番外 4列シート化に伴い導入されました、鹿児島交通「桜島号」向けヒュンダイユニバース4列シート車 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 当ブログでは、NO.2587におきまして、いわさきグループであります鹿児島交通に所有しておりました富士重工1Sボディ架装の日産デイーゼルスペースウイング(KL-RA552RBN)が全車引退した話題をご紹介しておりました。

 

 この富士重工1Sボディ架装の日産デイーゼルスペースウイングは、平成12年に同じくいわさきグループでありました旧林田バスに5台導入されていたものでありまして、旧林田バス時代に存在しておりました同じく富士重工HD-II架装日産ディーゼルスペースウイング3軸車両の置き換えとして導入されたものでありました。

 

 以来、「桜島号」で長らく運行されておりましたが、残った車も導入から20年を超えていた事や、「桜島号」の「新型コロナウイルス」による減便、そして鹿児島交通便の4列化によりまして全車引退・廃車となりまして、現在は一部の車が解体へと至っている車も見られております。

 

 導入されました全5台です。導入以来鹿児島~福岡間を往復しておりまして、一部車両ではグループ会社の白露酒造、さらに栄之尾温泉郷のラッピングが施された車も存在しておりました。

 

 (鹿児島200か・116)

 

 (鹿児島200か・117)

 

 (鹿児島200か・118)

 

 (鹿児島200か・119)

 

 (鹿児島200か・120)

 

 

 そして、これら車の代替としまして、ヒュンダイユニバース(2DG-RD00)が導入されておりまして、「桜島号」で活躍を始めております。今回は、このほどこの車を収めておりましたので、皆様にご紹介してまいります。

 

 

 鹿児島交通では、ご紹介しております「桜島号」4列化、さらに鹿児島~熊本線「きりしま号」にも新たにユニバースを導入しておりまして、「桜島号」向け4台(鹿児島200か23-52、鹿児島200か23-53、鹿児島200か23-56、鹿児島200か23-57)、「きりしま号」向け2台(鹿児島200か23-62、鹿児島200か23-63)の計6台が導入されております。

 

 (「きりしま号」向け、鹿児島200か23-63)~桜町バスターミナルで窓越しで撮影

 

 これらは、「桜島号」向けは2018年に鹿児島交通が購入しまして、昨年10月の4列化に伴いまして3年ほど経ちまして運行を開始しておりますし、「きりしま号」向け2台も2020年式との事ですが、いわさきグループらしくやはり導入してすぐには運行されず、2年ほど経過しまして運行開始へと至っております。

 

 また、メーカーサンプルカーであった車も2台貸切用で導入されておりますが、この背景としていわさきグループにヒュンダイの代理店が存在していると言う事もあるようですが、他の事業者で購入控えがある中でこの事業者の積極的な姿が伺える所でもありますが、熟成期間が長いのもこの事業者ならではでしょうか。

 

 尚、鹿児島交通便の4列シート化に伴いまして、画像の鹿児島交通所有車両の3列シートのヒュンダイユニバースや(鹿児島200か17-91、LDG-RD00)、西日本車体(西工)02MC架装日産デイーゼルスペースウイングは休車となっておりまして、今後鹿児島交通観光バスへ移籍するのか気になる所ではあります。

 

 

 さて、今回はこのうちの鹿児島200か23-53を収めておりました。私自身もこれが初撮影ではありましたが、いわさきグループ・鹿児島交通らしく白一色と言うのもわからなくはない姿でもあります。

 

 またこの路線では、各座席USBポート付の4列シート・トイレ付となっておりますし、Wi-Fiも導入されておりますので、4時間以上に及びます乗車時間も退屈にさせない事も伺わせているようにも思います。

 

 

 こうして、「桜島号」鹿児島交通便が天神高速バスターミナルを出まして、鹿児島へと発って行きました。窓はスモークガラスでありますので乗客数はわかりませんでしたが、少なからずの利用者はあっていたのではないかと思います。

 

 

 今回は、鹿児島交通の新たな「桜島号」向けヒュンダイユニバースに関しましてご紹介しましたが、先述のように他の事業者では故障が多いなどの理由で買い控えをする所が見られておりますが、そんな中でもこの鹿児島交通に関しましてはサンプルカーまで購入するなど積極的な姿が見られております。既に、このいわさきグループでは鹿児島交通観光バスにも都市間路線で導入されてはいますが、それほどヒュンダイユニバースの代理店としての姿も見られているのかなとも思ってならない所でもありましょうか。とにかく、新たな姿としてこれからも元気に走っていただきたいものであります。