ベリッシマのヨットクラブ体験記(乗船記)3/3 ~素朴な疑問集~
今までのブログではこれらを紹介してきました。
ベリッシマのヨットクラブ体験記(乗船記)1/3 ~客室紹介~
ベリッシマのヨットクラブ体験記(乗船記)2/3 ~サービス紹介~
最後となる今回は、これからベリッシマ、ヨットクラブに乗る人への素朴な疑問を集めてみました。
自分自身も今回初めてのクルーズの旅、ヨットクラブの旅でしたが、出発前は色々疑問に思うことだらけでした。恐らく同じような疑問を感じる人も多いと思いますので、自分が感じた疑問とその結果を用意しました。
※全て個人感想なので実際には違うこと、反論もあるかもしれませんがその点は了承ください。
◯フォーマルな服装って絶対必要?
正直これが一番面倒くさかった笑
別にフォーマルな装い着て、社交界のようなことをやりたくてクルーズに参加したい訳ではない上に、荷物も相当に増えてしまうので、できるなら持っていきたくありませんでした。
子供たちの服装も何もなかったのでわざわざ買ったくらいです。
で、結論としては別に準備しなくてもよかったかも、という感じかもです。
理由としては、フォーマルな格好をすべき日は船内新聞でその日の朝に告知されるのですが、実際にしているのは基本日本人だけ笑
今回も一日だけフォーマルデー(名称はエレガントデーだったので微妙に違うかもですが)があったのですが、律儀にやっているのは日本人だけで、台湾からの乗船客はほぼ誰一人やっていませんでした。
普通にジーパン客やスポーツウェアみたいな服装の人もいて、逆に綺麗な服装しているこっちが浮いてしまったくらいで、ここまで準備したのに、、とむしろ残念な気持ちにすらなりました。
ヨットクラブも台湾人のお客さんが半分くらいだったのですが、ヨットクラブだからといって特別な感じも特になく、別にあえてフォーマルを用意しなくても良かったかなーって今でも思っています。
逆にもう少しベリッシマ側はドレスコードを守らせるようにしてもらいたいかも。。
結論としては、コース料理を出してくれる正規レストラン以外にも船内にはブッフェレストランやほか有料レストランなどあるので、もうフォーマルな格好が面倒くさい人はその日はそっちに行ってしまうのもありかなと思います。
飛鳥やにっぽん丸などもっとランクが上なクルーズ船なら必須でしょうけど、カジュアル船ランクのベリッシマの短期間のクルーズで、日本人客がメインでないなら航路ならあえて不要だと感じましたので、次回乗ることあればもう持っていくのは面倒だし止めるのもありかなと思っています。
旅の思い出にドレスコードをやって楽しみたい人、そういう雰囲気を楽しみたい人はもう少し上位ランクのクルーズ船に乗った方がいいかもです。
◯英語がまったくの苦手なんだけど大丈夫?
もう長く、仕事や日常で英語を使う機会が全く無く、気がつけば自分の英語レベルは中学生程度もなく、もはや幼稚園時レベルです。
簡単な英語ですらこれはどう言うのだっけ?って分からなくなるほど劣化してしまっていますので乗船前は不安でした。昔は大学受験でバリバリ英語を使っていたのにここまで劣化するものかと悲しくなります。
英語なんて少しできれば大丈夫だよ!どうにかなるよ!という口コミが多いなか、自分の結論としては何かと大変すぎた、というのが本音です笑
英語できなくてどうってこなかったよ、どうにかったよ!と安心させたいところ山々なのですが笑
今回、ヨットクラブのレセプションには日本人クルーが1名と日本語を少しできるクルーが2名、計3名の日本語が分かる人がいましたが、常時はいないことと、客室担当のバトラーやラウンジ、レストランには一人も日本語ができませんでした。
超簡単な挨拶程度の日本語を話す人はいましたが、基本的には会話は全て英語です。
なので何か依頼ごとや確認ごとがある場合はレセプションに行って、運良く日本語が分かる人がそこにいればいいですが、いないときは「Is there anyone who can speak Japanese?」とお願いしていました。
残念ながら幼稚園レベルの英会話能力の自分には英語でやりとりを行うことは全く不可能だったので笑
情けなさすぎる話ですが・・・
そして部屋には頻繁にバトラーがやってきます笑
「◯◯(主にサービスのスイーツ)をもってきたぞ」
「ご飯は食べたの?夕食は何時にするんだい?」
「ハロォ~ ○×△☆♯♭○□△☆※(もはや何を言ってるのかすら理解できない笑)」
バトラーも「こいつら、英語を全く理解できてないぞ」とばかりに単語単語で超優しく言ってくれたりするのですが、自分も奥さんも英検10級レベルなので正直言って会話が大変でした笑
なので英語が話せなくても大丈夫だよ―というのは中学生くらいの英語は話せる人に当てはまるワードであって、幼稚園レベルの英語能力しかできない人には大丈夫とは決して言えません!笑
一応オフラインでも使える翻訳アプリも用意していきましたが、それを使い質問したあとに、バトラーが英語でざーーと回答してくるので使い物になりません笑
英語能力の低さに今回心底嫌悪感を感じましたので、もう一度中学生レベルの英会話ができるくらいまでには勉強し直そうと本気で思っています。
ある意味、自分の無能さを知ることができてよい経験となりました。
◯本当に子供も楽しめるの?
これは意見分かれるところかもしれません。
結論的にうちの子(高校生と小学高学年)は微妙でした。
キッズクラブという高校生くらいまでの3つの年齢に分けられた子供専用スペースがあり、そこに入れば色々なゲームが無料でできたり、新しい友達もできたりするようですが、人見知り、場所見知りをする我が子にそこに行かすのは不可能な高次元な話なので、無理して行かせませんでした。
しかも2月のこの時期は日本人の子供乗客はほぼおらず、いるのは春節休みの台湾人の子どもたちばかり。
これはハードルがさらに高すぎです笑
自分も今でこそ誰とでもすぐに話せ、打ち解けられるようになりましたが、子供のころは人見知りが激しく、引っ込み思案気味だったので知らない人や知らない場所に放り込まれる子供の気持ちはよく分かります。。
キッズクラブに入らないとなると、ショーやプログラムは基本的には大人向けの内容ですし、冬の寒さでプールもまだ寒いですし、スパに行ってリラックスなんて子供にとっては楽しい訳もなく、インターネットにも繋がらない毎日は結果的にクルーズはそこまで楽しめるものがなく、子供としてはちょっと暇だったようです。
ヨットクラブもサービス内容は明らかに大人を想定した内容なので、子供にとっては特に魅力に感じるものはなかったようです。
そして(子供たちにはある意味で恐怖だったらしい)頻繁に英語しか話さないバトラーが部屋にくるので、子供としてはそれがとても恐怖だったようです笑
基本部屋に一人で残ることはけっこう嫌がっていました笑
なので親が楽しめそうだから子供もきっと楽しいだろう!子供もなにかきっと楽しみを見つけるよ!と決め込むのは親のエゴかもしれませんので、思春期前後のセンシティブな年頃の子供をクルーズに参加させるならば、予め楽しめそうかどうか、キッズクラブに入りたいのかどうかなど子供と予め相談した上で申し込みした方がよいかもです。
まだ未就学児なら何やっても楽しめるかもですが、思春期前後の子供にとっては、知らない人に囲まれた食事も苦痛でしかなかったようで、あまり楽しみのない5日から10日のクルーズ旅行は本音では地獄のような苦しみだったのかもしれないなーと感じています。
なので、今のところは子供たちに「もう一度クルーズに行きたい?」と聞いても、「ノー!2人(両親)で行ってきていいよ」というオチになっています。
◯揺れないってほんと?
ベリッシマは巨大船だから揺れが少なくて安心!
という広告をよく見ますが、嘘です嘘。
めちゃ揺れます。
特にヨットクラブがあるのは船首部分なので、揺れが最も大きいと言われる船首の部屋は外洋に出ると日によってはけっこう揺れます。
この揺れで我が家の子どもたちは酔ってしまい寝込んでしまった日もありました・・
なので酔い止めは必須ですし、ベリッシマだからといって揺れないことは決してないと思ってもらうのがいいと思います!
◯寄港地は降りたほうがいいの?
なんとなく寄港地では降りたほうがいいのかなと思っていましたが、実際には降りないで船内で楽しむ人もまあまあいました。
自分も石垣島に何度か行ったことがあったので、今回は下船せずに船内で楽しみました。
寄港地日中は船内の人がぐっと減りますので、スパやプールなどガラガラになりますので、あえて降りないのもありだと思います。
◯深夜まで船内は盛り上がってるの?参加したほうがいいの?
自分は寝るのが早いです。毎日23時には寝ていますので、毎晩毎晩パーティーノリでヒャハーーなんてもう無理だぜーと思っていましたが、何の問題もなくこれはクリアできました。
というのも深夜0時をまわると徐々に人が減り始め、気がつけば毎日、6階のメインエリアもこんな感じで人がまばらです。
外には清掃スタッフ以外、誰もいません。
バーも一番遅いところでも深夜2時でクローズします。
意外と健全な?クルーズです。
◯冬でもプールは営業してるの?
デッキ広報には大きなプールがあるし、スライダーもあるし遊んでみたいけど、2月のクルーズはさすがにクローズされてるでしょー
と思っていましたが、なんと普通に営業していました。
沖縄ですらまだ海開きしていないのに笑
ただ、今回天候がずっと悪いこともあり、那覇17度、石垣島15度、基隆13度となぜか南にいけばいくほど天候も温度も悪くなっていきましたので、なかなかな苦行ではありました。
一応プールの温度は温水ではありましたが、とにかく寒かったです。
さらにヨットクラブ専用プールがある19階船首は思いっきり海風が当たるエリアなので、さらに寒いという条件でした。
肌寒いなか、震えながらも遊んでいる家族連れが何組もいたので、我が家もせっかく用意を持ってきたし、一度だけ気合でプールやらスライダーに挑戦しましたが、誰一人後日にもう一度遊びたい、という声は出てきませんでした笑
以上、ベリッシマのヨットクラブ体験記でした。
ヨットクラブに参加しようかどうか悩んでいる皆様の参考になれば幸いです!