番外 「みどり」運用にて引き続き活躍しています、783系電車に存在している特異編成、CM35編成 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)


 
 783系電車のCM30代の編成と言いますと、上の画像の「きらめき」や「かいおう」、さらには臨時列車や定期列車の代走などで運行されております4両編成の車両が主となっておりまして、実際に鹿児島線などの路線で見る事ができておりました。
 
 このCM30代の編成は、元々は5両編成でありましたし、かつては「にちりん」を中心とした運用にも入っていた事から大分運輸センター(当時)に一時期所属していた経歴もありましたが、これからご紹介します1編成を除きまして平成23年3月のダイヤ改正から4両編成に減車されておりまして、以来「きらめき」などに入っておりました。
 
 ちなみに、これらの中には「にちりん」運用に入っておりましたCM*編成の運用増によります車両不足によりまして4両編成から再5両編成された編成も見られておりまして、以下画像にありますCM34編成がそれに該当しておりまして、平成26年のダイヤ改正にて再5両化の上「にちりん」運用に復帰しておりました。
 
 しかし、令和3年3月改正で「にちりん」運用が消滅、さらに西九州新幹線開業に伴う令和4年9月改正で、運用の場も「みどり(「リレーかもめ」)「ハウステンボス」「かささぎ」「きらめき」のみに運用が縮小された事に伴いましてCM3*編成は1編成を除きまして消滅、さらに同様カラーの編成もその1編成にCM2編成のみとなっておりまして、非常に編成からも寂しくなっている事が伺わせております。
 
 (門司港駅に留置されていた2編成)~CM4編成&CM34編成

 
 (現存します・CM2編成)
イメージ 6
 
 
 そして、唯一残りますCM3*編成の中には、かつて「にちりん」として運行されていた頃に、元々流線型先頭車でありましたクロハ782形0番台から貫通扉付き切妻型の先頭車として改造されました車両が存在しておりまして、改造によりまして「みどり」編成の中に組み込まれました編成が存在しております。それが783系電車CM35編成でありまして、今回この編成に関しまして皆様にご紹介してまいります。
 
 
 このCM35編成は、元々予備編成がありませんでした「みどり」編成の増強のために、平成18年に早岐方の先頭車であります、先述のように元々流線型非貫通先頭車でありましたクロハ782-7が貫通扉付き切妻型の先頭車に変わりまして、それによりまして以下画像のようにフロントの部分が「みどり」の姿、そしてそれ以外が従来の「リニューアル塗装」となっているのが特徴であります。

 
 
 尚、この編成も元々は5両編成でありましたが、平成13年に南福岡車両区に所属が戻る際に4両編成に減車されておりましたが、編成に入っておりましたモハ783-8を減車した形となりました。尚、そのモハ783-8はその後はCM5編成、末期はCM32編成に組み込まれまして、令和3年に廃車となっております。
 
 
 クロハ782-7は、貫通扉付きとなりましてクロハ782-407と改番されましたが、ベースとなりました上の画像にあります流線型の先頭車と以下画像のアップしました姿とを比べてみましても、かつての先頭車であった名残であります側面の大窓がその証として残されている事がお分かりいただけるのではないかと思います。やはり、783系電車の目玉であります展望の姿が見られなくなったのは残念ではありますが、前(後ろ)に連結相手の「ハウステンボス編成」をつなげるとなりますと、編成間を通りやすくするためでもある事を思いますと仕方がない所でもありましょうか。
 
 
 一方、こちらは通常の「みどり」編成であります783系電車CM14編成の早岐方先頭車でありますが、こちらはサハ783形100番台からの先頭車改造でありましたので、中間車からの改造である分、こちらのグリーン車の部分も窓枠が違うのもわかるのではないかと思います。
 
 
 現在、CM35編成は「みどり」の運用などに入りながら、画像のように「ハウステンボス」編成とも組みながらも運行されております。やはり、従来の「みどり塗装」とは違いまして、「リニューアル塗装」の中での「みどり」でもありますので、この姿から見ましても正直違和感を感じる所ではないかと思う所でもありましょうか。
 
 (「ハウステンボス」は旧カラー時代です)
 
 
 今回は、特異編成として「みどり」運用で運行されております、783系電車CM35編成に関しましてご紹介しましたが、このCM35編成自体も、先頭以外の部分もいつ「みどり塗装」を行うのか?とさえも思っておりましたが、この間に全般検査や重要部検査で小倉総合車両センターに入場しましても、塗装は施される事もなくそのままで維持されております。そういう所からも、この783系電車の中にありまして特異車としての感は避けられない所ですが、改造から10年以上になる今もその姿ですので、もうそのままでもいいのでは?とも思う所ではありますので、これからも「みどり」運用で活躍していただければと思う所ではあります。