古来より5月5日に男の子の健やかな成長を願う行事が行われて
きました。もともとは病気や禍を避ける行事が、菖蒲が使われてい
たことから「尚武」と言う言葉をかけて男の子の誕生と成長を願う
行事になっていきました。戦後、祝日法で子供の日が制定される
時に5月5日と言う意見が大多数であったことから、1948年7月
20日に子供の日として公布、即日施行されました。「子供の人格
を重んじ子供の幸福をはかるとともに、母に感謝する日」とあります。
子供の日と言えば鯉のぼりを飾りますが、これは鯉が強くて流れ
の速い川でも元気に泳ぎ回り、滝さえも上ってしまう魚であること
から、元気でたくましく育って欲しいとお願いする意味があります。
五色の吹き流しは、子供の無事な成長を願って、禍を祓う願いが
込められています。
柏餅は子孫繁栄の縁起物です。しょうぶ湯に入ることは強いにおい
で病気や邪気を祓うとされています。
今日はとてもお天気も良く、鯉のぼりも鮮やかに泳いでいます。
柏餅を食べて、しょうぶ湯に入って、母に感謝しながら、子供たち
の幸せを願いましょう