神棚の榊(さかき)! | 皇后八幡神社のブログ

皇后八幡神社のブログ

広島県三原市須波西にある「皇后八幡神社(こうごうはちまんじんじゃ)」のブログです。

榊と言えば、現在はツバキ科の常緑樹を言いますが、古くは

 

常緑樹の総称として使われていました。常緑樹は冬でも枯れる

 

ことなく、常に青々とした葉が生い茂り、古来この樹木によせる

 

特別な信仰がありました。青々と茂る樹木は、生命力の象徴で

 

あり、また生気を宿すものとも考えられ、玉串として御神前に

 

お供えしたり、お祓いに使ったり様々な神事においても古くから

 

用いられてきました。

 

記紀神話の中でも真榊が重要な場面で登場し、重視されている

 

事がうかがえます。

 

一方、榊の植生していない地域では、同じツバキ科のヒサカキを

 

用いたり、杉や樫などを用いたりします。お正月の門松などにも

 

松が御神木として重視されます。

 

これらのことからも、家庭の神棚には、常に新鮮な榊をお飾り

 

するよう心掛けたいものです。