番外 生活の変化にて時間の変化も見られています、JR九州特急列車始発・終着列車ランキングベスト5 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 当ブログでは、去る3月13日改正によります、JR九州の終着時刻ランキングベスト10始発列車ランキングベスト10を皆様にご紹介しておりました。
 

 これまでもご紹介しておりますように、九州内におきましても「新型コロナウイルス」によります需要減、そしてそれに伴う生活の変化によりまして、終電・最終列車も約30分繰り上げられた路線も見られておりまして、全国的にも終電・最終列車の繰り上げを行うなどの流れが見られておりますので、その流れが九州でも見られていると言ってもいいかとも思います。

 

 そんなこの3月13日改正では、これまで存在しておりました1時台に到着する列車が姿を消しておりまして、最も遅い列車で画像1の783系電車「ハウステンボス」・「みどり」編成を使用しております「きらめき14号」が0時53分着、次いで画像2の福岡市交通局(福岡市営地下鉄)の車両を使用します、筑肥線の573Cで0時49分着となっておりまして、かつては、運行されておりました夜行特急「ドリームにちりん」・「ドリームつばめ」の名残から、「ソニック」・「にちりん」・「有明」の4時台発の列車も見られておりましたが、現在はこれからご紹介しますように九州の特急列車も始発列車も遅くなっております。

 

 

 さて今回は、特急列車に限りまして始発列車・終着列車のベスト5として皆様にご紹介してまいります。

 

 

 まずは、始発列車ランキングベスト5でありますが、これら列車はいずれも鹿児島線・日豊線の列車であります。


  5位 5:50発(延岡駅)~ひゅうが3号・宮崎駅7:04着
  4位 
5:40発(門司港駅)~きらめき1号・博多駅6:58着(土休日は6:54着)
  3位 
5:34発(中津駅)~ソニック202号・博多駅7:16着

  2位 5:18発(大分駅)~ソニック1号・博多駅7:48着
  1位 5:12発(延岡駅)~ひゅうが1号・宮崎空港駅6:30着
 
 (きらめき1号・ソニック202号・ソニック1号)
 
 (ひゅうが1号・3号)
 
 先述のように、かつては「ドリームにちりん」が存在していた流れから、4時台の始発列車も存在しておりましたが、現在は4時台に発つ列車はなし、5時台に発つ列車は10本存在しておりまして、このうちのご紹介しております5本がこのベスト5にもなります。
 
 それでも、延岡駅5時12分発の「ひゅうが1号」はかつての「ドリームにちりん」時代の流れを残しておりまして、宮崎駅は6時20分発、そして終点宮崎空港駅が6時30分着と、宮崎空港発の航空便の始発便に合わせた形となっております。また、5時50分発「ひゅうが3号」も5位に入ってもいまして、延岡~宮崎間は朝早くから動いている事も伺わせているようでもあります。
 
 (787系電車(6両編成))~「ひゅうが1号」で運行、画像はイメージです
 
 (787系電車(4両編成))~「ひゅうが3号」で運行、画像はイメージです
 
 
 次は、終着列車ランキングベスト5でありますが、冒頭にもご紹介しましたように1時前に到着する列車は存在しておりますが、それでも「コロナ禍」前としますと早くなっておりまして、次のような形に変化しております。尚、1位の門司港駅0:53着のきらめき14号は冒頭ご紹介しましたように、九州で最も遅く着く列車でもあります。

  5位 0:18着(佐世保駅)~みどり31号・博多駅22:34発
  4位 
0:27着(門司港駅)~きらめき12号・博多駅23:19発
  3位
 0:32着(延岡駅)~ひゅうが18号・南宮崎駅23:17発
  2位 0:35着(大分駅)~ソニック59号・博多駅22:05発
  1位 0:53着(門司港駅)~きらめき14号・博多駅23:45発
 
 (ひゅうが18号)
 
 (きらめき12号・ソニック59号・きらめき14号)
 
 このうち、「ひゅうが18号」は先述の「ひゅうが2号」とともに、「ドリームにちりん」時代の名残を残しております。元々「ドリームにちりん」自体も始発列車・最終列車的な役割も果たしておりましたので、宮崎地区ではこのように残されている事はありがたい所ではないでしょうか。
 
 また、「みどり31号」は博多駅の始発が以前より10分ほど早くなっておりまして、そう言った事から到着時刻も10分ほど早くなっておりますし、0時着となっております「ソニック201号」も昨年の改正より30分近く早くなっております。さらに、令和3年改正前には0時台発の「きらめき」も存在してもいましたが、残念ながら「コロナ禍」によります生活の変化等もありまして廃止されております。
 
 尚、最も遅い列車も存在します「きらめき」自体も、令和2年3月改正時の下り6本・上り11本から、令和3年3月改正では下り5本・上り7本に減便しておりまして、「きらめき」を表します博多~小倉・門司港間の区間特急列車の本数も少なくなっているのが現状でもあります。実際に深夜の運行も減便している事もありましてそれほど需要が大きく変化している事も伺わせる所でもありましょうか。
 
 (787系電車「みどり」)~別列車運行時
 
 (783系電車「きらめき」)~別列車運行時
 
 
 今回は、令和3年3月改正によります、特急列車の始発・終着ランキングをご紹介しましたが、何と言いましてもこの改正が「新型コロナウイルス」によります生活の変化も伺わせる所でもあるのではないかと思います。それが始発列車の繰り下げ・終着列車の繰り上げへとつながっている訳でもありますので、わからなくはない所でもありましょうか。本当に、遅くまで運行されていた列車に私自身もよく利用していたのが懐かしい所ではありますが、これから「コロナ禍」でもさらに忘年会シーズンへと入ってまいりますが、くれぐれも特急列車、そして依然ご紹介しました普通列車の繰り上げも見られている事も存じていただきたいと思います。