NO.2535 路線バスで行く大分県国東訪問記(その2、大分空港→国東乗車&田深訪問&使用車編) | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 路線バスで行く大分県国東の訪問記をご紹介しておりますが、前回は大分交通の「国大線」に乗車しまして、別府交通センターから大分空港までの乗車の模様をご紹介しておりました。

 

 前回も述べましたように、今回の訪問はこれからご紹介します内容が一番の目的でありましたが、この利用させていただきました大分交通「国大線」は、かつては特急バス「国東特急」も運行されていた路線でもありまして、フロントに丸い「特」と書かれましたヘッドマークを掲出しました大型のトップドア車が運行されていた事もありまして、大分交通でも「花形路線」でもあったとの事でもありました。

 

 しかし、現在は利用状況も大きく変わった事もありまして普通便しか運行されておらず、使用車両に関しましても一般路線用の車両が運行されるに至っておりまして、大型車両が使用される事あれば、今回利用させていただきましたように、上の画像1・2にもあります中型のノンステップバス(大分200か・855、いすゞ2KG-LR290J3)までも使用されておりまして、かつての「花型路線」としての姿は見られなくなってしまっております。

 

 そんな「国大線」に乗車してみますと、利用者のほとんどが途中区間の利用者が主となっておりまして、画像の杵築バスターミナルからも6名ほどの乗車があっておりましたが、それら乗客も国東までの利用者あれば近くで下車される方もいらっしゃいまして、それほど沿線利用者にとりましては足として存在している事も伺わせるほどでありました。

 

 (乗車シーン)

 

 

 さて、今回ご紹介しますのは、8月3日に訪問しました際に利用しました「国大線」の大分空港から国東までの乗車の模様、そして今回の訪問の一番の目的でもありました、毎週金曜日に運行されておりますコミュニテイバスが走ります田深地区の姿、そしてこのコミュニテイバスの使用車両も収める事ができておりましたので皆様にご紹介してまいります。

 

 

 前回最後にご紹介しました大分空港です。国東方面のホームはその下の画像にもありますように最も南側に設けられておりまして、他の「エアライナー」に関しますホームがホーム番号で表示されておりますが、「国大線」などの一般路線バスに関しましては普通のバス停の表示となっておりまして、まさに片隅という印象さえも感じさせられる所でもあります・・・。

 

 (1月撮影)

 

 そんな大分空港からは、2名の乗客が乗車されておりました。うち1名はスーツケースを持たれた方もいらっしゃっておりましたが、この車がノンステップバスである事が功を奏したのか、乗車する際もサッと乗車された方がいらっしゃるほどでもありました。

 

 そして、大分空港を発ちまして国東方面へと進んでまいります。後日改めましてご紹介しますが、大分空港の駐車場では奥ほどかなり空いた所が見られておりまして、それほど航空需要も減っている事も駐車場から伺わせておりました。やはり、東京方面も多くが欠航しているそうでもありますので、なおのことこのような姿が仕方がない所でもあるようにも思う所ではあります。

 

 

 画像は、次のバス停が武蔵バス停という所でありますが、ここまでの運賃表は51番まで行っておりまして、最終的には58番まで表示される事にもなりますが、それほど多くのバス停がこの大分~国東間で存在している事も伺わせております。

 

 

 車は、国東市内へと入ってまいります。尚、大分空港~国東間はすべて国道213号線ではなく、途中県道201号を通る区間もありまして、以下画像がその区間にあたる所でもあります。

 

 

 再び国道213号線に入りまして、上の画像7にあります橋が近くにあります黒津崎入口交差点で右折しましてさらに国東市内へと進んでまいります。進行方向左側には、くにさき総合文化センター(「アストくにさき」)や国東市役所、一方右側には国東警察署もありまして、官公庁の設備がそろっているエリアへとやってまいります。ちなみに、この国東市役所前にあります国東警察署前バス停までで私以外の方が全て下車されておりまして、ここからは私一人でありました・・・。

 

 (くにさき総合文化センター「アストくにさき」)

 

 (国東市役所)

 

 

 けれども、私自身も2つ先の田深バス停で下車しました。これで約1時間40分に及びました「国大線」の乗車も終わりましたが、まだ大分方面から乗車となれば所要時間も2時間ほどになりますので、それだけ長い事も伺える所ではなかったかと思う所でもありましたでしょうか。

 

 (下車しまして見送り!)

 

 

 さて、この田深バス停から以下画像の通りが「田深商店街」と呼ばれる通りでありましたが、この訪問時人の通りもなく、国道と違いまして静かな姿が見られておりました。それでもこの通りには、商店あれば料理店やカフェもありまして、私自身時間があればカフェに寄りたい所ではありましたがこのように散策しかできなかったのが、この日は暑かった事もありましてもどかしく思う所でもありました。

 

 (別の位置)

 

 

 そして、この通りにあります医院の所に「田深郵便局前」と書かれましたバス停(!?)がありました。と言いますのも、この通りに国東市コミュニテイバス「おでかけ号」が運行されているためでありまして、その下のバス停時刻からもわかりますように、毎週金曜日に国東バスターミナル~田深地区~上成仏間で運行されておりまして、この路線名も「上国崎線」と呼ばれる路線でもあります。

 

 (田深郵便局前バス停)~上の画像の医院の所にあります

 

 

 この「上国崎線」は、今年の3月末までは大分交通グループ国東観光バスの一般路線バスが国東バスターミナル~国東警察署前~田深中町~立野~中田~下成仏~上成仏間で運行されておりましたが、残念ながら廃止されまして、それに伴いまして同じく国東観光バス運行で「おでかけ号」が運行されるようになりました。けれども、そのコミュニテイバス運行開始に伴いまして、10年ほど前まで運行されておりました上の画像・以下画像の旧道を毎週金曜日に走るようになりまして、久しぶりに路線用の車両が通るに至っております。

 

 (田深郵便局前~田深上町間にあるカーブ)~通りにはカフェも設けられております(以下画像)

 

 (カーブ反対側)

 

 尚、「上国崎線」の末端であります上成仏バス停では、この運行時に「オコスンジャー」というヒーロー(!?)が出迎えているそうでもありまして、ここで記念乗車券も配られているそうであります。そう言った事もありまして、この路線がコミュニテイバスになりましてより注目されている事も伺えておりますし、地域活性化に大きく貢献している事もわかるのではないかと思います。

 

 

 ちなみに、「上国崎線」が今年3月まで運行されていたのが以下の新道区間でありました。そんなこの区間では現在も国東観光バスの一般路線バスが国東~稲川間、同じく「おでかけ号」の「高良線」が毎週水曜日に運行されております(但し一般路線バス区間は通過扱い)。

 

 (立野・稲川方面)

 

 (奥に田深交差点)

 

 「上国崎線」が3月末まで停車しておりました、現在も国東~稲川間の路線バスが停車します田深中町バス停であります。現在停車する本数は平日上下合わせて6本のみでありますが、以前は「上国崎線」も毎日停車しておりましたので寂しくなりましたが、その「上国崎線」も旧道経由で毎週金曜日上下合わせて3本が運行されておりますので、逆にコミュニテイバスとして残ってくれてよかったと思っているのではないでしょうか。

 

 

 さて、場所は変わりまして大分交通国東営業所であります。ここは国東観光バスの国東営業所も併設しておりまして、中型・小型車両を中心に所属している営業所でもあります。

 

 もちろん、今回乗車しましたエルガミオの姿もありまして、今回の訪問ではこの車によりまして国東へと運んでくれていた訳でもありますので、この存在は大きかったと思っております。

 

 

 そして、この「おでかけ号」でも活躍しております日野ポンチョ(大分200あ・216、BDG-HX6JHAE)も今回初めて収める事ができておりました。

 

 このポンチョは、前事業者はわかりませんが、ポンチョの中でもショートタイプとなっているのが特徴でもあります。したがって、小型車両のナンバー「あ」ナンバーとなっている事がお分かりいただけます。ちなみに、同じ大分交通グループの大交北部バスにも同形式のポンチョ(大分200あ・213)が導入されておりますが、こちらは元は東急バスであります。

 

 このポンチョは、普段は一般路線バスの国東~岩戸寺間などで運行されておりますが、それとともにコミュニテイバス「おでかけ号」として、注目されております金曜日の「上国崎線」をはじめ、この訪問時(火曜日)には「堅来線」など、日替わりでそれぞれの路線におきまして運行されております。

 

 

 この時には、国東~岩戸寺間の運用を終えまして、上の画像のように給油、そして以下画像のように洗車を行っておりました。本当に、この車も洗車した際は気持ち良かっただろうなあと思ったほどでありました。

 

 (洗車機を出た所)

 

 洗車が終わりまして、この後夕刻の岩戸寺方面への運用まで休憩するために車庫内にて駐車します。その下の画像のように駐車しますと、約1時間ほどこの地で休憩する事になります。

 

 

 駐車しまして、ちょうど運転士の方とお話する事ができました。運転士の方も、「ここまで注目するとは思わなかった」とおっしゃっておりましたし、「こないだは40人も乗せたよ」ともおっしゃっておりまして、それほどこの「上国崎線」の存在が大きくなっている事を伺わせる事ができておりました。やはり、コミュニテイバスとなりましてから、そしてこの日野ポンチョがこの路線に使用されるようになった事がより注目される一因なのではないかと思ってならない所ではあります。

 

 

 今回は、大分交通「国大線」の大分空港から国東までの乗車の模様、毎週金曜日に運行されております国東市コミュニテイバス「おでかけ号」が走ります田深地区の姿、そしてこの使用車両であります日野ポンチョに関しましてもご紹介しましたが、SNSでこの路線に関しましてよく取り上げられている事からこの路線に関しまして関心があった事からこの訪問ができていた訳ではありますが、残念ながら仕事の都合上「上国崎線」の運行されます毎週金曜日に訪問できない事は正直残念ではありました。けれどもその路線の姿や車両の姿が見られた事は良かったかなと思っております。次回最終回では田深~国東間を歩いておりましたのでその模様、そして国東営業所の姿を収めておりましたので最終回もご覧になっていただきたいと思います。