番外 平成19年、キハ185系気動車による特急列車で唐津線を運行していた、「佐賀キャンペーン号」 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)


 
 佐賀・久保田~西唐津間を結びます唐津線は、普段はキハ47形・キハ125形各気動車が運行されている路線でありまして、運行列車に関しましては、普段日中は上の画像1のように2両編成でワンマン運行されている列車がほとんどでありまして、それ以外の時間帯では日中の一部や早朝・夜間がキハ125形気動車のみの1両編成によるワンマン運行、ラッシュ時にはキハ47形・キハ125形各気動車での3両もしくは4両編成の列車が運行されております。
 
 そんなローカル感が漂う唐津線でありますが、去る平成29年10月1日にはキハ185系気動車によります団体臨時列車が入線しておりまして、以下画像にありますように大分車両センター所属の「九州横断特急」編成2両によります列車が佐賀~多久~唐津(~(回送)~西唐津)におきまして運行されておりまして、キハ185系気動車としましては3年ぶりの唐津線入線にもなっておりました。
 
 この時は、当時のJR九州旅行(現・JR九州トラベルデスク)が企画しました団体臨時列車として運行されておりまして、普段は入る事はないキハ185系気動車の姿を見る事ができておりまして、沿線ではこの運行されている姿を収めた方が多くいらっしゃっておりまして、私自身も上の画像・以下画像のように西唐津駅で収めておりましたが、このように普段見る事がない車両を収める事ができておりました。
 
 (「九州横断特急」表示)

 ちなみに、平成25年・平成26年には「利き酒列車」としても運行されておりまして、唐津線沿線にあります酒造元のお酒をいただくとともに、酒造の酒蔵見学や佐賀県唐津市内のホテルでの昼食など、JR九州旅行が沿線自治体と共同で企画した団体列車ツアーも運行されておりました。
 
 (平成25年運行時撮影)
 

 さて、ここまでご紹介しましたように、これまでも臨時列車、さかのぼりますと平成18年には天皇・皇后(現在は上皇・上皇后)ご夫妻の「お召し列車」として唐津線入線の経緯がありましたキハ185系気動車でありますが、かつてはやはり臨時列車とは言え「特急列車」としても運行されていた事もありましたが、ここからは皆様にご紹介してまいります。
 

 それが、今から13年前の平成19年に運行されておりました、臨時特急「佐賀キャンペーン号」でありまして、平成19年の10月から11月までの土日祝日に運行されておりました。

 この列車は、当時JR九州が行っておりました「佐賀キャンペーン」の一環として運行されていたものでありまして、鳥栖・佐賀~唐津間で運行されていたものでありました。

 運行されていた本数は2往復でありまして、1往復が鳥栖~唐津間、もう1往復が佐賀~唐津間で運行されておりまして、停車駅は鳥栖・佐賀・久保田・小城・多久・山本・唐津の各駅となっておりまして、編成は2両編成、座席区分は1両は自由席、もう1両は指定席となっておりました。尚、以下画像のように唐津運輸センター(当時)があります唐津駅の隣駅西唐津駅までの間は回送で運行されておりまして、画像のように休む姿も見られておりました。
 
 尚、2両編成と言いますと、ワンマン運行が行われるパターンに相当しますが、臨時であった事もありまして、車掌も乗務しておりましたし、案内のため客室乗務員も乗務されておりました。
 

 所で、先述のようにキハ185系気動車にとりましては平成18年・19年と2年連続で唐津線に入線しておりまして、その平成18年にはお召列車として入線していたために2年連続の入線でもありました。やはり、平成18年の入線時は当時の天皇・皇后両陛下がそのキハ185系気動車に乗車していた事もありますので、それからしますとにぎやかさには欠けていたようでしたが、それでも特急型の車両が2年連続、しかも本来の「特急」として入線していた訳ですので、よりよかった所ではなかったかと思います。
 
 
 ただ、最も唐津線が賑わう、「唐津くんち」・「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」が開催されております、11月3・4日は運行されておりませんでした。私としましては、この11月3・4日運行されないのもどうかと思ったほどでしたが、第一、シャトル便として使えるのではないかとも思っていただけに、一番稼ぎ時に運行されないのはどうかとも思ったほどでしたので正直残念ではなかったでしょうか。
 

 今回はかつてキハ185系気動車で唐津線にて運行されておりました特急列車「佐賀キャンペーン号」に関しましてご紹介しましたが、特急型車両でありますキハ185系気動車自体普段から考えましても唐津線では定期列車では運行されていない分、入線自体も限られてしまう事は仕方がないと思います。そんな中でこの唐津線におきまして運行されておりましたこの「特急列車」の存在はキャンペーンとして運行されていたとはいえ大きかったのではなかったかとはなかったでしょうか。尚、平成29年以降キハ185系気動車が唐津線に入線歴はありませんが、今後運行される機会がありましたら、ぜひとも収めたいとも思っております。