そんな路線車両も、これまでもご紹介しておりますように、久留米地区で運行されておりますほとんどの車が福岡地区からの転属車両となっておりまして、画像1・2の車とも久留米ナンバーの登録ナンバーが高い事が伺えております。
まず以下画像の車は、西鉄本体が所有します、いわゆる管理委託の車でもあります。そのため車体には「Group」表示が付いていない事がお分かりいただけるのではないかと思いますが、久留米地区では久留米市内線を中心にそう言った車が見られております。ちなみに、今年新車も導入されておりまして、転属車ばかりの中で目立った存在である事も伺わせております。
一方、これからご紹介します西鉄バス久留米所有車両に関しましては、「Group」表示となっておりますし、所属は御井町支社所属となっておりますので、表記は以下画像のように「○御」表示となっておりまして、現時点では西鉄本体所有と西鉄バス久留米所有の車とこう言う所で見分けを付けている事が伺えるようになっております。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190530/22/kousan197725/22/99/j/o1360087714419182914.jpg?caw=800)
(2276・いすゞPA-LR234J1改)
その名称が変わりましたのは、「信愛学院」バス停でありまして、平成30年3月末までは「信愛女学院」と言う名称でありましたが、「久留米信愛女学院」の後述の理由に伴いまして、「女」を取りまして「信愛学院」と言う名称に改められております。
(信愛学院バス停)
「信愛学院」こと「久留米信愛学院」は、先述のように、これまでは女子しか生徒さんがいらっしゃいませんでしたので、「久留米信愛女学院」と言う学校名でありましたが、平成30年から短期大学・中学校が男女共学に、さらに平成31年4月からは高校が男女共学されておりまして、そう言う事から平成30年から名称が変更(久留米信愛短期大学・久留米信愛高等学校・久留米信愛中学校)されております。ちなみに、現在女優で活躍されております吉田羊さんは「久留米信愛女学院高等学校」出身でもあります。
さて、ここでは「信愛女学院」行き時代の姿をご覧いただきます。画像の車(2262・いすゞPA-LR234J1)の場合にも「信愛女学院」の姿がご覧いただけるのではないかと思います。また、側面に関しましてもその下の画像のようになっておりまして、ここでも「信愛女学院」の姿が伺えております。
(側面)~2262とは別の車です
また、LED行先はなかなか見にくい・収めにくいものではありますが、こちらは40番系統によります幕式行先の姿であります。画像の1005(いすゞU-LV324M~既に廃車)では「信愛女学院」が詳しく見る事ができておりますが、やはり個人的にはLED行先よりも幕式行先の方がいいのでは?と思ってならない所であります。
さて、ここからは「信愛学院」行きの姿をご紹介します。現在西鉄久留米→信愛学院間の系統は、御井町を経由しない便が1番系統、御井町を経由する便が1-1番系統、野中・附設高校を経由する便が2番系統となっておりまして、系統が統一されている分、わかりやすくなっている事もわかるのではないかと思います。
【画像はいずれも令和元年撮影】
(1番系統、9218(筑後支社所属)・日産デKL-UA452MAN)~臨時の貸切バスに使用する機会が多い事から側面表記は「貸切」表記
(1-1番系統、9259)~画像2も参照
(2番系統、7504)~現在は研修センター(教習所)に移動し教習用に転用
ここでは、今回訪問時の西鉄バス久留米御井町支社構内の姿であります。この時には、西鉄バス久留米自社車両は廃車となりました車以外見られず、駐車しておりました全ての車が久留米第二営業所所属でもあります〇久の表示の車でもありました。
【左から】
8402・日野PDG-KR234J2
1430・いすゞKC-LV380N
5956・日産デPKG-RA274MAN
6189・日産デPKG-RA274MAN
【左から】
9260・日産デPB-RM360GAN改
9308・日産デKL-UA452MAN
【左から】
2001・いすゞPJ-LV234N1改
2814・いすゞSKG-LR290J1
1441・いすゞ2TG-LV290Q3
8520・日野PDG-KR234J2
一方、所属車両でも除籍となりました車両も見られておりまして、画像の5622(日産デKK-RM252GSN)もナンバーも取られたままで留置されておりました。この車は平成13年に旧西新営業所に新製配置、その後廃止に伴い百道浜営業所へ、そして西鉄バス久留米吉井支社を経まして現在の御井町支社へと至っておりましたが、残念ながら廃車となったようでありまして、この後解体業者への引き取り待ちとなっておりました。
さらに、奥にはいすゞガーラ純正の貸切車の姿がありました。この車(2006・KL-LV774R2)に関しましては平成17年式で元は名古屋淡路交通に所有していた車でありましたが、平成20年にわずか3年で西鉄バス久留米に移籍しておりまして貸切車として活躍しておりました。末期時には表記からスクールバスとしても使用されていたようでありましたが、残念ながら除籍と言う事になったようであります。
今回は、西鉄バス久留米御井町支社・久留米第二営業所に関しまして、そして御井町支社・久留米第二営業所最寄りバス停であります「信愛女学院」バス停改め「信愛学院」バス停に関しまして、今回訪問時の姿も併せてご紹介しましたが、中心バス停でもありますので変化が見られていた事も伺えるのではないかと思います。しかも、近く同士でそう言った変化があっていたのも驚きではありますが、片や西鉄バス久留米の代表的な営業所、片や久留米を代表する学校となっている訳でもありますのでなおさらかなとも思う所でもあります。とにかく、これからも中心営業所・路線として存在していただければと思います。