当ブログでは、前回番外におきまして、ＪＲ九州の平成２８年度一日平均駅別乗車人員に関しましてご紹介しまして、上位１０駅におきまして画像にてご紹介しましたし、５０位までの駅までに関しましては気付いた点に関しまして文章にてご紹介しておりました。
それによりますと、やはり１位は画像１の博多駅、２位が小倉駅であったとの事でありまして、福岡都市圏の２大駅が上位２駅に入った事にもなっております。また、博多駅・小倉駅も含みます鹿児島線の駅が５０駅中３２駅が、やはり両駅も含みます福岡県の駅が５０駅中４０駅もランクインしていたとの事でありますので、それほど福岡都市圏に利用者が集中している事も伺わせております。
また、各都市を代表する駅も上位に入っておりまして、実際に１０位以内に鹿児島中央駅（３位）・大分駅（４位）・熊本駅（７位）・佐賀駅（９位）が入っておりまして、これら駅から１位の博多駅までを結ぶ列車も運行されておりますので（新幹線も含みます）、そう言ったつながりも大きいようではあります。
さて、今回皆様にご紹介しますのは、同じくこのほど発表されました、路線別一日平均通過人員に関しまして、ベスト・ワーストをご紹介してまいります。
実際に以下の表をご覧いただきますとわかりますが、需要がある路線・需要がない路線それぞれが明白に明らかになっているのがわかるのではないかと思います。尚、このランクの中には「熊本地震」のため寸断されている関係で大きく減少に転じている路線も見られますが、それに関しましてもランク内に上げさせている事に関しましてはご了承いただきたいと思います。
【上位５路線】
１位 鹿児島線 小倉～博多間 ８２，８６６人
２位 鹿児島線 博多～久留米間 ６８，５８９人
３位 筑肥線 筑前前原～姪浜間 ４３，９６１人
４位 篠栗線 吉塚～篠栗間 ３１，９６２人
５位 長崎線 鳥栖～佐賀間 ３１，４２０人
【下位５路線】
１位 肥薩線 人吉～吉松間 １０８人
２位 豊肥線 宮地～豊後竹田簡 １５４人
３位 日南線 油津～志布志間 ２２２人
４位 筑肥線 伊万里～唐津間 ２３６人
５位 日田彦山線 田川後藤寺～夜明間 ２９９人
１位 鹿児島線 小倉～博多間 ８２，８６６人
２位 鹿児島線 博多～久留米間 ６８，５８９人
３位 筑肥線 筑前前原～姪浜間 ４３，９６１人
４位 篠栗線 吉塚～篠栗間 ３１，９６２人
５位 長崎線 鳥栖～佐賀間 ３１，４２０人
【下位５路線】
１位 肥薩線 人吉～吉松間 １０８人
２位 豊肥線 宮地～豊後竹田簡 １５４人
３位 日南線 油津～志布志間 ２２２人
４位 筑肥線 伊万里～唐津間 ２３６人
５位 日田彦山線 田川後藤寺～夜明間 ２９９人
（１位（博多～小倉間）の区間内にあります新宮中央駅にて、８１１系電車）
こうして見ましても、上位と下位とはケタから違う事がわかりますが、先述のように需要がある路線・需要がない路線の差が出ているのではないかとも思います。それにしても、以下画像のように観光列車「いさぶろう」・「しんぺい」が運行されております人吉～吉松間が１０８名とは、観光客の利用者が多いのはわかりますが、それ以外の一般の利用者は非常に少ない事が伺わせているのではないかとも思います。
（人吉～大畑間にて、キハ４０系気動車「いさぶろう」・「しんぺい」）
また、上位３位におきまして筑前前原～姪浜間が、そしてワースト４位におきまして伊万里～唐津間がランクインしております筑肥線でありますが、やはり筑前前原～姪浜間は駅別ランキング１８位にランクインしました九大学研都市駅をはじめ、２４位に筑前前原駅、３３位に姪浜駅、３６位に今宿駅、４０位に周船寺駅と、ベスト５０駅の中に５駅、７０駅の中に区間７駅全てが入っておりますので、福岡都市圏でもある事もありますので、利用者が多い事は伺わせているようであります。
（下山門駅（６８位）にて、３０５系電車）
反面、伊万里～唐津間は、ほとんどの列車で画像のキハ１２５形気動車の１両編成で運行されておりますが、利用者もそれほど多くはないようであります。そう言った事もありまして、先日のＪＲ九州の株主総会におきまして、この区間の廃止・第３セクター化はあるのか？と言った声もありましたが、それでも基本的には現状の状態で運行されるようになるようであります。本当に、同じ筑肥線でここまで違う訳ですので、残念な所ではありましょうか。
（山本～肥前久保間にて、キハ１２５形気動車）
さらには、災害のため寸断されている事もありまして、利用者が減っている区間も存在している訳でありますが、ワースト２位の豊肥線宮地～豊後竹田簡がその中に入っております。この区間は、過去にも豪雨で寸断されていた時もあった区間でもありましたが、それでも鉄道利用者がいらっしゃる訳ですので、地域の足として活用されている事が伺わせているようにも思います。
（犬飼駅にて、キハ２００系気動車）
尚、先日の「平成２９年九州北部豪雨」におきまして、日田彦山線の添田～夜明間、久大線の光岡～日田間が寸断しておりますが、このうちの日田彦山線の田川後藤寺～夜明間もワーストランキング５位に入っております。そう言った需要が少ない区間でもありますので、その分今回の災害で利用者に反映される事になるのではないかと思われますが、それでも北九州から日田への代表的な路線でもある訳でもありますので、利用者が少なかれども１日も早い復旧を願う所ではあります。
（夜明駅にて、キハ１４７形気動車）～最後の画像も
本当に、上位５線に関しましてはやはり福岡都市圏につながっている事もわかりますので、利用者が多いのもわかります。実際に、これらは普段から利用しておりますので、多い事がわかりますけどね。反面、ワースト５線に関しましては、沿線の過疎化やマイカー利用などもありますので、利用者が大幅に減っているのも仕方がない所でもあります。とにかく今後もそう言った流れはほとんど変わりはないとは思いますが、ＪＲ九州自体鉄道利用は全体的に下降線とも言われておりますので、右肩が上がりますよう利用を望む所でもあります。
