NO.2971 様々な路線車が見られます、今回撮影、西鉄バス北九州一般路線車の姿 in 砂津界隈 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 西鉄グループの北九州の拠点と言いますと、何と言いましても小倉北区の砂津ではないかと思います。

 

 この砂津では、画像1にもあります西鉄バス北九州の本社や、画像2にもあります、観覧車も見られております「チャチャタウン小倉」、以下画像でも紹介しております砂津バスセンター、そして画像1の建物内にもあります西鉄バス北九州小倉営業所・西鉄バス北九州高速営業所が併設しております砂津車庫も設けられておりまして、そう言った所からも北九州の拠点としての姿を見せている事が伺わせているようにも思います。

 

 そんなこの場所の「チャチャタウン」側には、かつて門司~砂津~中央町~黒崎駅前~折尾間などで存在しておりました西鉄北九州線の車庫(砂津車庫)も設けられておりまして、路面電車の拠点もこの地に設けられていた事もありましたが、今はそう言った名残も見られなくなっております。

 

 現在の砂津車庫の一部をご紹介します。現在は福岡市内とともに北九州市内にも連接バス(「Kitakyusyu BRT」)も運行されておりまして、路面電車が運行されていた区間(砂津~黒崎バスセンター間)を中心に運行されておりまして、メルセデスベンツ・シターロが走る姿も見られております。それにしても、これだけ見られている姿からも多く導入された事が伺わせる姿ではないかとも思います。

 

 (左から、0203(小倉)・0218(八幡)・0202(小倉)・0221(恒見)・0209(小倉)

 

 (0203(小倉))

 

 (0221(恒見))

 

 所で、西鉄バス北九州では、西鉄グループでは最後まで残りました58MCB型架装路線車によります一般路線バスが運行されていた所でもありまして、画像にもありますように砂津バスセンターでも運行される姿が見られておりまして、令和3年までは一日に数台を収める事ができていたほどでしたが、翌令和4年に全車離脱・廃車に至っております。

 

 (4710・三菱U-MP218M)

 

 (5151・日産デKC-UA460LSN) 

 

 実際に、最後まで残った6661(日産デU-UA440LSN)が引退・廃車となった事で、北九州地区では58MC路線車は全廃へと至っておりまして、画像でしか物語る事ができなくなっております。尚、現在は西鉄バス筑豊でリフトバスに改造しました車が1台現存しますが、特別支援学校スクール専用ですので一般利用はもうできなくなっております。

 

 (令和4年ラストランツアー参加時)

 

 

 さて、今回ご紹介しますのは、この1月訪問時にこの砂津界隈で撮影しておりました西鉄バス北九州の路線車両を車種別に皆様にご紹介してまいります。この中には、福岡でも収める事ができていない「BRT」代走も収める事ができておりましたので、併せてご紹介してまいります。

 

 

 まずは、いすゞエルガ(現モデル)であります。この時は3台を収めておりましたが、西工58MC架装車は全廃、さらに後継の96MCB型架装車の古参路線車も少なくなってしまっている今、このタイプも北九州地区でも多く導入されている事もありまして、その分収める機会も増えております。また、ラッピングも見られておりまして、それだけ広告に貢献している車も見られている事もわかります。

 

 (1051(小倉)・QRG-LV290Q1)

 

 (1104(戸畑)・QRG-LV290Q1)

 

 (1158(恒見)・QRG-LV290Q1)

 

 (1241(八幡)・2TG-LV290Q2)~ボルクバレットラッピング

 

 

 次は、いすゞエルガ(前モデル)であります。北九州では以下画像の2688が導入されました平成24年から、29**が導入されました27年までの4年に渡りまして、ワンステップ→ノンステップと導入されておりましたが、ジェイバスモデルの大型路線車両の代表格として、西工58MC路線車の置き換えに貢献している事が伺わせております。もちろん、「スマートループ塗装」以外にもフルラッピング車も見られております。

 

 (2688(恒見)・QPG-LV234N3)~ワンステップ、三島光産ラッピング

 

 (2906(中谷)・QPG-LV234N3)~ノンステップ

 

 (2907(中谷)・QPG-LV234N3)~ノンステップ、志明館ラッピング

 

 (2908(中谷)・QPG-LV234N3)~ノンステップ

 

 

 次は、いすゞエルガミオ(現モデル、2KG-LR290J3)であります。平成29年・翌平成30年と導入されておりますこの現モデルは、実は北九州でしか見られないモデルでもありまして、それ以外の福岡・久留米・筑豊などでは現時点で見る事ができないモデルでもあります。そんなこの車も、画像のように小倉界隈までやって来る事もありまして、今回中谷営業所所属車を2台収める事ができておりました。

 

 (1245(中谷))

 

 (1246(中谷))

 

 

 次は、いすゞエルガミオ(前モデル)であります。北九州地区では平成22年より平成27年まで福岡地区と同様導入されておりましたこのモデルでありますが、エルガと同様、当初はワンステップ、のちにノンステップが導入されておりました。今回は2台のみ収めましたが、これら車に関しましても、同じ中型であります西工SR架装車・58MCB型路線車を置き換えておりまして、5年に渡り導入された分貢献は大きいでしょうか。

 

 (2432(中谷)・PDG-LR234J2)

 

 (2980(中谷)・SKG-LR290J1)~ノンステップ

 

 

 次は、日野ブルーリボンハイブリッドであります。北九州地区には6台が所有しておりますが、このうち平成23年・24年式の2台(いずれもLJG-HU8JMGP)を今回は収める事ができておりました。このハイブリッドも、最初の車(80**)が今年で13年になろうとしておりますが、それでも元気に走る姿が見られているのはいいのではないかと思う所ではあります。

 

 (8506(門司))

 

 (ハイブリッドドーム部分)

 

 (8606(門司))

 

 

 次は、三菱エアロスターであります。前モデルが平成24年に9台、現モデルが平成28年・平成30年・令和元年に計15台(うち1台事故廃車)と台数は福岡地区よりも多くはありませんが、それでも北九州地区におきましても見る事ができております。これらも、平成24年導入の9台がワンステップである以外は、以降の車はノンステップでありまして、低床化に貢献している事が伺わせております。

 

 【前モデル】

 (4612(恒見)・LKG-MP35FM)

 

 (4614(弥生が丘)・LKG-MP35FM)

 

 (3667(香月)・QKG-MP35FM)

 

 【現モデル】

 (3338(恒見)・2PG-MP38FM)

 

 

 次からは、西工架装車をご紹介します。まずは日産ディーゼルUAの3台(KL-UA452MAN)でありますが、今回撮影時、最古参は平成15年式の5832でありました。そんなKL-UAも、最初に導入されました平成13年から今年で19年になります平成17年まで導入されておりますが、初期型にあたります平成13年式・平成14年式では廃車も多く見られている世の中でもありますので、今後さらに減少へと至ってしまう事は致し方ない所ではないかとも思う所ではあります。

 

 (5832(戸畑))

 

 (9013(門司))

 

 (9017(中谷))

 

 

 次は、「スマートループ塗装」のスペースランナーRA(PKG-RA274MAN)であります。平成20年に登場しました「スマートループ塗装」も、登場から今年で16年になりますが、今回9台も収めましたように、未だに多くの車が運行する姿が見られております。やはり、これまでの「赤バス塗装」からしますと新しい印象が伺えますが、西工架装車は新しい車(平成22年式)でもう今年で14年になりますので、西工架装車もそれだけ年の経過も伺える所でもありましょうか。

 

 (9896(戸畑))

 

 (9900(小倉))

 

 (5901(小倉))

 

 (5906(小倉))

 

 (5909(八幡))

 

 (5913(門司))

 

 (5915(弥生が丘))

 

 (6006(戸畑))

 

 (6010(八幡))

 

 (6145(小倉))

 

 

 そして、今回の訪問では上の画像のメルセデスベンツ・シターロによります「Kitakyusyu BRT」の代替車両も収める事ができておりました。実際に、上の画像のように多く導入されております「Kitakyusyu BRT」の車両ではありますが、やはり検査によりまして車両が不足する場合もありますので、その場合には一般の車両におきまして代替運行する姿が見られております。

 

 この時には、八幡営業所向けの車におきましては、元「電車代替色」で「スマートループ塗装」化されております日産ディーゼルUAの9228(KL-UA452MAN)が使用されておりました。この件に関しましては、前に「X」でも投稿しておりましたが、既に以前から代替車両として運行されているとの事でありまして、「Kitakyusyu BRT」の予備車両としての感が伺わせております。

 

 一方、恒見営業所の場合でも代替車両の運行が見られておりまして、この時には1112(いすゞQRG-LV290Q1)が使用されておりました。そんなこの「BRT」代替車両は福岡地区でも見られてはいますが、福岡地区では収めるには至っていないだけに、北九州地区の2営業所の運行分を一気に収める事ができたのは良かったでしょうか。

 

 

 今回は、今回訪問時に砂津界隈におきまして収めておりました、西鉄バス北九州の一般路線車に関しましてご紹介しましたが、この砂津は西鉄の北九州の拠点と言う事もありまして、様々なタイプの車が見られている事がお分かりいただけます。それにしても、上にもありましたように数年前までは西工架装車中心の古参車両を必ず見られていたものでしたが、そう言った姿が見られなくなっているのもまさに時の流れでもありましょうか。それでも、西工架装車が見られなくなる一方、純正車両が多く見られている事には変わりはありませんので、これからも訪問時にはこうした形でご紹介して行こうとも思っております。