番外 赤「CT」ばかりの中で青「CT」も運行されています、鹿児島車両センターVk2編成貸出中の姿 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)


 

 平成26年の6月下旬から8月頭にかけまして、鹿児島車両センター所属の817系電車Vk8編成が佐世保車両センターに貸し出されまして、長崎・佐世保線を中心に運行されておりました。

 

 この貸出しの要因は、平成25年11月に佐賀県武雄市で発生しましたトレーラーとの衝突事故でVN24編成が、そして平成26年6月に佐賀県白石町で発生しました軽トラックとの衝突事故によりましてVN31編成がそれぞれ運用を離脱しまして、それぞれ小倉総合車両センター・佐世保車両センターにおきまして修理がなされておりました。

 

 それに加えまして、検査のために1編成が小倉総合車両センターに入場と言う事態にもなりましたので、その結果817系電車自体が不足すると言う事態にも陥りましたので、その救済策としまして直方車両センター・鹿児島車両センターから各1編成貸し出される事になりまして、鹿児島車両センターからはVk8編成が貸し出されまして、長崎線・佐世保線を運行しておりましたが、同年8月1日の運用を最後に離脱しまして、翌2日に日豊線経由で鹿児島に戻っております。

イメージ 3

 

 私自身も、この貸出期間中に佐賀・長崎地区で収める事ができましたが、やはり青「CT」の姿が佐賀・長崎地区で見られていたのが印象的でありました。やはり、「鹿カコ」の所属表記からもわかりますように、普段は見る事がない817系電車でもありますので、違和感も大ありではなかったかなとも思っております。

 

 

 そして、それから8年後、小倉総合車両センターから出場しましたばかりの鹿児島車両センター所属817系電車が日豊線を下らずに長崎線・佐世保線へと入りまして、それから運用に就いております。今回は、その鹿児島車両センター817系電車の長崎線運行シーンを収めましたし乗車にも至る事ができておりましたので、皆様にご紹介してまいります。

 

 

 今回貸し出されましたのは、Vk2編成でありまして、平成13年の新製導入は直方運輸センター(当時)でありまして、「福北ゆたか線」を中心に運行されておりましたが、2年後の平成15年に1000番台が直方運輸センターに新製導入した事に伴いまして鹿児島総合車両所(当時)に他の9編成とともに転属しまして、鹿児島線の川内~鹿児島間、日豊線の鹿児島~延岡間、宮崎空港線で活躍する場が見られておりました。

 

 

 そして、11月に小倉総合車両センターに入場、12月に出場しましたが、その方向が往路と同じ日豊線を南下かと思いきや、鹿児島線~長崎線~佐世保線と進みまして佐世保車両センターに青「CT」の形でやってまいりまして、以降現在まで長崎線の鳥栖~肥前浜間、佐世保線の全線、鹿児島線の博多~大牟田間で運行されております。恐らくは貸し出しではないかと思われますが、普段は赤「CT」の中で目立つ存在である事には間違いないでしょうか。

 

 

 上の画像は、この日中原駅で撮影しておりました2855Mでありましたが、この後もこの日の運用をもとにしまして、鳥栖駅で撮影、さらに鳥栖~江北間に往復乗車も行っておりました。

 

 

 2855Mで肥前浜駅までの運行の後は、折り返し上の画像にあります2864Mとして鳥栖駅へ戻りまして、一旦留置線に入出場後に2871Mとして江北駅へと向かいます。

 

 この時は、学生さんの帰宅もありまして、車内画像を収める事ができませんでしたが、上の画像のように、途中通過待ち合わせがあります神埼駅で収める事ができておりました。この姿からは、従来の佐世保車両センター所属編成でありますVN編成のような姿にも見えますが、実は鹿児島の編成とは思いにくい所が逆にいいのかもしれません。

 

 

 48分後の18時58分、江北駅に到着します。江北駅からは2875Mとして再び肥前浜駅へ向けて運行される事になりますが、この場合は後続列車からの乗り換えの形で運行される事になっていたため、一旦江北駅止まり→肥前浜行きと変わる形となっております。

 

 肥前浜行きの行先です。よく見ますと、前面は鹿児島地区では表示されない「長崎本線」も表示されておりまして、鹿児島地区では表示されない路線表示も見られております。やはり、編成によりましては路線表示が撤去されている所も見られているだけに、貸し出し車ならではな部分が見られて良かったと思う部分でもありましょうか。

 

 (側面行先)

 

 さらに、青「CT」の部分です。やはり、この表示としますと南九州を走る路線で活躍している証ではありますので、その姿が見られているのは、やはり違和感も感じさせられるのではないかとも思う所ではあります。

 

 そして、「鹿カコ」の表示です。これこそ鹿児島車両センターの所属表示でもありますので、これで転属ではなく、貸し出されている事がわかるような姿である事もわかります。

 

 

 ここからは車内です。吊り広告をよく見ますと佐世保車両センター所属車と同様の表示であるのがわかります。特にその下の画像にあります「1218」と書かれてあります佐賀県知事選挙の表示を見ますと、佐世保車両センター所属車と同じ広告がある事から、まさに貸し出しならではな姿が見られている事もわかるのではないでしょうか。

 

 (アップ)

 

 こちらが路線図であります。路線図も佐世保車両センター内で見られる路線図である事が分かるのではないでしょうか、やはり、貸し出しとは言いましても合わせないといけない所もありますので、上の吊り広告とともに佐世保車両センター所属車と同じような姿が見られるのもわかるのではないでしょうか。

 

 

 ここからはツーショットの姿をご紹介します。江北駅では4番ホームに停車しておりましたが、複数のツーショットの姿を収める事ができておりました。特に、5番ホームの2874Mのように「赤」と「青」を詳しく見られる姿はよりわかりやすいのではないかと思います。尚、2873Mとの並びはそんな長い時間ではなく、一旦引き上げを行った関係で並びもわずかな間でした。

 

 (左・5番ホーム、2874Mとの並び)

 

 (左・3番ホーム、2873Mとの並び)

 

 

 上の画像の2873Mがやってまいりまして、乗客の乗り換えがありまして、2875Mの肥前浜行き発車直前の姿です。この後肥前浜駅着後、折り返し2876Mとして再び鳥栖駅へ戻りますが、この列車に私も江北駅から終点鳥栖駅まで再び乗車を行っておりました。

 

 

 終点鳥栖駅到着直後です。この後は2955Mとして早岐駅へ向かう事になりますが、私はここで下車するに至っておりました。それにしても、こちらでも「佐世保線」とも表示されておりまして、見た目からも従来の817系電車と同じような姿が見られていたのが印象的でもありました。

 

 (行先・種別・路線3点表示の早岐行き)

 

 

 今回は、鹿児島車両センターから佐世保車両センターに貸し出されております817系電車Vk2編成の運行シーン~乗車模様に関しましてご紹介しましたが、何と言いましても青「CT」は従来の赤「CT」と表示が違っている事がわかりますが、それでも車内等に関しましては佐世保車両センターの赤「CT」と同じような装備となっているのもわかります。今後は、佐世保車両センターの編成で故障が出た編成がある事から当分の間は運行する姿が見られるようではありますので、ご覧の皆様も機会がある方は稼動している姿をご覧いただければとも思っております。