このユニバース自体も、日本１号車の導入でもあります車が平成２０年から始まりまして、以来現在まで導入を続けているのも、やはりユニバースの正規代理店がグループ内に存在している事がこの大量導入につながっていると言えるのではないかと思われます。
前回掲載時点での、いわさきグループの各規制車の用途内訳は以下の通りです。以下でもわかりますように、上の画像にもありますいわさきバスネットワークの「鹿児島空港リムジン」専用車を含めましてＡＤＧ－規制車では２３台も導入されていた事もお分かりいただけるのではないかと思います。
ＡＤＧ－ＲＤ００ 路線１３台 貸切１０台（このうち１台形式不明車も含みます） ＬＤＧ－ＲＤ００ 路線１台 貸切８台（このうち５台２０１２年モデル）まず、ここでは前回ご紹介できませんでした２０１０年モデルの路線車をご紹介します。この車（鹿児島２００か１４－０６）こそ、唯一の２０１０年モデルの路線車であるとともに、掲載時点での唯一のＬＤＧ－規制車でありまして、その証としまして行灯が設けられているのもわかります。
尚、この車自体は鹿児島交通観光バスとして新製導入されまして（宮崎２００か・３２３）、新八代～都城線専用車として運行されておりました。しかし、廃止後にいわさきバスネットワークに移籍しまして「鹿児島空港リムジン」に転用、現在に至っております。
その後、鹿児島交通観光バスに一昨年の暮れに登録されておりました画像の福岡線「桜島号」専用車であります２０１２年モデル３台が昨年の特集記事掲載直後に運行を開始しまして、「桜島号」においてその姿を見る事ができるようになっております（鹿児島２００か１５－３７～１５－３９、番外参照）。その車の特徴は、偏心３列シートとなっているなど、従来のユニバースとは変わった姿を見せております。私も、今回訪問時に乗車したく鹿児島交通観光便を予約していた訳ですが、番外でもご紹介しましたように日野セレガＲであったのは残念じゃありましたがね。
この車３台中２台（１５－３７・１５－３８）は、上の画像のように「グリーントライアングル」のデザインとなっております。このデザインも、長らくいわさきグループで見られるデザインでありますが、このデザインが継続しているだけでもありがたい所ではありましょうか。尚、もう１台（１５－３９）に関しましては、「白露酒造」ラッピングとなっております。
そして、昨年夏にはついに２０１２年モデルの「鹿児島空港リムジン」専用車が導入されまして、鹿児島市内～鹿児島空港間へ運行を開始しております。
（鹿児島２００か１６－０９）
（鹿児島２００か１６－１０）
この「鹿児島空港リムジン」専用車は５台（１６－０７～１６－１１）導入されておりまして、この結果ヒュンダイユニバースの「鹿児島空港リムジン」も７割にまで達するにまで至っております。それほどいわさき便であればユニバースにあたる可能性も高くなっていると言ってもいいのではないでしょうか。
さて、この車自体は４列シートとなっておりまして、日本で行われます路線対応化を行う際に行先表示も元々がサボを扱っている事から、側面にサボ受けが設けられているだけとなっておりますし、前面は「鹿児島空港リムジン」と書かれた行灯をそのまま活用する形となっている事から、見ていてシンプルな感じとなっております。それでも、先述の鹿児島交通観光「桜島号」専用車から見られますデイライトが設けられているなど、路線化に関しました所が見られているのも特徴であると言えるのではないかとも思います。
（前面）～「鹿児島空港リムジン」と書かれた行灯及びデイライト付き
（側面）～サボ付き
この５台ものヒュンダイユニバース導入によりまして、ＫＣ－規制の三菱エアロバス３台（鹿児島２２き１０－７９～１０－８１）及びＫＬ－規制の日産ディーゼルスペースアロー２台（西日本車体（西工）０２ＭＣ架装車、鹿児島２００か・４３９～・４４０）計５台が鹿児島交通に移籍しまして、鹿児島空港～枕崎線「えあぽーとまくらざき」専用車として転用される事になるとの事でありまして、以下画像のＵ－規制車（画像は鹿児島２２き・７７２、三菱Ｕ－ＭＳ８１５Ｓ）が運用を離脱する事になるのではないかと思われます。
この結果、いわさきグループのヒュンダイユニバースＬＤＧ－規制車は、路線９台・貸切８台となりまして、このうち１３台が２０１２年モデルとなりまして、より増えたと言ってもいいかと思います。本当に前回掲載の時点では２０１２年モデル自体も貸切車しかなかった訳ですので、それがここまで増えている訳ですので「ユニバース王国」はまさに健在と言ってもいいかとも思います。それでも、現在他社が導入を控え、国産車を導入する事業者が出てきている中、今後も導入はあるのか気になる所ではありますがね。
