NO.1858 北部九州 「SUGOCA大回り」第7弾!今回は佐賀駅からの大回り(後編・最終回、 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

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 前回NO.1857より、JR九州のICカード「SUGOCA」の区間、そしてその間の区間を利用しました、『北部九州「SUGOCA大回り」』の話題をご紹介しておりますが、前回はスタートの佐賀駅から由布院駅までの話題をご紹介しておりました。

 これまで、当ブログでご紹介しました「SUGOCA大回り」と言いますと、運賃が安くなる事から福岡・大分近郊の駅からのスタートでありましたが、今回は前日私自身が所用があった事から佐賀駅からのスタートとなっておりました。実際に、この駅から終着駅であります博多駅までの運賃は1110円(乗車券のみ)でありますが、この1110円でも二日市経由で行く事は可能な訳ではありますが、ICカードであるならばご紹介しますルートでも行く事ができるようになっております。


 さて、今回は後編としまして由布院駅から大分駅を経まして、終着駅であります博多駅までの模様を皆様にご紹介してまいります。
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 まず、今回の行程を改めましてご紹介してまいります。今回ご紹介しますのは[ ]の部分でありますが、日豊線内でも途中2駅にて下車を行っておりました。

 佐賀11:45→(2930M)→新鳥栖12:12~12:43→(2850M)→鳥栖12:47~12:54→(4239M)→久留米13:00~13:07→(1851D)→由布院15:23~[16:06→(4855D)→大分17:01~17:34→(4650M)→亀川17:55~18:14→(4652M)→中津19:25~19:34→(5020M「にちりんシーガイア20号」)→博多20:57]


 私自身、上の画像2にもあります久留米駅からの1851Dに乗車しまして、大分県由布市の由布院駅にやって来ておりましたが、この後以下画像左側の4855Dに乗車しまして、この列車の終点大分駅を目指す事になります。尚、この列車は1851Dとして運行されていた車両を引き続き使用しておりまして、由布院駅のホームの配線の都合で一旦南由布駅に回送しまして、折り返しまして由布院駅へ回送、再び折り返しまして大分駅へと運行する事になる列車でもあります。
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 列車は、55分ほどで終点大分駅に到着しますが、運賃表を見ますと0番の鳥栖駅が3240円、2番の久留米駅が2810円と言う運賃になります。ですから、このまま改札を抜けますとそれら運賃が適用される事になりますが、これら駅からICカードで通しまして日豊線を経由しましても最安であるならば運賃表の運賃が適用される事にもなります。
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 終点大分駅に到着しました。この列車は、この後4854Dとして再び由布院駅へ戻る事になります。そのため、行先表示は緑の「由布院」表示である事がお分かりいただけるのではないかと思います。
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 また、この列車では別府方にキハ125形気動車が連結されまして、キハ125形気動車のみ3両で運行される事になります。この日は-114が連結されておりましたが、番外でもご紹介しましたように方向幕の修正が行われていない事もありまして、白地の「由布院」の行先となっている事が見ていて分かるのではないかとも思います。
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 (連結シーン)
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 キハ125形気動車のみ3両となりました4854Dであります。このように、運用上では3両での姿が見られる訳でもありますが、やはり黄色一色の車体がより鮮やかに見えるのがいいのではないかとも思いますね。ちなみに、同じく運行しております唐津車両センター内(唐津線)でも稀にこのような黄色3両で走る事はあるようでもあります。
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 さて、ここからはこの後日豊線を中津方面へ北上する事になりますが、本来ならば後述の4652Mで大分駅から乗車しまして中津駅まで真っすぐと言う所でもありましたが、ご紹介しますように415系電車で運行する事や、座席にも余裕がある(出る)事、そしてこの日は寒かった事から、1本前の4650Mに乗車しまして、途中の亀川駅まで乗車する事にしたのでありました。


 臼杵駅からの4650M亀川行きが大分駅に入線してまいりました。この日は画像の鋼製車でありますFO111編成でありまして、小倉総合車両センター門司港駐在に昨年3月まで所属しておりました、いわゆるロングシートの車両でもありました。
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 それにしても、この入線時にはホームの黄色い点字ブロックを越えまして待っていた男性の姿がありまして、正直危ない姿が見られておりました。本当に、この方はどう思っていたかはわかりませんが、正直危ない訳でもありますので、列車を待つ際には黄色い点字ブロックの内側で待つようにしていただきたいと思います。
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 列車は、最後の画像のように約20分で亀川駅に到着しました。この後、4652Mに乗車しまして中津駅を目指す訳でありますが、この日は寒かった事もありまして、折り返し647Mの発車(18時06分発)までは車内で暖を取っておりました。


 647M発車後は、亀川駅の待合室で待ちまして、そして以下画像にあります815系電車2両の4652Mに乗車しまして、終点中津駅へと向かいます。
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 所で、この4652Mは815系電車2両で運行されている訳でありますが、途中の暘谷(ようこく)駅や日出駅までは足の踏み場がないほど大変混雑した状態となっておりました。ですから、正直この列車ほど4両に増やしてもいいのではないかとも思ったほどでありましたけどね。

 4652Mは、杵築駅で約6分ほど停車します。上の画像はその杵築駅停車時に収めたものでありますが、この停車時に後続の以下画像の「ソニック54号」が先に発車して行きましたし、下りの「ソニック41号」も杵築駅を通過して行きます。
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 尚、杵築駅の隣駅であります中山香駅から宇佐駅までの間は日豊線の小倉~大分間では最も少ない区間でありまして、普通列車の本数は上下各12本しかありません。特に下りでは日中2時間以上も時間も空く時間があるほどですので、時刻表をご覧になりますとどれだけ少ないかがわかるのではないかとも思います。ちなみに、この区間では単線区間も存在しますので、より需要に合わせているかも実感できる所でもあります。


 それだけ少ない区間でもあります中山香~宇佐間を過ぎまして、4652Mの終点中津駅に到着しました。この列車は、この後さらに宇島駅へ回送されまして、しばらく休んだ後再び中津駅へ回送、4669Mとして臼杵駅へ向かう事にもなります。
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 中津駅の改札から見た、中津駅構内であります。改札を抜けるとなりますと、ここで下車という扱いになりますのでそこからしか収める事ができませんでしたが、中津市に工場がありますダイハツ九州で生産されております「キャスト」の姿も見る事ができておりました。
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 再びホームに戻りまして、「にちりんシーガイア20号」の到着を待ちます。佐賀駅を発った際には昼間でありましたのでまだ明るかった訳ですが、画像のようにもう夜になっている訳でもありますので、本当に8時間近くよく回っているなと思ったほどでもありましたけどね。
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 こうして、最後の列車であります783系電車で運行します「にちりんシーガイア20号」に乗車しまして、終点博多駅を目指します。私自身も、これまでの疲れもありまして車内で寝ておりまして、向きが変わる小倉駅前後で起きていた以外はほとんど寝てしまっておりました。
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 中津駅から約1時間20分、終点博多駅に到着しまして、これまでと同様自動改札機は通らずに横の有人改札口を通ります。ここで車内で購入しました特急券(1230円)、そして今回の行程表も提出、清算へと進む事になりましたが、担当しました駅員はまだ若い駅員でありましたので、「佐賀駅からとなりますと運賃が高くなりますよ」とおっしゃっておりましたので、私が「ICカードで通しているのですけど?」と言いますと別の駅員が「いや、最短経路の運賃になりますので大丈夫ですよ」とおっしゃっておりましたので、結果1110円で通る事ができたのでありました。
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 本当に、まだ駅員さんの中でもまだ理解されていない方もいらっしゃいましたので、これに関しましては本当に残念であります。実際に、これまでもご紹介しておりますように、ICカードの場合は「運賃計算の特例に使用する路線」を経由して計算した方が最も安くなる場合、実際には異なる経路で乗車する場合でもこれらの線区を経由したものとして運賃を計算するというものであり、いわゆる最短経路で利用する事が可能になっている訳でもありますので、駅員さん自体もしっかり理解していただきたいものであります。


 それにしても、今回は変わった経路での「大回り」となった訳でありましたが、その運賃(佐賀~博多間1110円)でも「SUGOCA」エリアで北部九州内の対象区間であるならばこのように回る事もできる訳ですので、本当に「乗り鉄」にはもってこいのものではないかとも思います。ご覧の皆様も、体験されていない方は機会がありましたら是非とも体験していただければと思いますが、その際には必ず行程表を作るなりしまして「SUGOCA大回り」をしていただければと思います。
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