番外 火曜日の朝食会場として使用、クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」阿蘇駅朝食会場「火星」 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 
 熊本県阿蘇市の玄関口でもありますJR阿蘇駅は、これまでもご紹介しておりますように、阿蘇山へ行かれる方やそれ以外の観光に行かれる方の中心駅となっている駅でもあります。
 
 そんなこの阿蘇駅は、平成28年4月の「熊本地震」におきまして、現在も肥後大津~阿蘇間が休止されている事もありまして、熊本方面からの列車は運休を余儀なくされております。それでも、前回番外の上の画像にありますキハ183系気動車で運行しております「あそぼーい!」の回でもご紹介しましたように、令和2年(2020年)度にはその区間におきまして運行再開が予定されておりまして、いよいよめどが立ったことで運行再開が待ち遠しい所でもあります。
 
 現在は、豊後竹田方面から普通列車が4往復、そして大分方面より画像2の「あそぼーい!」及び「九州横断特急」が1往復の計5往復がこの駅より発着しておりまして、熊本方面からの列車は来なくなりましても、豊後竹田・大分方面からの列車が見られております。

 それでも、前回もご紹介しましたように、運休から1年を経過している事もありまして、構内の阿蘇駅より熊本方では錆が見られておりまして、長らく列車が来ない事が伺わせておりますし、奥にあります信号機も青に変わる事もありません。
 
 また、この阿蘇駅はこちらも前回もご紹介しましたように、「KURO」こと「あそ くろえもん」が名誉駅長を務めております。そのため、「KURO」の駅長室も犬小屋風に設けられております。それにしても、「KURO」自身も今回の「熊本地震」や阿蘇山の噴火被害をどう思ったのだろうかと思ってならない所ではあります。
 
 
 さて、今回ご紹介しますのは、この阿蘇駅構内に設けられておりますレストラン「火星」の話題をご紹介してまいります。
 
 
 この「火星」は、以下画像にもありますように、JR九州のクルーズトレインであります「ななつ星 in 九州」が阿蘇駅に停車する際に朝食会場として使用されるレストランでありまして、3泊4日コースの2日目(毎週水曜日)で使用されております。ここでは、阿蘇駅近くにありますレストラン「オルモコッピア」の料理が提供されておりまして、自家菜園野菜と南阿蘇から届く無農薬野菜を中心に、オーガニックの材料を使った手作り料理を提供しております。
 
 「ななつ星 in 九州」(いずれも平成25年撮影、以下画像3点、こめこめさんの記事より画像引用しています)
 
 また、「ななつ星」が停車している際には、画像のように一度DF200形ディーゼル機関車(-7000)と77系客車とが切り離された状態となっておりまして、「ななつ星」にとっても夜通し走って来ていた事もありまして、良き休憩処と言う印象さえも見られていたほどでもあります。
 

 しかし、平成28年4月の「熊本地震」から平成30年3月改正までは「熊本地震」によりまして豊肥線が寸断されていた事などもありまして、残念ながらこの阿蘇駅にやって来る事もできず、「ななつ星」自体も運行区間変更を余儀なくされておりました。そのため、「火星」自体も「熊本地震」によりまして営業を長らく休止しまして、阿蘇駅構内でおいしくいただく事ができていたレストランの姿は一時的に見られなくなっておりました。
 

 画像は、平成29年に撮影しておりました「火星」であります。既にこの時点でも1年間の営業休止となっていた訳でありましたが、この時の「火星」の周囲はネットで囲んでおりまして、雑草が生い茂るのを防ぐ策が取られておりました。
 
 (正面入口)
 
 (ホーム側)

 こちらの画像は、正面入口の所にあります門の部分から正面入口への通路の部分でありますが、この画像からもわかりますように、入口の所は雑草が生い茂っておりました。やはり、そう思いますと上の画像にもありますネットの存在は大きはかったのかなとも思う所ではあります。
 
 (正面入口への門)
 
 (同、通路)
 

 こちらは、現在の門~正面入口の部分であります。現在は再び阿蘇駅まで来るようになっておりますので、平成29年撮影時のような雑草は生い茂っておりませんが、そう言った所も現在はこの阿蘇駅まで乗り入れている事もありまして、この「火星」自体が使用されている証として伺える部分ではないかとも思う所ではあります。

 平成29年撮影時の門の所から「火星」東側の部分であります。この時も雑草が生い茂っていた事がこの姿もわかりますが、よく見ますと、雑草に加えましてタンポポが多く見られているのもわかりますが、こういう所も時が経過している事がわかるような姿でもありました。
 

 ご紹介しましたように、現在「火星」自体は約2年間の休止期間を経まして現在は再開に至っております。私自身としましては、このレストランだけでも休止期間中に営業してくれれば良かったように思いますが、やはり「ななつ星」あっての「火星」であった訳でしょうから、この約2年間に及びます休止期間と言うのも正直仕方がなかった所ではなかったかと思います。とにかく、現在は活気を取り戻してきております阿蘇駅でもある訳でしょうから、これからも週に1度とはいえ、「ななつ星」の乗客の皆さんに良いおもてなしができる事を願いたい所ではあります。