NO.2823 2メーカーの車両で運行されています、大分交通4列シート高速車全12台ラインナップ | コウさんのコウ通大百科 PART3

コウさんのコウ通大百科 PART3

在住する九州を中心に、鉄道・バスを中心としました記事を毎日更新しております。
(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 大分交通の高速路線バス(大分市内・湯布院~大分空港線「エアライナー」を除きます)は、現在3路線を運行しておりまして、特に2路線に関しましては都市間路線としての姿を見せております。

 

 現在運行されておりますのは・・・

 

 大分~福岡線「とよのくに号(スーパーノンストップ便)」

 大分・別府~長崎線「サンライト号」

 大分空港~臼杵・佐伯線「佐臼ライナー」

 

の3路線でありまして、特に福岡線「とよのくに号」に関しましては、九州最大の都市を結びます重要な路線でもありますので、特に利用者が多く見られる路線でもあります。

 

 しかし、以前は大分・別府~北九州線「ゆのくに号」を担当しておりましたり、フェリーを使いまして運行されておりました、広島線「別府ゆけむり号」もありましたがこれらは廃止されておりますし、夜行高速路線バスも神戸・大阪・京都線「SORIN号」や名古屋線「ぶんご号」も担当しておりましたが、「ぶんご号」は廃止、「SORIN号」は撤退に至っておりまして、結果3路線のみの担当という事になっております。

 

 使用車両も、以前は3列シート車が使用されておりまして、最も多く見られておりましたのが西日本車体(西工)S型架装車、さらに「ネオロイヤル」とも称しておりますC-I架装車も見られていたほどでしたが、残念ながら高速用としてはその下の画像の2台のみが残るのみとなっております(さらに1台大交北部バスにも「ノースライナー」用に1台(大分200かか・398)が存在しますが、高速用ではないので除外します)

 

 【以前の3列シート車】

 (西工S型、大分200か・189、三菱KL-MS86MP)~「大分観光ラッピング」時代

 

 (西工C-I、大分200か・・73、三菱KL-MS86MP)

 

 【既存車】

 (大分200か・422、三菱BKG-MS96JP)

 

 (大分200か・622、いすゞQPG-RU1ESBJ)~元夜行用、その下の画像が「SORIN号」時

 

 (「SORIN号」時)

 

 

 そして、上の画像以外の車はいずれも4列シート車となっておりまして、加えまして後部公式側トイレ付となっております。今回ここからは、大分交通に在籍します都市間4列シート高速車全12台に関しまして、皆様にご紹介してまいります。

 

 

 大分交通では、「とよのくに号」共同運行会社であります西鉄バスに合わせまして4列シート化が平成24年頃から進み始めまして、結果大分交通担当便は全車4列シート車による運行に変わっております。それに加えまして、大分~長崎線「サンライト号」も平成29年の新車導入によりまして4列化されておりまして、担当路線はいずれも4列シートによる運行となっております(「サンライト号」は、検査によりまして上の画像の3列シート車が代走する場合もあります)

 

 

 まずは、平成24年に導入されました2台からご紹介します。これらはいずれもいすゞガーラ(LKG-RU1ESBJ)でありまして、いずれもラッピングが施されております。

 

 (大分200か・554)~「謎のとり天せんべい」ラッピング

 

 (大分200か・556)~大分交通100周年記念「大分交通歴史探検隊」ラッピング

 

 (運行時)

 

 これら車は、現在はラッピングを施しておりますので、そのラッピングのイメージが強いのではないかと思います。特に大分200か・554に関しましては全面でもありますので、より目立っているのではないでしょうか。

 

 そんなこれらも、もちろん以前はラッピングを施しておりませんでしたので、画像のような「裸」の姿が見られていたほどでしたが、今はラッピングを施している事で様変わりしている事も伺えるのではないかと思います。

 

 (大分200か・554)

 

 (大分200か・556)

 

 これら車は、現在は予備車となっているそうでありまして、稼働も主に「佐臼ライナー」中心で見られるようになっております。既に導入から10年を経過しておりますし、路線の減便・廃止が相次いでいる事もありますので、稼働が減ってしまうのも致し方ない部分でもありましょうか。

 

 

 平成25年には、時期はずれますが2台のいすゞガーラ(QRG-RU1ASCJ)が導入されておりまして、こちらも「とよのくに号」用として導入されております。

 

 (大分200か・592)

 

 (大分200か・610)

 

 これによりまして、「とよのくに号」向け4列シート車も4台となりまして、さらに4列シート車の割合を増やすに至っておりました。それだけ世代交代も見られていた事がわかる姿でもありましょうか。

 

 

 平成27年頭には、新たに「とよのくに号」向けに3台が導入されまして、いずれも三菱エアロエース(QRG-MS96VP)での導入となっております。

 

 (大分200か・665)

 

 (大分200か・666)

 

 (大分200か・667)

 

 これら3台は、平成27年に「とよのくに号」向けに導入された車たちでありますが、この導入年には東九州自動車道路線が運行開始された年でもありまして、3列シート車はこれら路線に転用されるに至っております。尚、この導入車より各座席にコンセントが装備されてもいまして、利用時が電源の心配もない姿が見られております。

 

 

 次は、平成29年に導入されました2台であります。これらはいずれも平成27年と同様三菱エアロエースでありまして、排ガス規制がQTG-規制車(QTG-MS96VP)となっておりまして、車の装備も平成27年導入車と同様の装備でありますコンセント付きとなっております。

 

 (大分200か・807)

 

 (大分200か・808)

 

 これら2台中1台であります大分200か・807が「サンライト号」向けに導入されておりまして、この結果大分交通便の「サンライト号」は4列シート化がなされる結果となっております(但し先述のように代走で3列シート車が運行する場合があります)。

 

 また、ここまでご紹介しました三菱エアロエース5台中3台には、昨年まで「おんせん県おおいた」のラッピングが施されておりまして、実際にアピールする姿も見られておりました。それにしても、「ゆのくに塗装」ばかりの中で派手なラッピングが見られていた事もわかるような姿でもありましょうか。

 

 (大分200か・665)~光の関係で見にくい部分が見られる事はご了承ください

 

 (大分200か・667)

 

 (大分200か・807)

 

 

 平成30年には、引き続き三菱エアロエースが1台導入されましたが(大分200か・878)、この車に関しましてはAMT車となっておりまして、そう言った事から2TG-MS06GPと言う形式となっております。また、ドア横の窓の部分にはエンブレムも見られますし、リアのみLEDシグネチャーライトも装備されております。

 

 (窓枠にLEDシグネチャーライトも装備)

 

 

 

 令和に入りまして、6年ぶりにいすゞガーラ(大分200か・992、2TG-RU1ASDJ)が「とよのくに号」向けに導入されました。装備に関しましては、これまでの車と同様の装備ではありますが、「とよのくに号」では基本的にコンセント付きの車が使用されるにも至っております。

 

 

 そして、このほど三菱エアロエース(大分200か10-57、2TG-MS06GP)が導入されました。これは3月より大分交通のSNSサイトでも話題になっていたほどでもありましたが、大分バスに次いで、ついに「令和顔」のエアロエースが導入するに至っております。それにしても、これまでのエアロエースと違いましてキリッとした姿が新たなエアロエースとしての印象を見せているのではないかとも思う所でしょうか。残念ながら私自身は現時点収めていないだけに、早く収めてみたいものではあります・・・。

 

 (超特急スーパーひのくにさん画像提供)~上の画像11もです

 

 

 今回は、大分交通の4列シート高速車両全12台をご紹介しましたが、先述のように「とよのくに号」3列シートが存在していた中で一掃するにも至っておりますので、いつの間にか大きく様変わりしてしまったなと言う印象でもあります。それだけ世代交代が進んで訳ですし、4列シートも「当たり前」と言う印象が出てしまっている事を思えばわかる所ではないでしょうか。そんな「とよのくに号」も昨今の「新型コロナウイルス」もありまして減便も見られているのが現状でもありますが、それでも正直大変ではないかとは思いますが、これ以上のサービス低下はせず、引き続き維持していただきたいと切に願う所ではあります。