NO.2270 立体交差化に伴い、踏切の役割を終える事になります、長崎駅に近い幸町踏切付近の変化 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 
 長崎の陸の玄関口でもありますJR長崎駅と言いますと、これまでも当ブログでもご紹介しておりますように、今年の3月末には長崎線の長崎駅〜浦上駅間で高架化が完了する事になっておりまして、最終的には上の画像の駅舎の姿も姿を消す事にもなっております。
 
 この長崎駅と言いますと、さらに令和4年度には九州新幹線(長崎ルート)の開業も予定されている事もありまして、そう言った事から新幹線の工事も進行しております。それとともに、ご紹介しておりますように現在長崎駅~浦上駅間にかけまして高架(立体交差)化も進行しているのが現状でもありまして、それによりましてこれからご紹介します踏切をはじめとします踏切が廃止される事にもなっております。
 
 そう言った事から、画像にもあります長崎駅の3面5線のホーム(0~4番ホーム)も3月末で終了する事にもなっておりまして、長崎線(市布経由・長与経由)及び大村線への直通列車、そして画像にはありませんが特急「かもめ」もこれらホームからの発着がなくなる事にもなっております。既に、ホームの乗り入れもあと1ヶ月少々となっておりますので、このような姿もあとわずかと言う事になっているのも現状でもあります。
 
 (0番ホーム(右)と1番ホーム(左))~いずれもキハ66・67系気動車
 
 (3番ホームに入線する817系電車)
 
 
 そして、長崎駅の高架化も、NO.2258の稲佐山からの画像でもご紹介しておりましたように高架化も進行している事が伺わせております。また、その下の画像でもわかりますように、近くから見ましても2階ホーム部分がガラス張りになるようでありまして、そう言った事からも3月の完成・開業が楽しみな所でもあります。
 
 (稲佐山より)
 
 (旭大橋側より)
 
 
 また、先述のように令和4年度には九州新幹線(長崎ルート)が開通する事になっておりまして、現在台座のみとなっております新幹線口の部分にも新幹線車両がやって来る事になっております。この長崎ルートに関しましては番外でもご紹介しましたように、使用車両にN700S系新幹線電車が検討されているそうですが、武雄温泉〜新鳥栖間がどんな形になるか未定である今、まさに「待ったなし!」の域である事には間違いない所ではあります。
 
 
 さて、今回ここからご紹介しますのは、やはり高架化後には廃止となります長崎駅に最も近い踏切であります幸町踏切の部分を中心に、現在までその周辺におきまして撮影しておりました姿を皆様にはご紹介してまいります。
イメージ 4


 

 幸町踏切と言いますと、以前は以下画像にもありますように歩道橋まで設けられていた踏切でもありまして、この踏切付近では長崎駅留置線の入換シーンも見られておりますので絶好の撮影スポットでもありましたが、平成27年中にこの歩道橋は撤去されまして、その後は仮線の工事が行われるに至っております。
イメージ 5

 

 

 こちらの画像は平成29年に撮影しました、仮線及び引き上げ線であります。この3線は、右側2本が複線であります本線の線路、左端側の線路が以前は下り本線でありました引き上げ線でありますが、上の画像と比べてみましても仮線として・引き上げ線としての姿がそれぞれ出ているのが見ていてわかるのではないでしょうか。
イメージ 8

 

 上の画像の反対側です。画像の部分も、かつての線路があった部分でありますが、この部分は後述のように高架の留置線が設けられる事にもなりまして、現在長崎駅の西側にあります留置線が将来的にはこの地の上に移る事になる部分でもあります。 

イメージ 10
 
 
 さて、ここからが今回撮影の幸町踏切での画像であります。以下画像が諫早方、その下の画像の先が長崎駅となりますが、以下画像の諫早方から見まして中央・右側の線路が本線の線路、右側の線路が引き上げ線となっておりまして、後述のように車両の引き上げる姿を頻繁に見る事ができております。ちょうどその下の画像が、上り本線から引き上げ線のポイント部分も見られておりますが、長崎駅のホームに入る際にはその本線の線路をまたいでいく事にもなります。
 
 (諫早方)
 
 (奥が長崎駅)
 
 
 その幸町踏切の所の現在の姿です。平成29年撮影時は台座さえできていなかった高架橋の部分には画像のように変化を遂げておりまして、あと約1ヶ月に迫りました使用開始を待つのみとなっております。この部分は、高架開業後には留置線として使用される事になる部分でもありますので、幅が広い事もお分かりいただけるのではないかとも思います。
 
 (幅が広い事もわかります)
 
 留置線と言う事で、パンタグラフの点検を行うために使用する部分も見る事ができております。詳しい事はこの時点ではわかりませんが、使用開始されますと、787系電車や885系電車と言った特急用車両が留置する姿もこの上で見る事ができるようにもなるようでもあります。
 
 
 そんなタイムリミットが迫っております幸町踏切付近でありますが、今回おそらく最後になるでありましょう、引き上げ線での姿を収める事ができておりましたのでここからはご紹介してまいります。画像は、この後留置線に入る事になりますキハ66・67系気動車15番ユニットでありますが、画像のように上り本線から引き上げ線に入ってきている事がお分かりいただけます。
 
 
 次は、この後佐世保行きになります、「ハウステンボスライナー」こと12番ユニットが引き上げ線へ入ってまいりました。やはり、白地と橙のツートンカラーが印象的ではありますが、「国鉄急行色」をまといます1番ユニット・10番ユニットに次ぐこのカラーではありますが、青地の「SSL塗装」ばかりにありまして目立つ存在であると言ってもいいかと思います。
 
 (画像3・最後の画像のように、この後1番ホームへと向かいます)
 
 
 次は、この後「かもめ」として博多駅へと向かいます787系電車BM2編成が引き上げ線へ入ってまいりました。この787系電車に関しましては、日中長崎駅留置線で休んでいる時もありまして、そしてこの夕刻になりますと博多駅へと向かうために留置線から出まして、博多駅へ向かうといった流れが見られております。
 
 それにしても、これまでのキハ66・67系気動車と違いまして7両編成でもありますので、この電車の編成自体が長い事も伺わせるのではないでしょうか。
 
 
 そんな幸町踏切の引き上げ線のそばでは、画像のように長崎駅へと向かいます列車が通過しています。私自身も、かろうじて長崎行きの列車も収める事ができておりましたが、このような姿もあとわずかという事を思いますと残念で仕方がないという所でもあります。
 
 
 所で、九州新幹線(長崎ルート)の高架橋の工事も進んでおりました。こちらは開業は令和4年度ではありますので今すぐにと言う訳ではありませんがそれでも開業に向けて進行している訳ですので、一日も早い決着を望むところではあります。
 
 ちなみに、長崎駅から北東方向にトンネル工事が行われておりますが、その方向へ高架橋が続いております。それにしても、長崎県営バス本局のそばをかすめている訳でもありますので、正直「立ち退きまではならなかったのね」とも思わせるような姿ではなかったかと思う所ではあります。
 
 
 今回は、幸町踏切付近の変化を中心にご紹介しましたが、そんな撮影スポットでもありました幸町踏切も、ご紹介しておりますようち3月末にはその役目を終える事にもなっております。過去には、このような旅客列車の発着や入れ換えシーン、そしてかつて存在しておりました貨物列車の発着シーンとこの踏切では見られていた訳ではありましたので、そういった長い歴史を終わる事になる訳ではありますので、とにかくお疲れさんとも言いたいと思います。次回は、隣駅浦上駅とその周辺に関しましても今回訪問時に収めておりますので、ご覧の皆様も次回もご覧いただきたいとも思います。