ベリッシマのヨットクラブ体験記(乗船記)1/3 ~客室紹介~ | 公務員からの社長ブログ

ベリッシマのヨットクラブ体験記(乗船記)1/3 ~客室紹介~

前々から参加してみたかったクルーズ旅行、当初は2020年に参加予定でしたがコロナ禍が始まってしまいその時は中止に。。

そして今回、ようやく初参加できましたので、その乗船記(体験記)です。

 

今回、家族4人でベリッシマという最近急にメジャーになってきたイタリア客船に乗ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

なかなかこういう機会もないので、悩んだあげく飛行機でいうところのビジネスクラス?のようなヨットクラブというクラスカテゴリーに申し込みしました。

 

ベリッシマの体験情報はあちこちにありますが、ヨットクララブの体験情報や感想はあまり多くありませんので、ヨットクラブに申し込みしようかどうかと思っている方の参考になればと思い色々率直に書いてみます!

※全て個人感想なので実際には違うこと、反論もあるかもしれませんがその点は了承ください。

 

 

日程:2024年2月6日から10日の4泊5日

スケジュール:那覇→石垣島→台湾(基隆)→那覇

部屋:ヨットクラブのデラックススィート

乗客数:日本人1300名、台湾人2500名、その他100名

 

 

2月の閑散期だし、ベリッシマも混んでないだろうなーと思って予約したのですが、大変なことを見落としていました。

 

今回のクルーズではベリッシマはそもそも日本人をターゲットにしておらず、台湾人がメインターゲットいうことを!

 

自分もすっかり見落としていたのですが、2月10日から春節でなんと台湾は1週間以上の長期休みだったのです。

日本から見れば那覇発のクルーズですが、ベリッシマの本当の狙いは、

台湾(基隆)→那覇→石垣島→台湾(基隆)

と春節休暇の台湾人だったのです笑

 

 

もちろん船内は台湾人だらけで、船内アナウンスも英語→中国語→日本語の順番と完全に我ら日本人は第2集団でした笑

 

ただ全く意図せず、春節の新年に立ち会えたことは幸運でした。

台湾人、日本人関係なくカウントダウンで盛り上がったのはよい思い出です。

 

 

 

 

では、早速ヨットクラブの体験記です。

この前編では客室の感想を、後編はヨットクラブのサービスとありがちな疑問点をまとめました。

 

 

【ヨットクラブの客室】

ベリッシマには全2200室ちょっとあるらしく、そのうちヨットクラブには計4種類の部屋が約100室あるみたいです。

一般的に旅行会社が募集しているのはデラックススィート(バルコニー付)という部屋で最も多く約80室あります。

今回私が予約したのもこの部屋。

 

中はこんな感じ。

 

 

25平米ほどでけっこう豪華な感じです。

クラブフロア付きの色々なホテルにも過去に泊まったことがありますが、ベリッシマは部屋が狭いくらいで設備やクオリティーとしては遜色のない感じだと思います。

 

 

 

トイレ周りはこんな感じ。

 

 

 

ベリッシマのトイレットペーパーはキッチンペーパーみたいに固いからトイレットペーパーを持っていったほうがいい!という口コミがあちこちにあったので、コストコのどでかいトイレットペーパーを持っていったのですが、ヨットクラブのトイレットペーパーは日本製の柔らかいトイレットペーパーでした。

 

持ってきたこれどうする!?と奥さんとなりましたが、また持って帰るのも邪魔なので結局コストコのトイレットペーパーを5日間使いました。

 

アメニティは歯ブラシ関係や髭剃り、綿棒がないくらいであとは日本のシティーホテルと同じような感じです。

ヨットクラブの部屋だけにはスリッパやバスローブもありました。

 

スリッパがないと凍えてしまう冷え性の自分は、スリッパはベリッシマにはないという情報を知ってわざわざスリッパを持っていったのに出番ありませんでした笑

 

シャワーの水圧はあまり強くなく、いきなり高温になったりと快適なシャワー生活とはなりません笑

さらにシャワー室には扉もないので、外に水が出ないよう少しだけ気を使います。

 

 

ちなみにヨットクラブの人は7Fにあるサウナやジャグジーのスパ(アウレア・スパのサーマルエリア)を無料で利用でき、そこを浴槽代わりに使う人もいるようですが、はっきりいってイマイチでした。

わたしも奥さんも「ガラガラでいいけど、このスパが(ベリッシマの)一番残念賞だね」と共通認識になるくらいのスパです。理由としては、

 

・とにかくジャグジーのお湯がぬるい

・サウナも複数種類があるがどれも温度が低すぎて汗がでてこない

・全般にスパ内が少し肌寒く、どこにいても体が冷えてくるので長時間いるのは厳しい

・リラックス目的のスパなので体を洗うところなんてものはない(当たり前だけど)

・昼寝する部屋だけはポカポカして昼寝しやすい

 

こんな感じで、これで1回80ドルとなんでも高いベリッシマの中でも最もコスパ悪いのがこのスパだと思います。

 

ただヨットクラブの人は何回入ってもタダなので、ぜひ一度行ってみてください。日本のサウナとは逆の意味で違っていてそれはそれで楽しめるかもしれません。奥さんは一度きりでしたが、自分は不満ながらもこれで1回80ドルなら行っておくかーと結局3回も行きました(本当に不満なのかよという話ですが笑)

 

 

ちなみにスパのコインロッカー、超難関の初見殺しでほぼ全ての人が使い方に悩むと思いますので、使い方を書いておきます。ロッカーに日本語説明が少しだけ書かれていますがあれで操作できる人はまずいないはずです。

 

自分も使い方が分からず「やべー早く行かないと奥さんに怒られる・・」とあたふたし、更衣室から出るのに15分ほどかかってしまいましたが、結局奥さんも使い方が分からなかったようで、その場に居た他日本人乗客とああだこうだと試して更衣室に入ってから25分後に出てきました笑

 

1)ロッカーに付いている縦長ロッカーキーのスイッチが横向きになっているものが使えるロッカーです。縦向きは使用中(ロック中)なので使えません(ロッカーがそもそも開きません)。ロッカーは40個くらいあったと思いますが、常時半分以上、時にはほとんどが縦向きで閉まっています。これは何も利用者が多いから閉まっている訳ではなく、恐らくみんなやり方を理解せず誤って閉めてしまった敗北の残骸と思われます。


2)失敗してもいいようにまずは荷物を入れずに試しましょう。入れて失敗したら終わりです。スパのレセプションは一切日本語は通じません。
 

3)横向きのキーを縦にし、ナンバーキーに好きな暗証番号を4つ入力します。

数秒間空け、また同じ暗証番号を4つ押します。
その後、ナンバーキー一番上に付いているよく分からないマークのボタンを押せばロックがかかります。
↑最後にマーク(ロックキー?)を押すのがポイント。これが分からず、あれ?ロックかからねー4つの暗証番号を押せって書いてのに、どうするんだこれ!?とごちゃごちゃ操作しているうちに完全に何番でロックがかかったのかも分からなくなり、オープンすることもできずにゲーム終了、となる人が多数っぽいです笑


4)開けるときは設定した4つの暗証番号を押したのちにキーを横向きにすれば解除になります。
 

以上余談でしたが、ぜひスパに行かれてみてください。

たまたま冬だったので温度が低いだけだったかもしれないので、ぬるくないなら十分に楽しめるとは思います。

 

 

 

話を元に戻します。

部屋の冷蔵庫は飲み放題です。

ただ船内ほとんどがヨットクラブの人は飲み放題なのでほぼ利用しませんでした。

 

 

部屋には毎朝、毎日新聞が届けられます。毎日新聞以外はないようです。

しかも普通の新聞紙とは違い、カラーコピーしたような紙で配布されており、微妙に印字が滲んでいたりして読みづら笑

 

 

そして部屋内で一番驚いたのがこれ。

とにかく毎日毎日、何かしらバトラーがスイーツを持ってきます。

 

 

 

 

 

夕方であったり、20時頃であったり、決まりがあるのかないのか分かりませんが、とりあえずこれ食べろよ、と言わんばかりに持ってきます。

 

初日には夕食後にいきなり、「乗船ありがとう。ウエルカムワインだ」と既にお腹いっぱい、酔っているタイミングでワインとフルーツ盛り合わせを持ってこられてどうするんだこれ、となました笑

 

 

 

あと18時から19時の間にも2回目のベットメイキングもしてくれます。

タオル交換や要望あればベットメイキングもまたやってくれるのですが、日中も気にせずにバスタオルを使えたりして、これがなかなか便利でした。

 

 

以上、ヨットクラブの客室紹介でした。

ちなみにほぼどの旅行会社でも紹介されていないのですが、ヨットクラブの専用エリアには窓のない内側部屋も10部屋ほどあります。

 

今回そこに泊まっている人もいたようなので、どこかしかで申し込みできるのだと思います。

恐らく窓がない分、価格も抑えられていると思いますので、ヨットクラブのサービスをできるだけ安く利用してみたい、と思う人にはとてもいいかもしれません。

 

 

では、続いて後編の「ヨットクラブのサービス紹介」です。