JR九州が、このほど平成28年度の1日平均駅別乗降ランキングを発表しまして、現在HPにおいて公表されております。
JR九州は、昨年10月に株式を上場しましたが、現在肝心の鉄道事業は赤字と言われておりまして、JR九州におきましては、鉄道事業以外の不動産事業などで好調を得ているそうでもありますので、その補填もそれら事業が賄っていると言ってもいいかとも思います。
さて、これからご紹介しますランクイン駅に関しましては、10位までは後述の画像におきまして、50位までは特出されるのみをご紹介させていただきますが、利用者が多い駅に関しましてはやはり都心部の駅が最も多く、そう言う事もありまして1位の駅と2位の駅との乗降人数の差は断トツの数字となっております。
また、ランクイン駅に関しましても利用者が増えている駅ももちろん存在しますが、逆に減少に転じている駅も存在しておりまして、周辺環境の変化もあるのでは?とも思う所でもあります。
では、まずは上位10駅を画像にてご紹介してまいります。尚、8位の吉塚駅に関しましては駅舎の画像がありませんでしたので、ホームの画像のみご紹介させていただきます事をご了承ください。
1位 博多駅 121,370人
2位 小倉駅 35,431人
3位 鹿児島中央駅 19,842人
4位 大分駅 19,165人
5位 折尾駅 16,228人
6位 黒崎駅 15,293人
7位 熊本駅 14,576人
8位 吉塚駅 13,812人 ~画像はホーム画像のみ
9位 佐賀駅 12,341人
10位 香椎駅 12,172人
こうして見ましても、やはり福岡の玄関口でもあります博多駅が断トツで1位、そして2位に北九州の玄関口でもあります小倉駅が2位にランクインしておりまして、都心部の駅ならではな姿を見せている事がわかります。それとともに、各都市を代表する駅が上位に入っておりまして、鹿児島中央・熊本・佐賀の各駅がそれらに値していると言ってもいいかとも思います。
また、11位以降50駅に関しましては、鹿児島線の駅が50位中32駅がランクインしておりまして、この鹿児島線自体が在来線では九州の大動脈として存在している事がわかります。中でも、博多~小倉間に関しましては特急・快速・普通列車と多くの本数が運行されておりますので、需要が高い事も伺わせております。
(42位ランクイン、新宮中央駅)
さらに、上位50駅中40駅が福岡県の駅となっております。ランクインの中には福岡・北九州方面へ通勤・通学される方もいらっしゃいますので、そう言った理由もありまして40駅もランクインしている事につながっているのではないかと思います。
(21位ランクイン、久留米駅)
一方、「本線」とは名が付かない路線の上位でありますが、最も多いのが筑肥線の九大学研都市駅でありまして、18位にランクインしております。この駅は、当ブログでもご紹介しておりますが九州大学伊都キャンパスへの最寄り駅でもありますし、それとともに駅周辺も住宅が建設されているなど、今筑肥線沿線では最も栄えている所ではないかと思います。そう言う事もありまして、この上位にランクインするに至っているのではないかと思われます。
また、ほとんどが「幹線」と称する路線でありますが、「地方交通線」と称する路線で最も多いのが以下画像の新飯塚駅でありまして47位であります。この駅は筑豊線の駅でありますが、代表的な直方駅が57位でありますので、その上にこの新飯塚駅が存在しております。この駅も、大学キャンパスの最寄り駅でもありますし、高校なども存在しますので、学生通学時は多くの姿を見る事もあります。
ご紹介しましたように、ベスト10の駅も各地域の都市を代表する駅あれば都市圏の駅もあるなど様々な駅がランクインしているのもわかります。また、ベスト50駅内に40駅も福岡県の駅が入っている訳でもありますので、先述のように福岡・北九州方面へ通勤・通学される方もいらっしゃる事を思えばわからなくはありませんね。とにかく、詳しくご覧になりたい方はHPをご覧いただければとは思いますが、この中にはご覧の皆様の最寄り駅も入っているかもしれませんので、参考にしていただければとも思います。