【PART1傑作選】 西肥バスの日野ブルーリボン中乗り車の変化(平成21年掲載) | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 西肥自動車(西肥バス)には、大型の一般路線用として、日野ブルーリボンの中乗り車が何と約60台程度存在しておりまして、佐世保市内の北部・東部、佐賀県の伊万里、そして五島の各営業所に所属しております。

 このうち、五島(上五島)につきましては、ブルーリボンの変わった車も上五島地区限定で運行されている車も存在したりするなどしておりますが、本土につきましては、最近は移籍車のブルーリボンの導入も行われておりまして、西肥バスと日野ブルーリボンとはいい関係であるのがわかるのではないかと思います。


 今回、日野ブルーリボン中のり車に関しましてご紹介しますが、今回掲載している車は、本土の車の話題を掲載してまいります。


 ブルーリボン中乗り車は、現在は昭和63年式のP-規制車が最古でありまして、もう20年以上になります(H145・P-HU235BA)。もちろん、自社発注車であります。
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 さらに、U-規制車(画像はH190・U-HU2MMAA)になりますと、前面方向幕の部分が黒くなっておりまして、少々の変化がわかるのではないかと思います。尚、この後のKC-規制車まで共通ではありますが、自社発注の場合は、黒のサッシ窓・高床式であるのが特徴であります。
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 また、このU-規制車には、「SASEBO」ラッピング(H199・形式同)も存在しております。
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 そして、KC-規制になりますと、ヘッドライトが丸型から角型に変更されている他、リアランプも変更されております。それでもボディ自体が変更されていない分、大した変化がないままでブルーリボンが製造されてきた事もわかる気がしますね。

 (H212・KC-HU2MMCA)
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 ここまでが自社発注車でありますが、これ以降のブルーリボン中乗り車は移籍車での導入となります。最初の導入は、大阪市交通局から導入された車が最初でありましたが、やはり自社発注車と違いまして、仕様が若干違うのがわかるのではないかと思います。それもこの車がU-規制(HU2MMAA)の平成6年式である事から、KC-規制が平成11年式まで導入されていた事を思えば、見た目からは移籍車の方が新しい印象を得ているようにも感じられます。

 (H226)
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 それから、名古屋市交通局から購入しました車(画像はH235・KC-HU2MMCA)も存在しております。これは、この導入車が元基幹バス(「ミッキー」)であった事もありまして、側面窓が銀メトロ窓まで登場している事から、自社発注車よりも目立つ印象を得るようでもあります。何と言いましても、特徴を残している所が非常にありがたいと言ってもいいでしょうかね。
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 そして、ブルーリボンにもワンステップの移籍車(H247・KC-HU2MLCA)も導入されております。これでわかりますのが、ついに低床ブルーリボンも導入してきたなと言う印象にも見えるのではないでしょうか。本当に、変化がわかるような気がします。
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 こうしてご紹介しましたが、移籍車の導入がブルーリボン中乗り車のラインナップを増やしているのがわかります。ただ、別の意味KC-形式までしか存在している事に関しましては仕方ないですが、それでも先述のように、西肥バスと日野との関係はいい関係であるのがよくわかりますし、今後も古い車両の置き換えで中古車も合わせた台数がさらに増える事も願いたいものであります。


 【現況】
 その後、古参(特に昭和年式)の日野ブルーリボンに関しましては廃車が進んでおりまして、徐々に台数が減ってきております。

 画像1のH145は既に廃車となっておりますし、平成初頭に導入されましたタイプにも廃車が発生しておりまして、五島(→新上五島)所属車「つばき号」の中にも廃車が発生しております。

 また、本文にあります「SASEBO」ラッピング車H199は既にラッピングは解除(最後の画像最も右側がその車)、元大阪市交通局の掲載車H226は以下画像のように現在は伊万里営業所所属となっております。
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 さらに、佐世保地区の車に関しましてはLED改造も施されておりまして、画像の形に変わっております(NO.1772参照)。
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 尚、今年に入り新車が導入されておりますので、今後も古参車両の置き換えが進む事が予想されておりまして、P-~KC-規制車の廃車・転属が進む事になるのではないかと思われます。
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 平成21年、NO.477より引用