その長崎地区での運行には、大分地区での運行時(「3泊4日コース」1日目・由布院~庄内間)と同様に、上の画像のように専用機関車でありますDF200形とともにDE10形がDF200形の補助機関車としての役割を果たしておりまして、「ティータイム列車(ミニクルーズ)」として運行されます長崎~諫早間では上の画像2のように機回しが省かれる分、大変重宝されております。
そんな専用機のDE10形も、所属が熊本車両センターでありますので、当ブログでもNO.1475などでもご紹介しましたように「マヤ検」運行時に熊本に戻る運行を行ったり、単機でそのまま回送されるなどと言った流れが見られております。
そのDE10形でありますが、4月に機関車の入れ替えがありまして、その際に常駐駅であります長崎駅に入りましたのが、画像の1206号機であります。
この1206号機は、1月に北九州市の小倉総合車両センターに入場・3月中旬に出場しまして、以来しばらくは竹下駅(博多運転区)常駐でありました。そして、先述のように4月より長崎駅構内に常駐するようになりまして、現在に至っております。
この機関車の特徴は、昨年暮れに同じく小倉総合車両センターを出場しました、鹿児島車両センター所属の1755号機と同様に、黒色の車体に金色のナンバープレート・金手すりとなっているのが特徴でありまして、明らかに「ななつ星」の補機としての役割を果たすために塗装変更されたと言ってもいいのではないかと思います。
実際に、これまでも画像2の1756号機のように「黒色塗装」に塗り替えられてはいた訳でありますが、このように金のナンバープレート・金の手すりと言うのは1755号機が出場するまでは見られなかった訳でもありますから、それが次の1206号機でも見られるようになった訳ですので、より「ななつ星」用の機関車と言うイメージが出るようになったと言ってもいいのではないでしょうか。
さて、1206号機の塗装変更前の姿もご紹介したいと思います。以下画像は画像6が平成24年、画像7が平成25年にそれぞれ筑肥・唐津線検測時に撮影したものであります。画像を見ましても、それぞれ「マヤ検」の運行ルートの都合で向きが違うようになっておりますが、その後今回のような形に変わる事になるとは、私もそうでしたが思いもしなかったのではないでしょうか。
(平成24年撮影時)
(平成25年撮影時)
さて側面も見ますと、金色の帯が入っておりますし、手すりや階段も金色など、従来のDE10形とは違った印象さえも感じられます。やはり、「ななつ星」の補機と言う大きな役割がある訳ですので、こういった姿になるのもわからなくはないでしょうか。また、その下の画像のように保安装置にはATS-DK形も取り付けられておりまして、表記の「DK」を見ますとわかるのではないかと思います。
(側面全体)
(階段部分や手すりも金色&「DK」「SK」の表示)
この機関車が活躍するのは、これまでも述べておりますように毎週土曜日であります。ですから、週に一度しか活躍する機会がない訳ではありますが、それでも運用を持っているだけでもいいのではないかと思います。私も、なかなかこの日には休みが取れませんのでその運行している姿が見る事ができませんが、今後見られる事を期待したいとは思っております。