NO.2072 閉所間近、西鉄バス筑豊大隈車庫路線車撮影分公開&27番系統嘉穂支所~桂川駅乗車記 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 当ブログでもこれまでもご紹介しておりますように、西鉄バスの中でも小規模営業所の一つでもあります、福岡県嘉麻市にあります西鉄バス筑豊大隈車庫9月30日で閉所します。

 

 西鉄バス筑豊大隈車庫は、飯塚バスターミナル~大隈車庫間の2路線の他、9月末で廃止(嘉麻市バス移行)が予定されております28番系統の飯塚~吉隈間、そして23番系統飯塚~上山田・山野住宅間の路線を担当しております。しかし、番外でもご紹介しましたように過去には旧嘉穂町・旧山田市内にも今以上に系統が存在してもいましたが、これら路線は廃止されまして、現在はそれぞれ嘉穂町バス・山田市バスを経まして、嘉麻市バスとして運行を継続しております。

 

 また、優等路線も福岡・黒崎・日田などへも大隈車庫の最寄りのバス停でもあります西鉄大隈バス停より運行されておりまして、この車庫は昔は今以上ににぎやかであった事が伺わせておりまして、現在の所属車は後述のように中型車両ばかりですが、かつては大型車両もこの車庫では見られていた事も伺わせているようでもあります。

 

 

 さて、今回は前半でこれまで私が収めておりました大隈車庫所属車両を、後半では10月改正で減便が予定されております、嘉穂支所~桂川駅間乗車記を皆様にご紹介してまいります。

 

 

 現在大隈車庫所属車両は16台が所属しておりまして、西日本車体(西工)96MCの日産ディーゼルスペースランナーRM(KK-RM252GSN)及びいすゞエルガミオであるとともに、各地からの転属車両となっております。この中では、数台が飯塚営業所(→西鉄バス筑豊本社)からの転属車ではありますが、それ以外は後述のように福岡・久留米地区からの転属車で構成されておりまして、1台を除く15台LED改造車となっております。

 

 

 まずは平成13年式の車からご紹介します。残念ながらこのうち4台は収めておりませんでしたが、その収めていなかった5639・5640・5669が新製導入が飯塚営業所で、後に転属される事になります。

 

 (5639)~画像なし

 

 (5640)~画像なし

 

 (5644)~大隈車庫唯一の幕式車

 

 (5645)~画像なし

 

 (5647)

 

 (5656)

 

 (5669)~画像なし

 

 (5693)

 

 (5696)

 

 このうち、5644が大隈車庫所属車の中では唯一の幕式車両となっておりまして、それ以外の車がLED改造されている中で唯一残されております。しかし、幕式である事もありまして、予備車扱いとなっているようでありまして、今回の訪問時もポツンと駐車している姿が見られておりました。

 

 また、5693は香椎浜営業所所属時には千早駅~アイランドシティ間で運行されておりました「アイランドシティシャトル」としても使用されておりましたが、「アイランドシティシャトル」運行終了後大隈車庫に転属と言う事になりました。

 

 そして、5696は唯一の久留米営業所からの転属車でもありまして、新製導入から久留米営業所でもありましたので、久留米ナンバーで登録されまして、その後大隈車庫に転属、筑豊ナンバーに改番と言う事になっております。

 

 

 次は、平成14年式の車両です。この年式の車3台は全車収める事ができておりましたが、3台とも福岡地区の営業所からの転属車となっております。

 

 (5715)

 

 (5716)

 

 (5764)

 

 

 そして、平成15年式の車両です。こちらも全3台所属車両を収める事ができておりましたが、全車福岡地区からの営業所からの転属車両となっております。

 

 (5802)

 

 (5820)

 

 (5821)

 

 これら平成14年式・15年式6台の特筆する所は、5715・5716が新製配置が吉塚営業所、5764・5820・5821が新製配置が桧原営業所でありまして、それぞれの中型バス運行路線におきまして活躍しておりました。そして、5764・5802(新製配置田川営業所)・5820・5821が篠栗車庫に転属しておりまして、福岡~篠栗間路線に使用されておりまして、その後大隈車庫に転属した経緯があります。

 

 この他、西工B型架装のいすゞエルガミオも1台(2355)が所属しておりますが、残念ながら収める事ができませんでした。この車に関しましても篠栗車庫からの転属車でありまして、篠栗車庫自体が車両が西鉄本体所有でも西鉄バス筑豊(篠栗支社)で運行されておりましたので、転属により正式に西鉄バス筑豊所有と言う形になっております。

 

 

 さて、所属車全16台中11台の画像をご紹介しましたが、ここからはタイトルにもありますように嘉穂支所~桂川駅間乗車記をご紹介してまいります。

 

 今回乗車しました嘉穂支所~桂川駅間は27番系統となっておりまして、10月廃止の28番系統と途中区間は一緒でもありまして、一部嘉穂総合高校を経由しております。尚、この27番系統も10月の改正で減便が予定されておりまして、毎時1本から日中は2時間に1本の本数に改まる事になっております。

 

 乗車する前に、嘉穂支所バス停周辺の姿をご紹介します。このバス停の通り、嘉麻市嘉穂支所もバス停の近くに存在しておりますし、バス停の近くには酒造場(寒北斗酒造)もありまして、嘉穂支所周辺はのどかな姿も見られております。

 

 (嘉穂支所バス停)

 

 (嘉麻市嘉穂庁舎)

 

 (バス停前の街並み)

 

 (嘉穂支所前バス停近くにある、寒北斗酒造)

 

 

 さて、今回は5693に乗車しまして桂川駅を目指します。この嘉穂支所からは私1人でありまして、その前に西鉄大隈からの乗車もいらっしゃいませんでしたので、実質空気輸送な姿が見られておりました。

 

 この車は、先述のように平成13年式であります。したがって17年経過している訳ではありますが、画像のロールカーテンも痛みが見られておりまして、それだけ経過している事が伺わせております。確かに地域によりましては廃車も出ている同年式でもありますので、この車もいつまで活躍か?と言う事がこの姿からも見える所ではあります。

 

 

 車は、牛隈バス停にやってまいりました。ここから少しの間は旧国鉄→JR旧上山田線の廃止区間を走る事になります。そんなこのバス停からは1名の乗客が乗車しておりまして、2名でその区間を通る事にもなりました。

 

 その先の牛隈交差点から左折しますと旧上山田線廃止区間を走ります。この区間は、番外でもご紹介しましたように、旧上山田線の飯塚~上山田間のほとんどは道路化されておりますので、一般車の場合でしたらかつての姿を偲ぶ事ができます。ただ、このバスの場合は画像の旧大隈駅跡にできております公園を過ぎまして、その近くにあります西牛隈バス停の先の所で左折しますので、実質わずか400メートル足らずしか廃止区間を通りません。

 

 

 車は、県道443号線から県道90号線へと入ってまいります。しばらく走りますと、画像の「道の駅うすい」が見られますが、その向かいには画像にはありませんが嘉麻市碓井庁舎が設けられておりまして、そこに嘉麻市役所本庁舎が入っております。ここの最寄りバス停は嘉麻市役所バス停でありますが、もう1名の乗客がそのバス停で下車しておりまして、以降桂川駅までは私1名となっておりました。

 

 

 画像は碓井交番バス停です。このバス停を見ますと、昔の「西鉄バス」の社章付きのバス停となっておりまして、丸型のバス停である事もありまして正直なつかしさも感じさせる所でもあります。尚、このようなバス停はこう言った地方部に見られているそうでありまして、この路線でもこの先の「土師四区」バス停でも見られております。

 

 (アップ)

 

 

 車は、桂川駅バス停の1つ手前のバス停であります新茶屋バス停を過ぎた所でもあります。結局嘉麻市役所バス停からは乗車する方は誰もいらっしゃらず、その分嘉麻市役所~桂川駅間は私のみしか利用する方はいらっしゃいませんでした。先述のように、この区間は減便される事にもなっておりますので、それほど利用者が少ないのもわからなくはない所でしょうか。

 

 

 こうして、桂川駅に到着しました。車は、その下の画像にもあります、桂川駅駅舎横にありますバス乗場で下車します。尚、ここから乗車される方もいらっしゃらず、しばらくは最後の画像にもありますように、乗客なしで飯塚方面へと走って行っておりました。

 

 

 今回は、大隈車庫の車両と27番系統の乗車記をご紹介しましたが、乗車してみまして正直利用者が少ないなと言う事を実感しました。となりますと、10月の改正で減便される事もわからなくはない所でもあります。また、車両に関しましても今回の廃止・減便、そして大隈車庫の閉所によりまして変化も見られる事には間違いないのではないかとも思いますが、とにかく離脱予定の車両はその時まで、転属予定の車両は引き続き元気に走っていただきたいと思います。

 

 9月30日、2355の内容追加