番外 営業は10日前後もホームの姿は年中見られてます、恒久化の長崎線バルーンさが駅の非営業時の姿 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 
 佐賀県佐賀市では、毎年10月下旬から11月上旬にかけまして、「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」が開催されておりまして、佐賀地区では大きなイベントでもありまして、多くの方々が来場されております。
 
 この「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」の中では、様々な部門の競技が行われておりまして、過去には平成28年に「熱気球世界選手権」も開催されておりまして、そう言った事もありまして海外の選手の方々もこの佐賀の地に訪れまして、バルーン競技が競われる事にもなっておりまして、この時期にとりましては楽しみな所でもありましょうか。
 
 私自身も、仕事の都合などもありまして残念ながら毎年見に行く事ができませんが、バルーンが飛び立つ姿は非常に美しいだけに、今年もしも開催されるならばは是非とも出向いてみたいとも思っております。
 
 
 そんな開催されております嘉瀬川河川敷の所にある長崎線では、普段は画像のようにホームだけ残されている姿を見る事ができております。それがその「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」時にのみ営業されますバルーンさが駅でありまして、「その時」のために恒久化されているのが特徴であります。今回は、その理由及び恒久化前の画像も収めておりましたのでご紹介してまいります。
 
 
 このホームの恒久化は、平成15年に行われておりまして、以来バルーンフェスタ開催中以外でも上の画像の姿を見る事ができております。かつては、バルーンフェスタ開催1か月ほど前より仮設のホーム設営に入りまして、バルーンフェスタが終了しますと解体を行っておりまして、大会前後で作業を行う姿も見られておりました。
 
 しかし、この設営・解体時に作業員の死亡事故が起こるなどしていた事もありまして、そう言った事もありまして安全面でも苦慮する所が見られておりましたので、その結果恒久化と言う方向に至っておりました。
 
 
 画像は、実際にホームに停車している姿をご紹介しておりますが(平成25年撮影)、画像のようにバルーンフェスタ開催時には普通列車はおろか、特急列車も数本が停車しておりましたし、普通列車も増結した列車もありましたので、この時期はまさに長崎線でも忙しい時期であると言ってもいいのではないかとも思います。
 
 (2番ホーム、佐賀・鳥栖方面)
 
 (1番ホーム、肥前山口・唐津方面)
 
 また、他の改札や切符売場に関しましても、開催時には営業している事から画像のような姿を見る事ができておりますが、開催時以外はこれら改札・切符売場は撤去されておりますので、年中見る事ができますのはホームのみと言う事にもなっております。
 
 (今回撮影、開催時以外の姿)
 
 
 さて、ここまで恒久化されました姿をご紹介しましたが、以下の画像は、今から19年前の平成13年に嘉瀬川河川敷から撮影しました、885系電車で運行されております特急「かもめ」同士のすれ違いシーンでありますが、よく見ますと少々見にくいかも知れませんが、すれ違っている2編成とも帯は黄帯となっておりまして、全ての青帯化が完了している885系にあって、この黄帯のすれ違いの姿はまさに過去の姿である事もわかるのではないかとも思います。
 
 やはり、この頃は仮設ホームすらありませんでしたので、このようなすれ違いシーンを収める事ができておりました。現在はホーム自体が恒久化している事からこういったすれ違いシーンを収める事ができにくくなっておりますが、やはり見ていて懐かしい所でもあります。
 
 
 ちなみに、画像が今回撮影時の姿であります。残念ながら上り列車に関しましては嘉瀬川橋梁もありますのでうまくは収めにくいですが、下り列車に関しましては画像のような形で収める事が可能ではありますので、期間中でも他の方々が収めている姿からも実感させられる所ではあるようにも思う所ではあります。
 
 【下り列車】
 (885系電車SM8編成「かもめ」)
 
 
 (817系電車V028編成、長崎線普通列車)
 
 (キハ47形気動車(先頭、8062)、唐津線多久行き)
 
 【上り列車】
 (キハ47形気動車、佐賀行き)
 
 
 このバルーンさが駅の存在は、年間10日前後と、365日からしますと短いものです。しかし、「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」自体が佐賀地区の代表的な秋のイベントとなった現在としましては、開催地を考えましてもこの駅の存在は大きいのではないかと思いますし、ホームの恒久化と言うのは作業員の安全等を考えましても必要ではないかと思ってならない所でもあります。現在は、この場所は特急・普通列車とも通過して行きますが、開催中には停車する列車もある訳でもありますので、この存在自体は大きいのではないかとも思ってならない所でもあります。