事がお分かりいただけたのではないかと思います。しかも、40台以上も多く導入されていた事もありましたので、その存在がなくなった事に関しましては残念でならない所であります。やはり、経年に至っていた事を思いますと仕方がない事ではなかったかとは思いますが、この丸目1灯と言う独特な特徴は特に印象的なものではないかとも思いますので、ご覧の皆様も存じていただければとも思います。