ご覧の皆様もご存知の事と思いますし、これまでも当ブログでもご紹介しておりますが、現在九州各線では去る７月に発生しました、「令和２年７月豪雨」におきまして各地で大きな被害を受けた所が見られておりまして、特に肥薩線では甚大な被害を受けております。
この災害では、上の画像にあります球磨川流域におきまして駅舎や路盤までもが被害を受けた所が見られておりましたし、駅舎や橋梁までも流されるなどしておりまして、こう言った所からも被害の甚大さを伺える所ではないかと思います。
また、それ以外にも久大線では同様に路盤や橋梁が流された所も見られておりまして、一部車両が由布院駅に閉じ込められていると言いますし、九州の大動脈でもあります鹿児島線でもかつての鹿児島線でもありました肥薩おれんじ鉄道線であった所を中心に大きな被害を受けている所が多数見られているそうであります。
現在、これからご紹介しますように復旧にこぎつけた所もありましたが、さらにひどい所では１年以上の月日を要すとのことでもありますので、路線によりましては赤字路線の問題も見られてはいますが、願わくばすべての路線でまた列車が走る姿を見せていただきたい所ではあります。
さて、今回ご紹介しますのは、今回の豪雨災害では先述のように福岡県から鹿児島県を結びます、九州の大動脈でもあります鹿児島線でも、肥薩おれんじ鉄道線を含めまして大きな被害を受けましたが、このうち長洲～植木間が最後の復旧区間でもありました。今回は、この寸断されていた間に運行されていた姿に関しまして収めておりましたので皆様にご紹介してまいります。
（熊本県内の被害箇所）～ヤフーニュースより
「令和２年７月豪雨」では、７月５日から８日にかけまして、各地で土砂崩れ・線路への水の流出などがありまして、「九州の大動脈」でも大きな被害を受けておりまして、以下の区間で被害が見られておりました。
７月５日～８月１日 川内～鹿児島中央間（最後まで残ったのは隈之城～串木野間）
７月７日～７月１２日 羽犬塚～長洲間（最後まで残ったのは荒尾～長洲間）
７月８日～８月３日 長洲～熊本間（最後まで残ったのは長洲～植木間）
このように、寸断区間も一時は羽犬塚～熊本間にも渡っておりまして、どれだけ豪雨災害がひどかった事かが伺える所ではありました。また、このうちの川内～隈之城間では、普段からも定期で入る事があります肥薩おれんじ鉄道の車両が入っていたそうでもありますので、こう言った所で車両不足を補った所は良かったのではないかと思います。
（参考、肥薩おれんじ鉄道ＨＳＯＲ－１００形気動車ＨＳＯＲ－１１１Ａ）
さて、ここからは７月の寸断時に訪問しておりました際に撮影しておりました鹿児島線普通列車の姿であります。この撮影列車は４３３３Ｍ（久留米駅１６時０３分発）でありまして、本来ならば八代行き、また鳥栖～大牟田間は区間快速としても運行されておりますが、この時は普通列車として鳥栖～長洲間を運行しておりました。
８１５系電車Ｎ００３編成によります長洲行きがやってまいりました。普段長洲行きの行先が見られますのは、５３２２Ｍ（有佐→熊本→長洲間）の１本、しかも平日のみの運行となっておりまして、あまり長洲行きの姿はお目にかかる事ができなくなっております。それでも、かつては特急「有明」が博多～長洲間で運行されていた列車も存在しておりましたので、北部九州の方ではこちらの印象も強いのではないかとも思います。
この時は、座席が７割ほど埋まるほどの利用者が久留米駅発車の時点ではあっておりました。ちょうど学生さんの帰宅時間もありましたので、そう言った事もありまして利用者が見られておりましたが、区間利用が多いとは言いましても、それだけの利用者があっておりましたので、それだけ利用者の足として存在している事が伺わせる所でもありました。
今回は、寸断時の鹿児島線普通列車の姿をご紹介しましたが、やはり普段あまりお目にかかれない行先の姿が見られていたのもこの時ならではではなかったかと思います。けれども、寸断されていたという事で、利用者にとりましても不便な時も見られていた事に関しましては正直残念ではなかったかと思います。何と言いましても、九州の大動脈でもあった訳ですので、早く復旧させないとと言う意気込みはあっていたと思いますので、それが実ってよかったのではないかと思います。とにかく、今後は他の路線と言う事にもなりますが、他の路線に関しましても１日も早い復旧を心から願うのみであります。
