番外 松山~福岡線「道後エクスプレスふくおか号」、新たな運行会社に瀬戸内運輸も参入! | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 松山~北九州・福岡線「道後エクスプレスふくおか号」は、平成20年に運行を開始ました高速路線バスでありまして、今年6月6日で運行開始から10年を迎えます。

 

 この路線は、当初は伊予鉄道・西鉄高速バスで試験運行の形で運行を開始しておりまして、ライバルには小倉(砂津)港~松山港間を結びます「小倉松山フェリー」の存在もある訳ですが、それでも10年に渡りまして運行してまいりました。

 

 しかし、平成22年に西鉄高速バスが撤退、それに伴いまして、上の画像にあります運行会社が伊予鉄道(画像1、愛媛200か52-08、日野PKG-RU1ESAA~現在は大阪線に転用)と、グループ会社であります伊予鉄南予バス(画像2、愛媛200か53-88、日野QPG-RU1ESBA)の2社で運行されておりましたが、このほど新たな事業者が運行に関わるようになりまして、3社体制での運行となっております。今回ここからは、その新たな運行会社に関しまして収める事ができましたので、皆様にご紹介してまいります。

 

 

 その新たな3社目の運行事業者は、愛媛県今治市に本社があります瀬戸内運輸(せとうちバス)でありまして、これで伊予鉄グループ2社に加えまして、高速路線バスも運行する新たな愛媛県事業者が参入した事にもなりました。

 

 せとうちバスは、先述のように今治市に本社ありますが、既に上の画像・以下画像にありますように東京線「パイレーツ号」も運行されておりますし(この時は専用車によります福岡線代走運行時、愛媛200か52-21、三菱BKG-MS96JP)、他にも神戸・大阪・広島・福山にも路線網を伸ばしておりまして、ともに「しまなみ海道」を通るようになっております。

 

 (以下画像は窓越しからのため、画像が見にくい事はご了承ください)

 

 

 さて、今回はこの路線専用の新車を収める事ができました。今回収めておりましたのは、画像の日野セレガ(愛媛200か56-12、2RG-RU1ESDA)でありまして、今年参入に伴いまして導入されたものでありまして、画像の床下部分にもありますように、仮眠室付きの独立3列シートハイデッカー車両となっております。

 

 私自身も、このせとうちバスの姿は収める機会が少なかった訳でありましたが、正直この参入には驚いたほどでありました。これからは3日おきに福岡でも見る事ができる訳でもありますので、より見る機会は多くなるようではあります。尚、このせとうちバス参入に伴いまして、これまで停車する事がありませんでした今治市内にも今治駅前・今治桟橋と停車するようになっておりまして、せとうちバス参入に伴い、より集客力を高めている事が伺わせております。

 

 

 こうして、せとうちバス運行の松山行き「道後エクスプレスふくおか号」は松山へ向けて発車して行きました。これから約10時間かけて走る事にもなる訳ですが、とにかく安全に運行していただきたいと思いました。

 

 

 今回の「道後エクスプレスふくおか号」のせとうちバスの参入は、恐らく今治停車となるにあたっての参入ではなかったかと思われますが、やはり先述のように小倉~松山間にはフェリーが存在しておりますので、そう言った事から今以上に集客力を集めるためを思いますと、この参入はわからなくはないのではないかとも思います。本当に、今年で運行開始から間もなく10年を迎える事にはなりますが、このせとうちバスこと瀬戸内運輸参入に伴いましてより利用者を得ていただければと思う所であります。