NO.2683 伊万里支所所属路線車も運行する路線です、昭和バス「中浦線」、唐津→満越間乗車記録 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 今回ご紹介します路線は、上の画像・以下画像の令和3年暮れに定期運用を離脱、その後廃車になりました昭和自動車(昭和バス)の日野レインボー(佐賀200か・427、U-RJ3HJAA)も使用していた路線の乗車記録でもあります。

 

 この車は、福岡営業所(前車番・福岡22か54-99)から唐津営業所転属後は、東松浦半島の路線に運行されておりましたが、後にいすゞジャーニーLRトップドア車に変わりまして、上の画像にあります湯野浦バス停(唐津市肥前町)を現地出退勤にしまして運行されておりました。

 

 この湯野浦バス停からは、後述のように以前は万賀里川(まがりかわ)バス停へ運行されております1本のみ運行されておりまして、それから中浦経由で唐津へ、一方唐津発は中浦・万賀里川経由の1本のみで運行されておりました。

 

 

 しかし、平成25年に唐津発がこれからご紹介します以下画像の満越バス停へ運行されるようになったため、唐津発の湯野浦行きは廃止、湯野浦発も後述の切木(きりご)小学校前バス停への運行に変わって運行されておりましたが、平成31年3月末に湯野浦→切木小学校前間は廃止、湯野浦旧バス停の現地出退勤は廃止後も残りましたが、令和3年夏に現地出退勤も廃止されております。

 

 現地出退勤が廃止されますと、唐津~満越間1往復が伊万里支所に移管となりまして、上の画像の佐賀200か・427も伊万里支所に転属します。けれども、同年導入されました新車の導入に伴いまして、後述のノンステップバス2台が伊万里支所に転属した事に伴いまして同車は離脱・廃車となりましたし、スロープなしのワンステップバス1台も唐津営業所に転属しております。

 

 

 ここまで、現在までのいきさつをご紹介しましたが、今回はその伊万里支所運行によります唐津→満越間に乗車を果たしておりましたので、少々長いですが皆様にご紹介してまいります。

 

 

 今回利用の際には、以下画像にあります「唐津2dayフリー乗車券」を使用させていただきました。この乗車券はスマートフォンで表示されるようになっておりまして、支払いも現金のコンビニ払い、一部のクレジットカード(JCBは利用できません)が利用できるものでありまして、2550円2日間唐津地区の一般路線バス、そして「からつ号」も利用できる大変お得な乗車券でありますが、「からつ号」のみでも2日間往復でもこの料金で利用できると言うのも大変お得であると言えましょうか。

 

 

 さて、今回唐津→満越間を利用させていただきましたが、今回は先述のように以下画像の昨年12月に転属しましたいすゞエルガミオノンステップバス(SKG-LR290J2)ではなく、これからご紹介します車が使用されておりました。

 

 (佐賀200か・941)~久里・北波多線運行時

 

 (佐賀200か・943)~同

 

 それが、普段は唐津~伊万里線で運行されております以下画像のワンステップバスでもあります西日本車体(西工)96MC架装日野レインボー(佐賀200か・288、KK-RJ1JJHK改)でありまして、いわゆるイレギュラーの車がこの路線にこの日入っておりました。

 

 

 唐津バスセンター発車直後の同車です。乗客は私しかおらず、非常に寂しい姿が見られておりました。私自身も、この時間帯の便(唐津バスセンター16時発)は収めた際に乗客の姿も見ておりましたが、複数名の乗客の姿が見られていただけに、この日偶然私1名と言うのはより寂しい所でもありましたでしょうか。

 

 

 唐津バスセンターから10数分、竹木場(たけこば)バス停にやってまいりました。ここには5分前に唐津バスセンターを発っておりました「唐津市乗合タクシー」の大良(だいら)線に使用されております、タクシー事業部所属の三菱エアロミディ(佐賀200か・403、KK-MK25HF)の姿が見られておりましたが、ここには小学校・中学校がありまして、特に中学校は大良地区・肥前町の切木地区の生徒さんも通学されておりますので、バスを利用されております生徒さんも多く見られております。

 

 

 この時、満越行きも2名の学生さんが乗車されておりまして、私を含め3名で進んでまいります。画像は竹木場バス停の隣のバス停であります唐の川(とうのかわ)バス停を発った後の姿でありますが、竹木場バス停先から入りました国道204号を伊万里市方面へと進んでまいりますが、この付近は広いカーブとなっているのがわかります。

 

 

 その数分後には唐津市から伊万里市に入りまして、その3分後伊万里市最初のバス停であります萩の坂バス停にやってまいりますが、乗降客はおらず通過して行きます。実際このように伊万里市内も運行している訳ですから1往復とは言え伊万里支所移管もわからなくはないでしょうか。

 

 

 その次は、清水入口バス停となりますが、このバス停は棚田がある所にバス停が設けられております。しかし、こちらも乗降客はおらず、通過して行きました。

 

 

 そして、この地区メインバス停でもあります木場バス停に唐津バスセンターから20数分でやってまいりました。ここでも乗降客はおらず、一旦時間調整を行いましてこのバス停を後にしていきました。

 

 また、このバス停から100メートルの所には、かつて西肥自動車(西肥バス)の木場バス停が設けられておりまして、消防格納庫の所に折り返し場が設けられておりまして、両社間の乗り換えも可能となっておりましたが、西肥バスはその後廃止(現在は波多津町によるコミュニテイバスが運行されています)されておりまして、「長崎スマートカード(現廃止)」の佐賀県最北端でもありましたが、そう言った流れも見られなくなっているのも残念でもありましょうか。

 

 

 木場バス停を発ちますと、次は上筒井バス停であります。西肥バスと昭和バスとの並行区間もこの1区間ではありましたがそれでも両社の姿が見られていたのは良かったのではないかとも思う所ではあります。尚、満越行きはこのバス停から先の所で国道204号線と分かれまして、県道に入りまして万賀里川方面へと進んで行きますし、再び唐津市に入るようになります。

 

 (国道204号、奥が伊万里方面、西肥バスの上筒井バス停は画像右の所にありました)

 

 上筒井バス停を発ちまして約3分、杉野浦バス停付近へとやってまいります。このバス停付近には、石材工場がよく見られますが、実際に唐津市竹木場地区から唐の川地区、この杉野浦地区から玄海町にかけましてはそう言った業者が多く見られているのも特徴でもあります。

 

 

 唐津バスセンターから35分、車は切木小学校前バス停にやってまいります。これまでも「切木(きりご)」とふりがなを振った形で述べておりますが、この唐津~肥前町・玄海町への路線ではそのようにふりがなを振らないといけないほど難読地名が多く見られる所でもあります。

 

 この時車はこちらも国道204号線との交差点でもあります湯野浦入口交差点に来ておりましたが、切木小学校前バス停は以下画像の赤丸の所にあります。したがって、湯野浦入口交差点を左折→国道204号→万賀里川交差点を左折しまして切木小学校前バス停へと進んで行きます。尚、ここで1名の学生さんが下車して行きました。

 

 (湯野浦入口交差点左折直後)

 

 (万賀里川交差点左折直後)

 

 こちらは唐津方面向けのバス停であります。今回このバスの乗車にあたりましては、大浦岡バス停近くにあります知り合いの所にマイカーを駐車させてもらいまして、それから万賀里川バス停まで約20分近くかけて歩いておりまして、それから古保志気(こぼしき)バス停を経まして有浦経由で唐津バスセンターまで利用しておりました。

 

 ちなみに、切木小学校前バス停はかつては別の所に設けられておりまして、現在は万賀里川入口バス停に改名しまして現存しております。それが以下の所でありますが、近回りの切木経由をはじめ、遠回りの入野バス停からの中浦経由も1本のみ停車しております。

 

 また、その先にありますのが万賀里川バス停であります。かつてはここも現地出退勤も行っておりましたので、車庫が残されております。私の記憶では、かつては貸切落としのハイデッカー車両や三菱B800型の観光スタイルの車両も駐車していた記憶もありますが、現在もこのように残されている姿はかつての印象が出ていいのではないかとも思う所でしょうか。

 

 

 さて、満越行きに戻りますが、切木小学校前バス停を出ますと画像の棚田の姿が見られますが、それが「大浦の棚田」とも呼ばれておりまして、その下の画像にもありますように美しい姿が車窓からも見る事ができております。ちなみに、その下の画像は「アメブロの表紙画像に使用しておりまして、更新を行っております

 

 (この画像をアメブロに使用しております)

 

 この「大浦の棚田」の最寄りバス停が、大浦岡バス停であります。また、ここには展望台も設けられてもいまして、マイカーではありますが、観光客の姿も見られております。

 

 「大浦の棚田」を下りますと、大浦浜漁港の姿が見られます。私自身も、知り合いがいらっしゃいますのでよく足は運んでおりますが、先述の「大浦の棚田」と同様、いつ見ても美しさが見られるのがいいのではないかと思います。

 

 進行方向左側には「みつこし」と書かれた姿が見られますし、「大浦の棚田」の反対側も見られます。本当に、先人たちはよくここまで棚田を作ろうとしたなといつ見ても感心させられる所でもあります・・・。

 

 (棚田の反対側)

 

 これらを過ぎますと、大浦浜入口バス停があります。この画像は後述のように満越バス停で下車しまして、歩いて大浦岡の知り合い宅へ戻る際に収めたものでしたが、本数が少ない中でもこのように待合室が置かれている訳ですので、地元の方の期待感も伺える所でもありましょうか。

 

 (待合室)

 

 

 こうして、唐津バスセンターから約40分、終点満越バス停に到着しました。唐津市内からマイカーでしたら約20分少々で行く事ができますが、中浦経由でもありますので約40分もかかると言うのは本当に遠いなとも感じさせる所でもありましたでしょうか。

 

 乗車しておりました佐賀200か・288は、この後広い所で折り返しまして、回送して行きます。尚、回送も伊万里支所へ回送するのかと思いきや、一旦竹木場バス停に駐車してからスクール運用を行っているみたいでありまして(マイカー移動時確認)、すんなり伊万里へ回送ではない事も今回わかりました。

 

 (竹木場バス停へ回送)

 

 (マイカー移動中竹木場バス停駐車を確認)~スクール運用のため?

 

 

 所で、このバス停にも待合室が設けられておりますが、本数は唐津方面が残念ながら1本のみであります。本当にそんな中での大きな待合室ですので、正直わずか1本のために・・・と思うのも仕方ないでしょうか。

 

 (大浦浜入口バス停の時刻です)

 

 

 尚、満越バス停から徒歩5分の所には、国民宿舎「いろは島」、「花と冒険の島」もありまして、宿泊者も見られております。ただ、唐津駅方面へも送迎バスが運行されておりますし、主にマイカー利用がほとんどでもありますので、今回ご紹介しました路線バスを利用される方も少ないのではないかと思われます。

 

 (国民宿舎「いろは島」)

 

 (「花と冒険の島」)

 

 この後、大浦岡の知り合い宅へ歩いて移動しましたが、「いろは島」から知り合い宅まで約20分かかりました。また、先述のように万賀里川バス停までも徒歩で移動しましたので、計約40分近くはかかりますが、今後「乗りバス」されます方は徒歩で行きますと万賀里川バス停17時40分発には間に合いますので、参考にしていただければと思います。

 

 

 今回は、少々長かったですが、昭和バスの唐津→満越間の乗車記録をご紹介しましたが、これまでも乗車したかっただけに、ようやく乗車に至る事ができたのは良かったかなと思います。ただ、この路線学生さんの利用は見られますが、一般利用客が少ないと言うのは正直残念かなとは思います。実際に、終点に着きますと宿泊施設もあったりもしますので、そう言った向けで利用してもおかしくはないのではないかとも思いますが、やはりマイカーに押されているのは地理面を考えますと仕方ないでしょうか。ご覧の皆様も、今回の記事を見て乗車してみたいと思われる方もいらっしゃるとは思いますが、是非とも参考にしていただければ幸いではあります。