この車は、西鉄バスでは初めて導入されましたユニバースでありまして、平成22年にこれまで専用車両のボディを製造しておりました西日本車体工業の解散に伴いまして純正車両が導入し始めた中で、これまで各地の高速路線バスで導入されておりましたユニバースを購入するに至っておりまして、2台(6501・6502)が導入されました。
このユニバースも韓国製ではありますが、西鉄バスにとって外国製はドイツ製のベンツを平成5年に導入して以来でしたので(すでに廃車)、18年ぶりの導入の車でありました。
特徴としましては、前面・側面の行先は以下画像のようにサボ式の行先となっておりまして、既存の車両とは違った所が出ているのが特徴であります。ちなみにリアの行先は従来通りの幕式でもあります。
(前面)~「とよのくに号」時
(側面)~同
以来、福岡高速営業所所属で「ひのくに号」として使用されておりましたが、昨年「ひのくに号」に新車が導入された事で上の画像1の6501が福岡~大分線「とよのくに号」に転用されたのに続きまして、以下画像の6502も昨年暮れに導入されました新車の導入に伴いまして「とよのくに号」に転用されておりまして、福岡~大分間を運行されております。
実際に、以下画像が「とよのくに号」に転用されました6502であります。今回大分市内のトキハ・フォーラス前で撮影する事ができましたが、ユニバースである事がわかりまして撮影を行った訳でありますが、よく見ますと6502でありましたので、転用しているという情報は聞いていた分、撮影する事ができてよかったと思っております。
こうして見ましても、西鉄バスの「とよのくに号」と言いますと以下画像の西工S型(画像は3911、三菱KL-MS86MP)と言う印象が濃い訳でありますが、そんな中でのユニバースでありますので、変わった車にあたる分いいのではないかとも思う所でもあります。しかも昨年までは西鉄高速バスの専業路線でありましたし(現在は運行委託)、夜行用(「ライオンズエクスプレス」)の車両も使用されておりましたので、それに代わる車として存在しているのもわかるのではないでしょうか。
このユニバースも、大分自動車道と言う勾配がある区間も通るなど、「ひのくに号」時代とは違った環境で走っているのも特徴であります。その路線にこのユニバースが転用された訳でありますが、このユニバースも国産車よりもパワーがあるのも特徴でありますので、そのパワーを生かしつつ、これからも福岡~大分間で運行していただきたいものですね。