蓮始開(はすはじめてひらく)とは七十二候の小夏の次候で
蓮の花が開き始めるという意味で、7月12日から7月16日頃
までを言います。
泥の中からすっと茎を伸ばし花が咲きます、花は4日で散って
しまいます。
「泥(でい)より出でて泥にそまらず」と言われ、美しい花が、泥
の中から花開く姿が、清らかさの象徴となりました。
また、植物の中でも最も古いものの一つとされ、2000年前の
地層から発掘された種が、1951年に開花の成功を見ました。
深い眠りから覚めた蓮は「古代ハス」と呼ばれ全国に、広が
っています。
古代ハス
花は美しく、根は美味しい蓮根として、私たちを楽しませてくれ
ています。また茎の繊維で織物もおられていたようです。
花、葉、茎、種なども食用になり、すべてにおいて役に立って
くれている、蓮根に感謝しつつ、楽しみたいものですね。